Bill labounty 026

待望中の待望、ビル・ラバウンティ 12年ぶりのニュー・アルバム『LOVE AT THE END OF THE WORLD』が届いた。…といってもフィジカルはまだ日本に入ってきていないようで、現時点ではサブスクや配信で聴くのみ。今のところ日本盤が出る予定はないようなので、大手ミュージック・ショップで輸入盤をオーダーするか、海外サイトで購入して個人輸入するか…。何れにせよ、日本で安定流通するまでには、しばし時間が掛かるかもしれないけれど…。

ビルは 23年にフランスの実業家(兼ミュージシャン)から声が掛かり、パリで現地ミュージシャンを従えたライヴを開催。そこから話が広がって、ニュー・アルバムの制作が決まり、パリを再訪してレコーディング。25年になってアルバムが完成した。ビル自身がSNSでフランス・レコーディングのことを発信していたが、制作ペースはかなりゆっくり。自分も半年くらい前に、ようやく全貌をチラリと聴くことができて、これはイイ出来、と楽しみにしていた。まぁ、その時は国内盤が出せるという前提だったんだけれど…

前2作、09年『BACK TO YOUR STAR』と14年『INTO SOMETHING BLUE』は、かつての名盤群に比べるとかなりブルージーな作風で、ビルらしさは色濃かったものの、日本のAORファンには少々渋すぎる内容だった。でもこのアルバムは、スターターのタイトル曲で明らかなように、なかなかグルーヴィーなテイスト。さすがにそのノリは続かないものの、前2作よりは馴染みやすいように感じる。

フランス録音なので、名の通ったミュージシャンはいない。けれどジム・ウェザリーとの共作<When Blue Was A Color>は、彼の08年作『AUTUMN'S LIGHT』に提供したもの。他にもラス・タイトルマンや奥方ベッキー・フォスターが曲作りに名を連ねる。そしてラストにボーナス・トラック的な<Livin' it up>が、 ナターシャ・サン・ピエールとのデュエットで。おそらくは下の世代のミュージシャンが多いのだろう、プログラムやデジタル機材も普通に鳴っている。けれど、それがまったく自然で、気にならない。そのあたり、まずは下のリンクからご確認を。

アートワークのサングラスにさり気なく鍵盤が映っているけれど、そういう絶妙な隠し味が効いているアルバムでもあるかな。








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