aerosmith_1

エアロスミスのデビュー・アルバム『AEROSMITH (野獣生誕)』の50周年記念レジェンダリー・エクスパンデッド・エディションCD3枚組。ちょうど某誌にエアロの他のアルバムについて書くところだったので、その勢いで、到着したばかりのコチラも聴き倒して。やっぱり初来日の武道館を観に行って、アリーナで揉みクチャにされたヒトだからして、初期エアロスミスには思い入れが深い。この拡大版も、発売を知って30秒だけ逡巡し、速攻でポチってしまった。

CD3枚組の中身は、アルバムのオリジナル・ミックス、2024リミックス、73年のライヴ+未発表スタジオ・トラックが各ワン・ディスクづつ。記憶の中のエアロ1stは、ゴリゴリした音のエラく粗野で荒削りな印象だったが、2024リミックスを聴いてビックリ、メチャメチャ聴きやすくなってる。もちろんギターのワイルドな音作りとかは当時のままだけれど、音数自体は多くないので、低音のバランスを調整して音圧を上げた程度なのに、結構イメージが変わった感じ。やっぱりこの70年代頃のレコーディングって、録り音自体がなかなか良かったんだろうな。メロトロンが奏でるチープなストリングスが前へ出てきた<Dream On>とか、カウントから始まってブラスが強調された<Mama Kin>とか、メチャ新鮮。思わず聴き入っちゃいます。

disc-3のライヴは、73年3月に地元ボストンのクラブ:ポールズ・モールで録音されたFMラジオ用の音源。78年の『LIVE BOOTLEG』に収録されていた<I Ain't Got You><Mother Popcorn>がこの音源からで、そのフル・ヴァージョンがお披露目されたことになる。ライヴで鍛え上げたバンドだけあって、デビュー直後にも関わらず、演奏は意外に端正。ジェームス・ブラウンのカヴァーである<Mother Popcorn>なんて、初めて聴く人はタイトなバンド・アンサンブルに結構オドロくんじゃないかな?

disc-3後半の未発表スタジオ・トラックは、比較的最近になって発掘された音源だそうで、録音は72年後半のもの。驚いたのは<Joined t The Hip>で、コレ、後の<Sweet Emotion>の原型だ。あのお馴染みのリフを下敷きに、延々とジャム・セッションが繰り広げられるのだが、リフのリズム・アンサンブルはこの時点でほぼ完成していて、あとはスティーヴンが歌詞を書いて、それに合わせて構成を練り直せば OK…っぽい。<Sweet Emotion>好きとしては、コレが聴けただけでもかなり価値があるな。





《amazon》

《Tower Records はココから》

《amazon》

《Tower Records はココから》

《amazon》

《Tower Records はココから》