
プログレ名門イエスの3年ぶり、通算24作目のオリジナル・アルバム。このところ旧作の何度目かのニュー・エディションが続々と出ているうえに、今年に入って19年のミニ・アルバム『FROM A PAGE』拡張盤が出たり、来月も76年『RELAYER』ツアーのオフィシャル・ライヴ盤が出たり…。時ならぬリリース・ラッシュが続いていて、ちょっとついて行けてない。イヤもう、出し直しはとっくにスルーをキメ込んでいる。でも純粋な新作となれば話は別。早速時間を見つけ、こうしてチェックしているのダ。
『AURORA』というタイトルは、まるでエイジアみたいで頂けないケド、主導権を握っているのはジェフ・ダウンズでなくてスティーヴ・ハウ。結成メンバーが誰もいなくなった現行イエスでは、唯一の全盛期メンバーであり、プロデュースも兼ねているなど、完全にグループを掌握している。
でも正直なところ、ここ20数年のイエスには積極的な興味を失っていて、アルバムが出たらとりあえずチェックする、という程度の自分。でもこの『AURORA』は、ココ数作で一番シックリきた。 前作『MIRROR TO THE SKY』でもそう思ったが、これは一層。前回はコロナ下でのリモート・レコーディングだったのが、今回はより良い環境で、メンバー同士コミュニケーションを取りながら制作できたのだろう。前作で貢献度が高かったオーケストラは、今回は2曲。前回タイトル曲と同様、今回も<Countermovement>という13分超えの組曲が入っている。
今も熱心にイエスを聴いてるファンは、ほとんどが往年のイエスに魅せられてきた人たちだろう。だから、それなりによくできた新作が届いても、全盛期と比べ、ああだこうだと文句を言ってしまう。かく言う自分だって、「イエスを聴こう」と思っても、やはり手が伸びるのは70年代の作品だ。新しくても、せいぜい『90125』とか『UNION』止まり。ジョン・アンダーソンが再離脱して以降のアルバム群は、ほとんど聴かない。何というか、無理してイエスらしく振る舞ってるようで、あまりシックリ来ないのだな。
それが今作は、何故か自然にツルッと耳に入ってきた。ギターや個性的な弦楽器の取り込み方はスティーヴ・ハウ以外の何物でもないけれど、かといって、あまりゴリ押し感はない。“Don'tb Kill The Whale" なんて懐かしいフレーズが飛び出す<Jambustin'>、ビリー・シャーウッドとジョン・ダヴィソンが歌う<Watchig The River Roll>というボーナス・トラック2曲は、いずれも、何処かハウ加入前のサイケなポップ・ロック期と『GOING FOR THE ONE』『TORMATO』をミックスさせたような感じで、ジェフ・ダウンズのセンスが窺える。結局、ハウがイニシアチヴを取りながらも、程よくバランス感を取っているように感じられるのが、今作の特徴かな。大曲はあっても、その他はだいたい4〜6分程度にまとめられてて、案外聴きやすいのよ。
9月に予定されていた来日は、ハウの手術後の回復が遅れているらしく、すべて延期。彼も78歳だから、ココはジックリ療養してほしいところだ、
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《Tower Records はココから》
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今も熱心にイエスを聴いてるファンは、ほとんどが往年のイエスに魅せられてきた人たちだろう。だから、それなりによくできた新作が届いても、全盛期と比べ、ああだこうだと文句を言ってしまう。かく言う自分だって、「イエスを聴こう」と思っても、やはり手が伸びるのは70年代の作品だ。新しくても、せいぜい『90125』とか『UNION』止まり。ジョン・アンダーソンが再離脱して以降のアルバム群は、ほとんど聴かない。何というか、無理してイエスらしく振る舞ってるようで、あまりシックリ来ないのだな。
それが今作は、何故か自然にツルッと耳に入ってきた。ギターや個性的な弦楽器の取り込み方はスティーヴ・ハウ以外の何物でもないけれど、かといって、あまりゴリ押し感はない。“Don'tb Kill The Whale" なんて懐かしいフレーズが飛び出す<Jambustin'>、ビリー・シャーウッドとジョン・ダヴィソンが歌う<Watchig The River Roll>というボーナス・トラック2曲は、いずれも、何処かハウ加入前のサイケなポップ・ロック期と『GOING FOR THE ONE』『TORMATO』をミックスさせたような感じで、ジェフ・ダウンズのセンスが窺える。結局、ハウがイニシアチヴを取りながらも、程よくバランス感を取っているように感じられるのが、今作の特徴かな。大曲はあっても、その他はだいたい4〜6分程度にまとめられてて、案外聴きやすいのよ。
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