
気がつけば5月。今月は、仕事的にはJ-Fusionまみれの1ヶ月になる予定。自ずとココでもJ-Fusionが多くなるかな。そこで今月の皮切りは、先週4月下旬にCD / Vinyl でリマスター再発された深町純の代表作『ON THE MOVE』(78年)。多方面に活躍していた深町さんが J-Fusion シーンを牽引役の一人になっていた頃の作品で、当時のニューヨークのトップ・プレイヤーと合間見えて制作している。自分的には、リリース直後はまだ聴いてなくて、コレのライヴ盤である『深町純&The New York All Stars Live』を聴いたのが先だった。
参加したのは、スティーヴ・ガッド(ds)、アンソニー・ジャクソン/ウィル・リー (b)、エリック・ゲイル/バリー・フィナティー (g)、リチャード・ティー (pf)、 マイク・マイニエリ(vibe)、ブレッカー・ブラザーズ (horns)、デヴィッド・サンボーン/ロニー・キューバ (sax)、サミー・フィゲロア/クラッシャー・ベネット (perc) 等などの、錚々たるメンツ。ヴォーカルにはソロ作があるユランダ・マックロウを始め、ラニ・グローヴス、ザック・サンダース、フランク・フロイドら。それこそ自分は、スタッフとブレッカー・ブラザーズが一緒になって攻めてきた、と思った。フランク・フロイドは当時、ラルフ・マクドナルドとジェリー・ピータースらが組んでいたニューヨーク版TOTO、とでもいうべきザ・ライターズで歌っていたな。
深町の作品群は、今でこそ、デビュー時のピアノ系シンガー・ソングライター作品から、オーディオ・レコード、誕生間もないシンセサイザーの可能性を追求した実験的レコード、ピアノ・ソロ作品まで、あらゆるアルバムが復刻されている。でもこの当時は、一般的に歌謡曲のアレンジャー、セッション・キーボード奏者として頭角を現してきた頃で。筆者は高中正義や井上陽水のアルバムで深町の名をインプットしたはずで、『TAKANAKA II』の涼やかなソリーナの音に惹かれていた。高校生だった自分の印象としてはは、“何だかんだか いろんなコトをやってる人だなぁ…”と。世のフュージョン・ファンの多くも、『ON THE MOVE』や『THE NEW YORK ALLSTARS LIVE』辺りが深町作品に入るキッカケのはずで、その前のトライアングル・セッションから知ってたフリークは、もう70歳代絡みじゃないかな? そういや深町さんが開いたライヴ・ハウスFJ's に初めてお邪魔した時、他の方のライヴだったんだけど、生前の深町さんがお店にいらして、ポロンポロンとピアノをいじっていた。あの時はちょっと研究者っぽい風貌で、チョッピリ近寄りがたい雰囲気だったなぁ。
…とはいえ、NHKの時代劇『早筆右三郎』のテーマ曲だった<Deperture In The Dark>だけは、早くから耳にしていて。時代劇のテーマにしちゃあプログレッシヴなインストでカッコイイぢゃん、と思ったが、その時は「誰の曲か?」までは追いかけず、後になって「深町サンだったか!」と。久々に聴くと、故アンソニー・ジャクソンのエフェクティヴなベース・ワークが凄まじく。後々アンソニーはエレクトリック・コントラバス(6弦)を開発し、自分のシグネイチャーにしていくが、その前ぶれたる重量級のプレイが炸裂している。もちろん深町さんのドラマチックなアレンジや才気走ったピアノ・プレイも、後ろで煽りまくるガッドのドラミングも卒倒モノ。
ちなみに今回のリイシューでは、まさに『早筆右三郎』のテーマとしてタイトル・バックに流れていたオリジナル・ヴァージョンがCDのボーナス・トラックに初収録。こちらは正式なメンバー・クレジットはなく、劇伴の録音には山内テツ(b)、山木秀夫(ds) の3人で臨んだ、という記録だけが残るそう。でもこのヴァージョンを聴くと、深町さんのピアノとシンセによるマルチ・プレイとしか思えず、ベースもシンセ。ドラムはおそらく村上ポンタ秀一が、スティーヴ・ガッド風に叩いているんじゃないか、と思われる。コレは実は、当時のポンタさんのお得意パターン。当時のカーラ・ブレイのアルバムなんか、ダブル・ブッキングしたガッドの代わりに自分が叩いた(クレジットはガッドのまま)、と暴露しているほどなのだから。
またタイトル曲<On The Move>は、グレン・ミラー風のビッグ・バンド・サウンドをフュージョンに落とし込んだモノで、楽しいメロディと共に、リチャード・ティーのゴスペル・ピアノがスタッフ張りに大活躍。ガッドの短いソロもある。
