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和久井光司 責任編集『アイリィッシュ・ロック完全版』を献本していただいた。すぐに読み耽りたいけど、書きモノがドン詰まりで時間が取れない。なので、集中力が落ちてしまったタイミングで、気分転換にチラチラと。BGMは、そこでも大きく取り上げられているロリー・ギャラガー『IRISH TOUR '74』で。

和久井さんもイントロ的に書かれてたけど、自分もアイルランドを初めて意識したのは、ポール・マッカートニー&ウイングスのシングル<アイルランドに平和を>だった。<My Love>がポール・ソロへの入り口だったから、当然遡って知った。曲は大したコトなかったけど、このとき初めて、イギリスとアイルランド、スコットランドの関係性を、中学生なりに理解したのだ。

その後は御多分に洩れず、アイルランドの音楽と言えばフォークとケルト音楽をイメージ。ロリー・ギャラガーやシン・リジーを聴いて、「あぁ、アイルランドなんだな」という意識は持っていたが、英国フォークやケルティックの看板の下に、英国産もアイルランド産も一緒くたに扱われていることは、「言われてみれば…」という感じ。一般的な日本人の感覚では、アイルランドもスコットランドも、みんなまとめて英国系。でもルーツはハッキリ違うんだよな。

『アイリィッシュ・ロック完全版』で大きく取り上げられているのは、ゼムとヴァン・モリスン、ロリー、リジーにゲイリー・ムーア。とりわけ自分的には、ゼムとヴァン・モリスンが知識不足。アルバムはそこそこ持ってるけれど、『MOONDANCE』などのソロ初期を除くと、全然聴き込みができてない。ロリーもチャンと抑えたのは80年代初めまで。テイストなんかも大好きで、アレを聴くとクラプトンが全然ヌルく思えてしまう。

『その他のアイリッシュ・バンド〜』の項目では、いわゆるパブ・ロック勢も紹介されていて、人種混交のクランシーなんてチョッと意外。アンドウェラ/デイヴ・ルイス、それにポール・ブレディなども、このチャプターに。そうそう、テイストのリズム隊と、ジム・クリーガンが組んだスタッドが1ページ使ってまるまる紹介されているのもニンマリ。クリーガンはファミリーやコックニー・レベルに参加したり、当時結婚していたリンダ・ルイスを支えたり、その後ロッド・スチュワート・バンドの参謀役を果たしたりと、なかなか名脇役だったのよ。

いやぁ、チラ身だけでも勉強になります。

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