malaco disco & boogie

連日酷暑の日が続きます。でも自分はクーラーの効いた部屋に籠って、ひたすら原稿書き。確かに身体は涼しいけど、これはこれでアタマが完全にヒートアップし、集中力が上がらない。ならば、暑さは熱さで迎え撃つと、コレを取り出した。7月初めにリリースされたマラコ・レーベルのディスコ・コンピ『MALACO DISCO & BOOGIE 1975-1981 Complied by T-GrROOVE』。でも監修・選挙区の T-GROOVの顔を思い出して、余計に会う苦しくなるどころか、返って具合悪くなったりして…

マラコといえば、一般的には濃ゆめのサザン・ソウルやブルースが得意なレーベルとして知られている。実際ドロシー・ムーアとかキング・フロイド、デニース・ラサール、Z.Z.ヒル、ラティモア、なんてところが真っ先に浮かんでくるから、そのイメージに間違いはない。でも自分も2020年に『Light Mellow MALACO』というコンピを組ませてもらったように、意外と幅広くて垢抜けたアーバン・サウンドも手掛けている。故にディスコ・コンピが組まれるのは、至極当然の流れ。イヤむしろ、ライトメロウ・コンピより先に出ていて然るべきなんじゃない?、なんて思っちゃうほど。…というワケで、ようやく我らがT-GROOVEが選曲・監修に引っ張り出された。

トラックリストは以下の通り。
01. Freedom / Get Up And Dance (1979)
02. Fern Kinney / Groove Me (1979)
03. James Bradley / I'm In Too Deep (1979)
04. Sho-Nuff / It's Alright (1980)
05. The Duncans / Too Damn Hot (1981)
06. Ruby Wilson / The Feelin's Still There (1981)
07. Dorothy Moore / Let The Music Play (1977)
08. Jewel Bass / Let Your Love Rain Down On Me (1979)
09. Shelbra Deane / You Move Me (1979)
10. Lady Love / Wrap Your Arms Around Me (1977)
11. Billy Cee / Dark Skin Woman (1975)
12. Eddie Floyd / Somebody Touch Me (1976)
13. Natural High / Flying Too High (For My Little Sky) (1976)
14. King Floyd / Body English (1976)
15. The Dealers / Love Maker (1979)
16. The Fiestas / Tina, The Disco Queen (1977)
17. Joe Shamwell / I Wanna Be Your CB (1978)
18. Shamwell / Do It On The One (Fun In The Sun) (1981)

まぁ、曲名を並べられてもピ〜ンと来ないかもしれないが、ディスコ・コンピといってもショービズ乗りのノベルティ臭さはほとんど無くて、キチンとソウル・ナンバーとして聴けるのが多いところがマラコらしい。まぁ、かつてはスキャダラパーがネタ化し、最近はMAZ ZELがカヴァーして再評価されているらしいフリーダム<Get Up And Dance>とか、マラコきってのディスコ・ディーヴァ:ファーン・キニー<Groove Me>とかは、完全無欠のディスコ・ナンバーではあるけど。

いつの間にか再発されていた『Light Mellow MALACO』と被るアーティストは多いものの、楽曲まで同じなのは、シングル2〜3枚のリリースしかないジュエル・ベース<Let Your Love Rain Down On Me>だけ。コレは絶品のアーバン・メロウ・グルーヴだから、被って当然だね。とにかく細かくヴァージョン違いまでフォローして、収録テイクを厳選しているのは、サスガ T-Grooveのコダワリ。自分的には、そもそもマラコ物でライトメロウ・コンピを組めたことがミラクルだと思っていたので、そこまで丹念には追い掛けなかったなぁ…。アートワークも、わざわざ中古のアナログ盤みたいにリング・ウェアまであしらっちゃって。

だいたい、よっぽどコアなソウル・ファンじゃないと、なかなか掘り下げる機会がないのがマラコ。だけれど、このT-Grooveのコンピや『Light Mellow MALACO』を入り口にリスナー層が少し広がれば、ちょっと面白い。AOR だってシティポップだって、そしてフュージョンだって、同じコトだけを繰り返していたら、再評価どころか現状維持さえままならないモノなのよ。

T-Grooveも未唯mieさん絡みでイロイロ忙しそうだけど、2人とも山を越えたら飲みに行くゾォ〜〜っと

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