
オォ、こんな渋いアルバムが、韓国Big Pinkで紙ジャケ・リイシューされ、国内仕様盤で日本にも。米国でのジョー・コッカー人気のキッカケとなった69年ウッドストック・フェス出演でバックを務め、注目されたザ・グリース・バンドの2ndアルバム。ジョー自身はウッドストック後も米国に残り、レオン・ラッセルと合流してマッド・ドッグス&イングリッシュメンのツアーに出る。対してバックのメンバーは英国へ戻り、それぞれセッション活動を経て、再び集結。71年にグリース・バンドとしてデビューした。多忙な顔ぶれのため、バンドは長続きせず、すぐに自然消滅。75年にリユニオンして作ったのが、この2作目『AMAZING GREASE』になる。
メンバーは、ポール・マッカートニー&ウイングスに参加したヘンリー ・マッカロー(g)、ココモやロキシー・ミュージックに関わったニール・ハバード(g)とアラン・スペナー(b)、そしてフェアポート・コンヴェンションに加入するブルース・ローランド(ds)という面々。とにかく全員が70年代初頭に活躍した英国セッション・ミュージシャン集団で、サポートしたアーティストは数知れず。それでいて、準メンバー的存在のクリス・ステイトン(kyd)含め、何かと顔を合わせる機会が多い。再結成のキッカケも、ヘンリーがダーク・ホース・レーベルで作ったソロ作『MIND YOUR OWN BUSINESS』で、みんなが揃っちゃったから、だった。
グリース・バンドは、英国のザ・バンド的な形容もされるけれど、実際その通りのスワンピーなルーツ・ロックをベースに、 パブ・ロック系のUKソウルのエッセンスを注入したもの。分かりやすく言っちゃうと、ザ・バンドのココモ的展開? 収録曲もメンバーの持ち寄りを中心に、ボブ・ディランのカヴァーなんか演っているし、ヨレヨレのヴォーカルは、敢えてディランっぽく歌っているか? こういうトコロには必ず顔を出すメル・コリンズも、当然のようにクレジットされていて、曲によってはステイントンを差し置き、5人目のメンバー的貢献も覗かせる。
そりゃーUKロックの歴史に照らせば、71年の1stの重要度には及ばない。しかし再結成までの3〜4年の時の流れが、このアルバムに投影されているのは間違いなく、確実にソフィスティケイトの波にさらされてきている。だから筆者的には、まだ時代的に垢抜けていない71年作より、ココモやアヴェレイジ・ホワイト・バンドにも繋がるコチラに反応してしまうのだな。それこそ、初期クルセイダーズみたいな曲もある。きっと牽引役となるメンバーがいたら、バンドとしてもうチョイ続いたのではないか、と思うけど、それもまた英国ロックの深い森、というコトで。" Amazing Grace" をもじって『AMAZING GREASE』というセンスも、英国っぽくてシャレてるな。
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《Tower Recordsはココから》
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グリース・バンドは、英国のザ・バンド的な形容もされるけれど、実際その通りのスワンピーなルーツ・ロックをベースに、 パブ・ロック系のUKソウルのエッセンスを注入したもの。分かりやすく言っちゃうと、ザ・バンドのココモ的展開? 収録曲もメンバーの持ち寄りを中心に、ボブ・ディランのカヴァーなんか演っているし、ヨレヨレのヴォーカルは、敢えてディランっぽく歌っているか? こういうトコロには必ず顔を出すメル・コリンズも、当然のようにクレジットされていて、曲によってはステイントンを差し置き、5人目のメンバー的貢献も覗かせる。
そりゃーUKロックの歴史に照らせば、71年の1stの重要度には及ばない。しかし再結成までの3〜4年の時の流れが、このアルバムに投影されているのは間違いなく、確実にソフィスティケイトの波にさらされてきている。だから筆者的には、まだ時代的に垢抜けていない71年作より、ココモやアヴェレイジ・ホワイト・バンドにも繋がるコチラに反応してしまうのだな。それこそ、初期クルセイダーズみたいな曲もある。きっと牽引役となるメンバーがいたら、バンドとしてもうチョイ続いたのではないか、と思うけど、それもまた英国ロックの深い森、というコトで。" Amazing Grace" をもじって『AMAZING GREASE』というセンスも、英国っぽくてシャレてるな。
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