masamichi sugi_music man

LIVE Light Mellow にも何度かご出演いただいている杉真理さん、7年ぶりのニュー・アルバム。Fourth Wave という新しいレコード会社からのリリースで、サブスクなし、アナログとCDのみの発売。レーベル・プロデューサーの方針らしいけど。杉さんみたいな大ベテランはフィジカルを買うファンがほとんどだから、それでも大勢に影響ナシ。自分ももちろんフィジカル派だけど、音楽雑誌が激減している昨今、プロモーション的には微妙かも…。固定ファンにはそれなりに情報が届くだろうが、グレー・ゾーンのユーザーには期待薄。…といっても、ネット情報も偏ってしまっているし、仮にメジャー・レーベルにいたところで、プロモーションのプライオリティが低ければ意味はない。かといって、固定ファンに阿るのは絶対違う。結局のところ、チャンと真面目にイイ作品を作って、ジワジワと丁寧に広めていく、というコトなのだろうな。

もっとも杉さんのコトだから、新しいレーベルだろうと、プロモーションがどうだろうと、作品のクオリティに何の違いもなく、抜群に楽しいポップ・アルバムに仕上げてくる。これで古希越えなんて全然信じられない。それこそ、永遠の青年、って感じ。“タブロイドは消えても、しぶとく残るのはコーヒーのシミ” (@アナログマンの告白) なんて、カッコ良いったらありゃしない。

参加メンバーは、だいたいいつもの杉ファミリー。プログラムも使っちゃいるけど、基本はヒューマンなバンド・サウンドだ。ゲスト的に安部恭弘、鈴木雄大、野田幹子、井上昌己らが参加。チューリップの上田雅利、ブレバタ幸矢さんの愛娘Aisa、筆者が諸々お世話になっているギターの渡辺格さん、そしてエンジニアにスッカリご無沙汰している安部徹さんの名も。

個人的には、ノスタルジック・メロウ・ファンク<HUMAN DISTANCE>や、今様ボサノヴァの<夏よ来い>などに持って行かれる。けれど<バブル絶頂期〜アラビアンナイトの日々>では、浮かれたようなディスコ・アレンジの中に、シックやマイケル・ジャクソンなどの有名曲のフレーズを散りばめていて、思わず吹き出す。海外発信のシティポップ・ブームに乗っかっているイージー・ゴーイングなヒトもいるけれど、キャリア組ならコレくらい突き放した接し方をしていないと、リスペクトする気になれないなぁ…。

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Tower Records