casino lights twins

はや6月。このところはライヴへ行くのも控え気味にして、ひたすら原稿書いてます。手掛けているのは J-Fusion。AOR 本は既に脱稿していて、編集プロダクションが作業中。自分は初稿待ち状態。でもDTPが進んだ今は、紙の初稿が出てくる前に、ある程度ネット上でチェックしますが。発売日はまだ調整中だけど、出版業界にもナフサ不足の影響がチラホラ出てきているそうなので、どうなることかとチョッと心配…

さて、最近トーク・イベントでもちょくちょくボヤいているように、AOR好きが集うSNSグループに於いて、超激レア・ネタとか脇道へ逸れたポストが目立っているのに対し、初級・中級レヴェルの情報がチャンと行き届いてない、軽くスルーされてしまっているな、という印象が強く。

ついこの前も、ラーセン・フェイトン・バンドやフルムーンが話題になって、『CASINO LIGHTS』のライヴには行き着くんだけど、この『CASINO LIGHTS TWINS』はほとんど知られていないようで。日本ではタワーレコード限定のリリースだけど、国によっては、若干違ったフォーマットでかなり早くにリリースされていたのにねぇ〜。

オリジナルの『CASINO LIGHTS』は、毎年恒例のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに於ける、81年7月に2日間行われたワーナー・ブラザーズ・ナイトの記録。それを名プロデューサー:トミー・リピューマが作品化したものだ。それを91年、モントルー25周年の時に、拡大版の豪華4枚組ボックス・セット『MONTREUX JAZZ FESTIVAL - 25th Anniversary』なるものが作られ、そこに未収録のアウトテイク集『CASINO LIGHTS II』が組み込まれた。更にこの音源集は、モントルーのオフィシャル・スポンサーであるスイス航空の搭乗者向けノベルティ・グッズとして、単発作品化されている。

5年前に筆者監修で出したCASINO LIGHTS TWINS』は、そのオリジナル版『CASINO LIGHTS』をディスク1に、未発表だった『CASINO LIGHTS II』をディスク2に収めたもの。収録は以下のようになっている。


【disc 1】
1. YOUR PRECIOUS LOVE / Al Jarreau & Randy Crawford
2. WHO'S RIGHT, WHO'S WRONG / Al Jarreau & Randy Crawford
3. SURE ENOUGH / Al Jarreau & Randy Crawford
4. IMAGINE / Randy Crawford
5. MONMOUTH COLLEGE FIGHT SONG / Yellowjackets
6. THEME FROM "LOVE IS NOT ENOUGH" / David Sanborn
7. HIDEAWAY / David Sanborn
8. CASINO LIGHTS / Neil Larsen and Buzz Feiten
9. TEE TIME FOR ERIC / Yellowjackets
10. LAST NIGHT / Larry Carlton
11. E MINOR SONG / Neil Larsen and Buzz Feiten
12. SARA'S TOUCH / Mike Mainieri

【disc 2】
1. Your Song / Al Jarreau
2. Room 335 / Larry Carlton with Yellowjackets
3. Lotus Blossom / David Sanborn
4. Rainy Night In Georgia / Randy Crawford with Yellowjackets
5. The Visitor / Neil Larsen Band
6. Roof Garden / Al Jarreau
7. Imperial Strut / Yellowjackets
8. You Might Need Somebody / Randy Crawford with Yellowjackets
9. Flying Colors / Mike Mainieri
10. Folk Song / Chick Corea Quartet
11. Sure Enough / Al Jarreau & Randy Crawford

オリジナル『CASINO LIGHTS』は、元々のライヴ・レコーディングをベースに、リピューマがいろいろスタジオで手を入れたことが知られている。それがオーヴァーダブのない『CASINO LIGHTS II』の登場で、お手盛り部分が明らかになってしまったりするけど、それはそれで貴重な記録、というコトで。

ラリー・カールトンがイエロージャケッツと一緒に演奏した<Room 335>、ニール・ラーセンがギターにロベン・フォードを迎えた変型ラーセン・フェイトン・バンドの<The Visitor>、ランディ・クロフォード<I Might Need Somebody><Rainy Night In Georgia>のライヴ・ヴァージョン、これまで世に出ていなかったアル・ジャロウ単独の<Your Song>と<Roof Garden>、そしてチック・コリアはシリーズ初登場。

5年前の発売なので、知らなかった人はもちろん、買い忘れていた方も、手に入るうちに…

casino lights twins《Tower Records 限定発売》