その他、マイク・マエニエリの代表曲へのアンサー・ソング<You're Sorry>とか、『THE NEW YORK ALLSTARS LIVE』デモたっぷり聴かせた<Dance Of Paranoia Op.2>なども。
高中やカシオペアもイイけど、J-Fusionを語るにはコレも欠かしちゃイケナイのよ。
《amazon》
《Tower Records はココから》
《amazon》
《Tower Records はココから》
深町の作品群は、今でこそ、デビュー時のピアノ系シンガー・ソングライター作品から、オーディオ・レコード、誕生間もないシンセサイザーの可能性を追求した実験的レコード、ピアノ・ソロ作品まで、あらゆるアルバムが復刻されている。でもこの当時は、一般的に歌謡曲のアレンジャー、セッション・キーボード奏者として頭角を現してきた頃で。筆者は高中正義や井上陽水のアルバムで深町の名をインプットしたはずで、『TAKANAKA II』の涼やかなソリーナの音に惹かれていた。高校生だった自分の印象としてはは、“何だかんだか いろんなコトをやってる人だなぁ…”と。世のフュージョン・ファンの多くも、『ON THE MOVE』や『THE NEW YORK ALLSTARS LIVE』辺りが深町作品に入るキッカケのはずで、その前のトライアングル・セッションから知ってたフリークは、もう70歳代絡みじゃないかな? そういや深町さんが開いたライヴ・ハウスFJ's に初めてお邪魔した時、他の方のライヴだったんだけど、生前の深町さんがお店にいらして、ポロンポロンとピアノをいじっていた。あの時はちょっと研究者っぽい風貌で、チョッピリ近寄りがたい雰囲気だったなぁ。
…とはいえ、NHKの時代劇『早筆右三郎』のテーマ曲だった<Deperture In The Dark>だけは、早くから耳にしていて。時代劇のテーマにしちゃあプログレッシヴなインストでカッコイイぢゃん、と思ったが、その時は「誰の曲か?」までは追いかけず、後になって「深町サンだったか!」と。久々に聴くと、故アンソニー・ジャクソンのエフェクティヴなベース・ワークが凄まじく。後々アンソニーはエレクトリック・コントラバス(6弦)を開発し、自分のシグネイチャーにしていくが、その前ぶれたる重量級のプレイが炸裂している。もちろん深町さんのドラマチックなアレンジや才気走ったピアノ・プレイも、後ろで煽りまくるガッドのドラミングも卒倒モノ。
ちなみに今回のリイシューでは、まさに『早筆右三郎』のテーマとしてタイトル・バックに流れていたオリジナル・ヴァージョンがCDのボーナス・トラックに初収録。こちらは正式なメンバー・クレジットはなく、劇伴の録音には山内テツ(b)、山木秀夫(ds) の3人で臨んだ、という記録だけが残るそう。でもこのヴァージョンを聴くと、深町さんのピアノとシンセによるマルチ・プレイとしか思えず、ベースもシンセ。ドラムはおそらく村上ポンタ秀一が、スティーヴ・ガッド風に叩いているんじゃないか、と思われる。コレは実は、当時のポンタさんのお得意パターン。当時のカーラ・ブレイのアルバムなんか、ダブル・ブッキングしたガッドの代わりに自分が叩いた(クレジットはガッドのまま)、と暴露しているほどなのだから。
またタイトル曲<On The Move>は、グレン・ミラー風のビッグ・バンド・サウンドをフュージョンに落とし込んだモノで、楽しいメロディと共に、リチャード・ティーのゴスペル・ピアノがスタッフ張りに大活躍。ガッドの短いソロもある。
その他、マイク・マエニエリの代表曲へのアンサー・ソング<You're Sorry>とか、『THE NEW YORK ALLSTARS LIVE』デモたっぷり聴かせた<Dance Of Paranoia Op.2>なども。
高中やカシオペアもイイけど、J-Fusionを語るにはコレも欠かしちゃイケナイのよ。
《amazon》
《amazon》

![【Amazon.co.jp限定】オン・ザ・ムーヴ (完全生産限定盤) (アナログ盤) - 深町純 (メガジャケ付) [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/51CVU-P-lgL._SL160_.jpg)


































