studio d'lux

昨日、ボズ・スキャッグスのバンドで来日していたジョン・ヘリントンのことを書いていて、「アレェ〜、最近何処かで名前を見たよな〜」と思い出したのが、5月末に出たばかりのこのプロジェクト、スタジオ・デラックス。ニュージャージー出身のキーボード奏者/シンガー・ソングライター:ダグ・キストナーが主宰していて、『THE ALLSTAR PROJECT』のタイトル通り、AORやアリーナ・ロック系の著名ミュージシャンが楽曲ごとに参加している。

キストナーはほとんど無名に近いミュージシャンで、自分的にはコレが初耳。プロフィールにはこれまでに関わってきたバンドがいくつか上がっているが、これもよく分からずで、知っているのは、ジョン・ウェイト、ブラッド・スウェット&ティアーズ、ダニー・セラフィン(ex-Chicago)、グレン・バートニック程度。それでもコレだけの人脈があるのだから、地道に活動していたのだろう。全8曲に、ビル・チャンプリン、リー・ロックネイン、キース・ハウランドという新旧シカゴ勢、ヘリントン同様スティーリー・ダン人脈のエリオット・ランドール(g)、往年のビリー・ジョエルを支えたリバティ・デヴィット (ds)、リー・スクラー、ホワイトスネイクのジョエル・ホークストラ、それに旧知のグレン・バートニックらが参加している。元々は2021懇ろに始動していたらしい。

サウンドとしては、王道AORよりポップ・ロック寄りで、産業/アリーナ・ロックよりはライト・タッチ。東海岸産だけど、参加メンバーのカラーもあってか、音的にはヨット・ロックというか、結構ウエストコーストっぽい。リー・ロックネインがホーン・アレンジした曲は、当然のごとくシカゴっぽい仕上がりだし、ジョン・ヘリントンの参加曲は自ずとスティーリー・ダンっぽく。キストナーのヴォーカル・スキルがあまり高くないのが幸いしてか、それほど濃いサウンドになってない。それが逆にAORファンにフィットする。半分の曲にビル・チャンプリンが参加しており、バック・ヴォーカル以上の存在感があるので、彼のファンは必聴。実際ビルとリバティはミュージシャン集めに貢献したのか、大きな謝辞が贈られている。2曲のミックスは、大物プロデューサーでもあるロン・ネヴィソン。その他、スティーヴ・フェローニやリッチー・カターナにもサンクスが。

自主制作して、インディのディストリビューターが流通させているので、日本盤は出さないけれど、フィジカルがなかったら考えても良かったレヴェル。まずはチェックしてみてください。





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The Allstar Project
Studio D'lux
DEKO ENTERTAINMENT, LLC
2026-04-24

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