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相方サーヴィスで映画『マイケル』初日@地元ドルビー・シアターで。前評判通りの力作で、その血筋を引く主演ジャファー・ジャクソン(ジャーメインの息子/マイケルの甥)の熱演が目立つ。ジャクソン5時代のマイケルを演じた子役ジュリアーノ・ヴァルディも良かったなぁ。制作段階で紆余曲折あり、結局は幼少期からスーパースターになるまでを描くカタチとなったため、ネガティヴ要素は伏線が張られる程度。2時間ちょっとの中にいろいろ詰め込んでいるため、端折られてしまった部分が多いが、キング・オブ・ポップ生誕物語として素直に楽しめるし、終盤のライヴ再現映像はやはり圧巻だ。

まだ公開直後なので、詳細は控えるが、オッ!と思った点をいくつか。プールで太陽を浴びている場面で、プリンスに言及する場面。それはまだ『OFF THE WALL』のアイディアを練っている頃の話なので、事実ならば、マイケルはプリンスのデビュー直後から彼を強く意識していたことになる。それはおそらく、音楽性への評価というより、同い年なのに完全セルフ・プロデュースでデビューしたことへの羨望だったのではないだろうか。

また、白人アーティストのクリップしか流さないMTVに対し、CBSソニーのトップが「ウチのアーティストを全部引き上げるぞ」を脅しをかけて<Bllie Jean>をネジ込んだ有名なエピソード。でもその交渉が、マイケルの目の前で展開されていたとは! 果たしてアレは事実? 脚本?

ハイライトの『BAD』ツアーでジェニファー・バトン役がいたり、その『BAD』ツアーとジャクソンズ『VICTORY』ツアーで、ドラム・キットが当時のプレイヤーに合わせてシッカリとチェンジされていたのも大いに納得。(『VICTORY』ツアーはジョナサン・モフェット、『BAD』ツアーはリッキー・ローソン)。普通の音楽ファンには全然気づかれない細かいポイントだけど、そういうところにまでコダワって作られた本気度マックスの作品なのが分かる。

続編の可能性があることを匂わせたエンディングだったけれど、この後スキャンダルまみれになっていくのはご存知の通り。実際この映画でも、かなり特殊な両親・家族との関係性、子どもたちや動物への偏愛など、将来へ向けてのアブない要素がたくさん転がっている。もし続編が作られるなら、問題作になるのは必定だ。ならばココでキレイに終わってしまっても良いんじゃないか?、と個人的に。

でもこの映画なら、思わず小躍りしたり、リズムを取りながら、浮き足立ってシアターから出てくる人が多いだろうな。





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