
元シカゴのジェイソン・シェフ、元ラスカル・フラッツのジェイ・ディマーカス、元ジャーニーだったディーン・カストロノヴォに、ナッシュヴィル界隈でセッション・ギタリストとして活躍しているクリス・ロドリゲスとトム・ヤンクトンの5人が結成したジェネレーション・ラジオの2作目。ひと昔前なら、スーパー・グループとして持て囃されていそうだけど、どうもそうじゃないのは、このレヴェルの組み合わせでは誰も驚かなくなったか、そもそもスター・プレイヤーがジェイソン・シェフだけだからか、あるいはバンド名の通り、往年のヒット曲のカヴァー・バンド的にスタートしたオッサン・バンドだからなのか。まぁ、どれもそれなりに当たっていそうだけど。
しかも準看板格のディーンがジャーニーに復帰してしまい、その後釜がスティーヴ・フェローニ。彼もアヴェレージ・ホワイト・バンドやトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズで活躍し、エリック・クラプトンのサポートなどでもプレイした一流セッション・ドラマーだけど、立ち位置としちゃ堅実な実務派で。ドラム・スタイルも全然違うし、ヴォーカルもイケてたディーンの後任じゃ、ちょっと分が悪い。もしかしてキャリアやネーム・ヴァリューを重んじたのかしらね。
…とは言え、蓋を開けてみたら、全12曲中4曲はディーンが叩いている。彼は、デビュー作が出る前にはもうジャーニーに出戻っていたから、前作と同時期の録音曲をそのまま収めているワケね。しかも残り8曲はフェローニかというと、実は5曲だけ。他3曲はジェイ・ディマーカスに近いセッション・ドラマーが叩いている。調べてみたら、彼が制作した『CHICAGO XXXVI』や、ジョー・コッカー、セリーヌ・ディオン、マイリー・サイラスあたりのセッションにも参加していたドリアン・クロージャーという人。もしフェローニが参加してなかったら、この人が2代目ドラマーになる可能性もあったのか?
で、内容的には、あらかた予想通りというか。前作はかなりアリーナ/産業ロックしていた感があるけど、今回はイイ意味でもっと軽く、ジェイやトム・ヤンクトンのポップ・カントリー・テイストもそこはかとなく。一番ロック色を漂わせていたディーンが居なくなったので、当然の流れと言えるが、イタリアのメロディック・ロック・レーベルFrontier所属だから、そのあたり、どうなのだろう。自分的には全然聴きやすくなった感があるが。
前作でデビューするにあたり、結成時のカヴァー・バンド的カラーを抑えてオリジナル中心にしたのは、今回も同じ。そこにメンバー由来の関係リメイクや、往年のヒット・カヴァーを投入するスタイルも、前作に準じている。その中で今回耳を奪われたのは、クリス・ロドリゲスの存在。彼が提供した<Grass Is Greener>、コレがイイのだ。彼の22年の2ndソロ『ALL THE BEST OF EVERYTHING』からのセルフ・カヴァーだが、彼の歌声は他のメンバーより野太くて、程よいアクセントを作る。ディーンがいたら目立たなかっただろうど、今のラインアップでは貴重。ケニー・ロギンス<I'm Alright>のカヴァーも、クリスが一時ケニーのツアー・サポートをやっていた関係なのだろうが、こういう楽しいロックン・ロール・チューンを持ってきたコトで、彼のキャラが立っている。対してジェイソンはシカゴの<You're The Inspiration>をカヴァー。でもそちらは、本家とほぼ同じアレンジで既聴感ビシビシ(オリジナルはピーター・セテラがヴォーカル)。リメイクの必要性が感じられないのに、クリスの方は全然新鮮に聴けるのだな。
他にもラスカル・フラッツ<These Days>をセルフ・リメイク。トムが歌うホワイトスネイク<Here I Go Again>は結成当時からのライヴ・レパートリーで、アディショナル・ギターがダン・ハフなのが嬉しい。シカゴ・ファンはジェイソンに期待大なのだろうが、リード・ヴォーカルはフェローニを除く4人の持ち回りで、ジェイソンだけが突出するコトはない。でもソレで正解。彼のヴォーカルはやっぱりシカゴ時代のイメージが強すぎて、彼もまたそれを堅持している。でもソレなら自分のソロで演ればイイんじゃない?、というのが自分の考え。2枚目のソロなんて、まさにそうだった。レーベルの意向もあるだろうけど、ライヴ用のファン・サーヴィスならまだしも、スタジオ新作でまた<You're The Inspiration>は要らんなぁ…。自分はジェイソンに、シカゴ時代にお蔵入りしかけた『STONE OF SISYPHUS』を髣髴とさせるような、もっとクリエイティヴィティ溢れるトラックを期待したいのだ。新曲<Montana Sky>は悪かナイけど。
確かにバンドのスタート時点は、ラスカル・フラッツとジャーニーとシカゴを融合させるアイディアだったかもしれない。けれどそこはもうブレイクスルーして、オリジナル中心で勝負してほしいモノよ。
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《Tower Records はココから》
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…とは言え、蓋を開けてみたら、全12曲中4曲はディーンが叩いている。彼は、デビュー作が出る前にはもうジャーニーに出戻っていたから、前作と同時期の録音曲をそのまま収めているワケね。しかも残り8曲はフェローニかというと、実は5曲だけ。他3曲はジェイ・ディマーカスに近いセッション・ドラマーが叩いている。調べてみたら、彼が制作した『CHICAGO XXXVI』や、ジョー・コッカー、セリーヌ・ディオン、マイリー・サイラスあたりのセッションにも参加していたドリアン・クロージャーという人。もしフェローニが参加してなかったら、この人が2代目ドラマーになる可能性もあったのか?
