
韓国 Big Pink 制作で、謎多きスタジオ・プロジェクト:メドゥーサの78年唯一作がCD化。当ブログ界隈では、かのエリック・タッグがヴォーカルと作詞で参加していることでソコソコ知られているけれど、主導しているのは、70年代後半にブルーノート他でアルバムを出している敏腕のリズム・コンビ:ジョン・リー&ジェリー・ブラウン。でも演っているのは、ジャズ・ファンクとかクロスオーヴァー/フュージョンではなく、ミクスチャー度の高い歌モノ・ロック。何とも形容しがたいサウンドだけど、強いて言えば、ジャズとプログレ要素を忍ばせたファンキーなハード・ロックを狙った、と言えるのかな

このグループの母体はオランダにあって、ベースのジョン・リー、ドラムのジェリー・ブラウンがそれぞれに渡欧し、現地のジャズ・フルート奏者クリス・ヒンゼ率いるクリス・ヒンゼ・コンビネーションで合流。72年頃から作品を重ねていく。これと併行して2人はUSで、前述したリズム・ユニットとしての活動を進めていくのだが、更にベースのリーはラリー・コリエルのイレヴンス・ハウスに参加。ドラムのブラウンはレニー・ホワイト脱退後のリターン・トゥ・フォーエヴァーに加入し、スタンリー・クラークのソロ活動にも付き合っていく。
そうした中、制作されたのが、このメドゥーサ。プロデュースは、2人のブルーノート作品も手掛けるゼンブ・プロダクションのスキップ・ドリンクウォーター。この時期、リー・リトナーやノーマン・コナーズ、エディ・ヘンダーソン、アルフォンス・ジョンソン、アルフォンス・ムゾーンなど、クロスオーヴァー系を手広く手掛けていた人なので、米国とオランダを股にかけて活動していたミュージシャンを一堂に集め、ちょっと色気を出してみた、のかもしれない。
一応、正式メンバーらしくクレジットされているのは、リー&ブラウン以下、ギター3人、キーボード&ヴォーカル1人、シンガーが2人。曲によってデヴィッド・サンシャス(kyd)、ボブ・マラック(sax)などがゲスト的に入る。ギターのエーフ・アルバースは、ヤン・アッカーマン脱退後のフォーカスに関わったオランダ人プレイヤー。
そこにオランダで2枚のアルバムを出していたエリック・タッグ、リー&ブラウンのアルバムで歌っていたシェリル・アレキサンダー、ジェームス・パットンがヴォーカルで乗ってくる。最も大きくフィーチャーされているのは、なかなか迫力のあるハード・シャウターのシェリルで、時に3人が目まぐるしく入れ替わって歌うのがカッコ良い。ただしエリック・タッグがメロウなブルー・アイド・ソウル・ヴォイスでリードを取るのは2曲のみで、AORファンとしては物足りないところ。歌声自体はアチコチで聴けるんだけど。
リー&ブラウンの活動歴から察するに、最初から単発的なロック・ヴォーカル・プロジェクトだった可能性は高い。でも方向性を絞りきれず、どこへ向かおうとしているのか、よく分からない。オープニングなんか、初期イエスみたいだし。結局2人は、再びリー&ブラウンの制作に戻り、程なくしてコンビ解消。ちょっとした徒花的存在になってしまったメドゥーサだけれど、この時期、クロスオーヴァー指向を持ったジャズ・ミュージシャンって、ナラダ(マイケル・ウォルデン)にしろ、ジョージ・デュークにしろ、ノーマン・コナーズなどにしろ、みんな幅広く様々な可能性を探っていたのだな。
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《Tower Records はここから》
そうした中、制作されたのが、このメドゥーサ。プロデュースは、2人のブルーノート作品も手掛けるゼンブ・プロダクションのスキップ・ドリンクウォーター。この時期、リー・リトナーやノーマン・コナーズ、エディ・ヘンダーソン、アルフォンス・ジョンソン、アルフォンス・ムゾーンなど、クロスオーヴァー系を手広く手掛けていた人なので、米国とオランダを股にかけて活動していたミュージシャンを一堂に集め、ちょっと色気を出してみた、のかもしれない。
一応、正式メンバーらしくクレジットされているのは、リー&ブラウン以下、ギター3人、キーボード&ヴォーカル1人、シンガーが2人。曲によってデヴィッド・サンシャス(kyd)、ボブ・マラック(sax)などがゲスト的に入る。ギターのエーフ・アルバースは、ヤン・アッカーマン脱退後のフォーカスに関わったオランダ人プレイヤー。
そこにオランダで2枚のアルバムを出していたエリック・タッグ、リー&ブラウンのアルバムで歌っていたシェリル・アレキサンダー、ジェームス・パットンがヴォーカルで乗ってくる。最も大きくフィーチャーされているのは、なかなか迫力のあるハード・シャウターのシェリルで、時に3人が目まぐるしく入れ替わって歌うのがカッコ良い。ただしエリック・タッグがメロウなブルー・アイド・ソウル・ヴォイスでリードを取るのは2曲のみで、AORファンとしては物足りないところ。歌声自体はアチコチで聴けるんだけど。
リー&ブラウンの活動歴から察するに、最初から単発的なロック・ヴォーカル・プロジェクトだった可能性は高い。でも方向性を絞りきれず、どこへ向かおうとしているのか、よく分からない。オープニングなんか、初期イエスみたいだし。結局2人は、再びリー&ブラウンの制作に戻り、程なくしてコンビ解消。ちょっとした徒花的存在になってしまったメドゥーサだけれど、この時期、クロスオーヴァー指向を持ったジャズ・ミュージシャンって、ナラダ(マイケル・ウォルデン)にしろ、ジョージ・デュークにしろ、ノーマン・コナーズなどにしろ、みんな幅広く様々な可能性を探っていたのだな。
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