eagles_one of these nights

イーグルス 1975年の名盤『ONE OF THESE NIGHTS(呪われた夜)』のデラックス・エディション(CD3枚組+Blu-ray)をチェック完了。CDの内容は、オリジナル・アルバムのリミックスがディスク1、75年9月のカリフォルニア・アナハイム公演が2枚のディスクに。Blu-rayはそのすべてを、ドルビー・アトモスとハイレゾ音源で収録している。自分は5.1chのサラウンドでアトモス音源を視聴した。CDジャケットは、オリジナル・ヴァイナルを思い出させるエンボス仕様で、なかなかゴージャスな作り。さすがはイーグルスである。

『呪われた夜』といえば、グループのカントリー・サイドを支えていたバーニー ・レドンが在籍した最後のアルバム。一般的代表作とされる『HOTEL CALIFORNIA』に対し、濃いめのイーグルス・ファンに愛される傾向が強い。どちらにも複数の名曲が入っているけれど、サラウンドで聴くと、人気曲よりむしろ、アコースティックな弦楽器が鳴りまくっている<Too Many Hands>や<Hollywood Waltz>の方が面白い。とりわけバーニーの置き土産的な、カントリー楽器とオーケストラの実験的共演曲<Journey Of The Sorcerer(魔術師の旅)>の鳴り方は特筆モノ。プログレ系のような飛び道具的定位や重層的立体感はないけれど、ヴォーカルやコーラスの深み、弦楽器のリヴァーヴ感がメチャクチャ深い。ある意味、オーソドックスにしてすごく丁寧なミックスだと感じ入った。

そして今回の拡張盤の、コンテンツとしての目玉たるアナハイム公演のライヴ。これはイーグルスのツアーの記録ではなく、9月28日に開催されたサンシャイン・フェスティヴァルというイベントでの収録で、リンダ・ロンシュタットやジャクソン・ブラウンも出演していたとか。それでもたっぷり16曲。オマケにこれがバーニー・レドン在籍最後のイーグルス公演になったそうだ。

つまりはデビュー時の4人+途中加入のドン・フェルダーを迎えた初期集大成。セットリストも『呪われた夜』までの4作から選ばれていて、<Doolin-Dalton / Desperado>のメドレーや、トム・ウェイツ<Ol'55>、初期のライヴ・レパートリーだったチェック・ベリーのカヴァー<Carol>の収録が嬉しいところ。ヒルビリー・スタンダードのインスト<Blackberry Blossom>とか、ランディ・マイズナーが歌う<Midnight Flyer>なんて、このラインナップじゃないとあり得ない選曲だよな。しかもアンコールでは、この後加入するジョー・ウォルシュまで登場して、<Rocky Mountain Way>を繰り出す。イベントならではの出来事だろうけど、コイツは堪らん、素晴らしいぃ〜 音的にもサラウンドで臨場感が増しています。

紆余曲折あって、現在のオリジナル・メンバーはドン・ヘンリーただ一人。このリイシュー・プロダクツ全体も、ドンが総合監督役を担っている。さて、その心境や如何に…

《amazon》
呪われた夜(デラックス・エディション) - イーグルス
イーグルス
ワーナーミュージック・ジャパン
2026-05-01

《Tower Records はココから》

《amazon》

《Tower Records はココから》