leon russell_paradise years

このところ、自分のトーク・イベントやら何やらで、レオン・ラッセルに考えを巡らせる機会が多かった。そうしたら、タイミングよく、こんなクラムシェル・ボックスものが。しかも代名詞であるスワンプ・ロック期=シェルター・レーベル時代の箱モノではなく、クロスオーヴァーしたポップ指向を突き進んだ時期、すなわちレオン自身のレーベル:パラダイスで制作を続けていた76〜81年が対象だ。

このボックスは、輸入盤特有の簡易紙ジャケCDが4枚入った箱モノ。内容的には、Disc1には、パラダイス・レーベル第1弾となったレオン&メアリー・ラッセル『WEDDING ALBUM』(76年)に、アル・ジャロウによるカヴァーで有名な名曲<Rainbow In Your Eyes>のシングル・ヴァージョンなど2曲をボーナス追加。レア・グルーヴ方面で再評価されたように、意外なほどのシティ・グルーヴにまみれた1枚で、なおかつリン・ドラムのプロトタイプを駆使している。そう、開発者のロジャー・リンは、元々はレオンのバンドのギタリストだったのだ。

Disc2に入ってるのは、それに続く夫婦デュオ第2作『MAKE LOVE TO THE MUSIC』(77年)と、メアリーが79年に出した単独作『HEART OF FIRE』の2枚。そしてここにもシングル・ヴァージョンを2曲追加している。Disc 3は、リオンの78~79年のソロ・アルバム『AMERICANA』と『LIFE AND LOVE』にボーナス1曲追加。Disc4は、ニュー・グラス・リヴァイヴァルとの共同名義による80年の『THE LIVE』+シングル・ヴァージョン2曲をボーナスで。

このパラダイス期のアルバムは、USでもCDで出ていたし、日本では自分のヴィヴィッドでの Light Mellow 's Choice シリーズで紙ジャケにもした(THE LIVE以外)。だから1〜2枚お持ち、という方は少なくないと思う。でも中途半端な方は、ココで一気に揃えてしまうのも妙案ではないかな? シェルター期に比べりゃ地味だけど、<Rainbow In Your Eyes>に象徴されるように隠れた好曲があったり、ライヴではピアノ弾き語りの<Over the Rainbow>とか、ビートルズ、ストーンズ、レイ・チャールズあたりのカヴァー曲が楽しめたりする。これまでレアだったシングル・ヴァージョンなども7曲あるし。

レオンの雑食性をライトメロウ感覚で楽しむなら、なかなか手っ取り早いボックスなのよ。

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