で、内容的には、あらかた予想通りというか。前作はかなりアリーナ/産業ロックしていた感があるけど、今回はイイ意味でもっと軽く、ジェイやトム・ヤンクトンのポップ・カントリー・テイストもそこはかとなく。一番ロック色を漂わせていたディーンが居なくなったので、当然の流れと言えるが、イタリアのメロディック・ロック・レーベルFrontier所属だから、そのあたり、どうなのだろう。自分的には全然聴きやすくなった感があるが。
前作でデビューするにあたり、結成時のカヴァー・バンド的カラーを抑えてオリジナル中心にしたのは、今回も同じ。そこにメンバー由来の関係リメイクや、往年のヒット・カヴァーを投入するスタイルも、前作に準じている。その中で今回耳を奪われたのは、クリス・ロドリゲスの存在。彼が提供した<Grass Is Greener>、コレがイイのだ。彼の22年の2ndソロ『ALL THE BEST OF EVERYTHING』からのセルフ・カヴァーだが、彼の歌声は他のメンバーより野太くて、程よいアクセントを作る。ディーンがいたら目立たなかっただろうど、今のラインアップでは貴重。ケニー・ロギンス<I'm Alright>のカヴァーも、クリスが一時ケニーのツアー・サポートをやっていた関係なのだろうが、こういう楽しいロックン・ロール・チューンを持ってきたコトで、彼のキャラが立っている。対してジェイソンはシカゴの<You're The Inspiration>をカヴァー。でもそちらは、本家とほぼ同じアレンジで既聴感ビシビシ(オリジナルはピーター・セテラがヴォーカル)。リメイクの必要性が感じられないのに、クリスの方は全然新鮮に聴けるのだな。
他にもラスカル・フラッツ<These Days>をセルフ・リメイク。トムが歌うホワイトスネイク<Here I Go Again>は結成当時からのライヴ・レパートリーで、アディショナル・ギターがダン・ハフなのが嬉しい。シカゴ・ファンはジェイソンに期待大なのだろうが、リード・ヴォーカルはフェローニを除く4人の持ち回りで、ジェイソンだけが突出するコトはない。でもソレで正解。彼のヴォーカルはやっぱりシカゴ時代のイメージが強すぎて、彼もまたそれを堅持している。でもソレなら自分のソロで演ればイイんじゃない?、というのが自分の考え。2枚目のソロなんて、まさにそうだった。レーベルの意向もあるだろうけど、ライヴ用のファン・サーヴィスならまだしも、スタジオ新作でまた<You're The Inspiration>は要らんなぁ…。自分はジェイソンに、シカゴ時代にお蔵入りしかけた『STONE OF SISYPHUS』を髣髴とさせるような、もっとクリエイティヴィティ溢れるトラックを期待したいのだ。新曲<Montana Sky>は悪かナイけど。
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でも、音楽を聴くと悪くないんです(笑)。
ただ、正直に言うと、「なんか足りないんだよな。」ですね
シェフは、このバンドに至るまでも、結構色々なメンツとセッション的な共演をしているみたいですね!
そのセッションも何か単発的と言うか、居場所を探している最中だったのかも知れませんが、勿体ないなと思っていました!
フロンティアーズ レコードって、MTBが出している所で、メロハーとかお得意な所ですよね!
バンドの顔としては、シェフなんでしょうが、レーベル的にはディーン・カストロノバの方がハード寄りなんで合っていたし、実は裏の目玉だったのかも知れませんね!
まぁ、ディーン・カストロノバは、ジャーニーのスティーブ・スミスの永遠の虎と言いますか、仲違いして脱退した時には、一番に声がかかる人だから止むを得ないのかも知れません。
個人的には、フェーロ二は初期のAWBでファンクの頃のドラミングが好きなんですよ!後釜でバンド参加で、ちょっと静かと言うか、スタジオミュージャン的ですね。
次のアルバムまでしっかりバンドが続いて、過去のヒット作に頼らないでアルバム作りをしたら、良い物が出来るかも知れません。