
6月に復刻された本多俊之『BURNING WAVES』の続編、本多俊之&バーニング・ウェーヴ名義の会心第2作『BOOMERANG』(81年)がリイシュー実現。引き続き、自分が解説を寄せています。本多は、ブラジル'88の主要メンバーと相見えた『OPA! COM DEUS(オパ!コン・デウス)』、L.A.録音を交えての3rdソロ『EASY BREATHING』の頃から自分のリーダー・グループを率いていたそう。その初期メンバーは、既にプリズムで活躍していた和田アキラと渡辺建、中学生ドラマーとして脚光を浴びた奥平真吾、これにレーベルメイトの森園勝敏(元プリズムでも)がレギュラー・ゲスト的に加わっていた。名義はバーニング・ウェイヴだったり“本多俊之グループ”だったりしたそうだが、4作目『SPANISH TEARS』制作を機に、バーニング・ウェイヴとして本格始動した。
本作『BOOMERANG』時点のバーニング・ウェイヴのメンバーは、本多以下、野力奏一 (kyd)、井上哲也 (b)、平山恵勇 (ds)、帆足哲昭 (perc) に、本作から山本拓己 (g) が加入。向上したバンドの結束力をアピールすべく、伊豆のスタジオで合宿レコーディングを行なっている。特に野力奏一は作編曲でも本多の参謀役を担い、3曲を共同アレンジ。彼のモントゥーノの熱演が堪能できる〈Coconuts Cruch!〉は本多・野力・帆足の編曲、〈Magic Mushroom〉は野力単独の作編曲となった。野力はこの頃から山下達郎のバンドでも活躍し、83年には自分のバンド:NORIKIを結成するのはご存知の通り。
そこに加担するゲスト陣には、GRPからデビューしたジョージ・ベンソン・タイプの若手ギタリスト:ボビー・ブルーム、ジョニー・ヤンシーという偽名で参加しハードなギター・ワークを聴かせる山岸潤史、デビュー間もないアコースティック・ギターの名手:宮野弘紀など。でも何より本多自身のソングライターとしての成長が顕著で、時にナベサダを髣髴させるメロディが、各メンバーの若々しいプレイを引き立てている。エレクトリック・バード期の代表作と言われるのも大いに納得できるのだ。
今回もボーナス・トラックが入っていて、先行復刻『BURNING WAVE』同様、10年代に再結成されたバーニング・ウェイブの新形態:BW4(バーニング・ウェイブ・カルテット)によるライヴ盤『コンドルは飛んで行く〜Live at 新宿PIT INN』(12年8月29日録音)から、リターン・トゥ・フォーエヴァーのカヴァー〈Captain Senor Mouse〉と、本多と野力のデュオ〈Kitchen〉を収録している。
この時期の本多作品のリイシュー、現時点ではこの2作にとどまるが、旧・東芝EMI系のEast World期の作品群には未CD化作や、いま注目すべきアルバムがある。是非とも継続を検討してほしいところだ。
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そこに加担するゲスト陣には、GRPからデビューしたジョージ・ベンソン・タイプの若手ギタリスト:ボビー・ブルーム、ジョニー・ヤンシーという偽名で参加しハードなギター・ワークを聴かせる山岸潤史、デビュー間もないアコースティック・ギターの名手:宮野弘紀など。でも何より本多自身のソングライターとしての成長が顕著で、時にナベサダを髣髴させるメロディが、各メンバーの若々しいプレイを引き立てている。エレクトリック・バード期の代表作と言われるのも大いに納得できるのだ。
今回もボーナス・トラックが入っていて、先行復刻『BURNING WAVE』同様、10年代に再結成されたバーニング・ウェイブの新形態:BW4(バーニング・ウェイブ・カルテット)によるライヴ盤『コンドルは飛んで行く〜Live at 新宿PIT INN』(12年8月29日録音)から、リターン・トゥ・フォーエヴァーのカヴァー〈Captain Senor Mouse〉と、本多と野力のデュオ〈Kitchen〉を収録している。
この時期の本多作品のリイシュー、現時点ではこの2作にとどまるが、旧・東芝EMI系のEast World期の作品群には未CD化作や、いま注目すべきアルバムがある。是非とも継続を検討してほしいところだ。
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