
ドイツ産ポップ・ロック・バンドのレイクが、この6月に久々のニュー・アルバムを発表。自分のドタバタで紹介のタイミングを逸していたけど、改めて聴いてみたらやっぱり良い。なのでココは気を取り直して。グループとしては、14年にリリースされたライヴ・アルバム『LIVE! WINGS OF FREEDOM TOUR - Spring 2014』以来、実に12年振り。スタジオ作となると、そのライヴ盤の元ネタになっている12年発表『FREEDOM』以来の新作となる。
結成は73年のハンブルク。その後、英国人メンバーが補強されるなどして76年にデビュー。アルバムは米国でも発売されて、チャート・インも果たし、レイナード・スキナードやブラック・オーク・アーカンソー、ニール・ヤングらのツアーでフロント・アクトを務めた。が、3枚のアルバムを出したあたりで大きく分裂。レイク自体は存続したものの、87年までリリースを続けて活動を停止している。先日発刊された『AOR Light Mellow Premium 03』に掲載した『NO TIME FOR HEROES』は、84年の第6作で大幅なメンバー・チェンジ敢行後のモノ。音はウェル・プロデュースドの小型TOTOみたいになったが、欧州エリアだけのリリースに止まった。でも日本には輸入盤として結構入ってきていて、自分はそれで初めて聴いたのだけど。
再結成は05年。結成メンバーで3作目までのイニシアチヴを握っていたアレックス・コンティが、バンドを復活させたのだ。そして12年の『FREEDOM』完成後、大規模ツアーを組むに当たって、初期メンバーでその後ソロ活動を行なっていたイアン・カシック復帰を実現。更にこのアルバムでは、結成メンバー3人をメンバーに加えている。だから、出たばかりの新作が『FOUR』と命名されたのは、オリジナル・ラインナップでの4作目、という意味。実際そのサウンドは、当時の産業〜ポップ・ロックの良きところを抽出したようで、AORに通じるチョイと甘めのメロディ・センスが実に美味。近年の産業〜メロディック・ロックは、どうもブーストされたヘヴィ・メタル・スタイルの悪しき影響を受けてしまっているようで、コケ脅し的サウンドが横行している。でも今回のレイクは、あくまでポップ&キャッチーなんだな。タイプが異なる2人のシンガーを曲ごとに使い分けているのも見事だし、ドラムには名手ケニー・アーロノフの参加も。録音時期が異なるのか、1曲だけディーン・パークスや往年のシーウインド・ホーンズが参加するトラックもあったりして。
ちなみに2枚組デラックス・エディションは、70年代当時のライヴやデモ音源を収録したボーナス・ディスク付きの、アルバム・デビュー50周年アニヴァーサリー盤。まぁ、まずは普通にニュー・アルバムを聴いていただければ…。
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再結成は05年。結成メンバーで3作目までのイニシアチヴを握っていたアレックス・コンティが、バンドを復活させたのだ。そして12年の『FREEDOM』完成後、大規模ツアーを組むに当たって、初期メンバーでその後ソロ活動を行なっていたイアン・カシック復帰を実現。更にこのアルバムでは、結成メンバー3人をメンバーに加えている。だから、出たばかりの新作が『FOUR』と命名されたのは、オリジナル・ラインナップでの4作目、という意味。実際そのサウンドは、当時の産業〜ポップ・ロックの良きところを抽出したようで、AORに通じるチョイと甘めのメロディ・センスが実に美味。近年の産業〜メロディック・ロックは、どうもブーストされたヘヴィ・メタル・スタイルの悪しき影響を受けてしまっているようで、コケ脅し的サウンドが横行している。でも今回のレイクは、あくまでポップ&キャッチーなんだな。タイプが異なる2人のシンガーを曲ごとに使い分けているのも見事だし、ドラムには名手ケニー・アーロノフの参加も。録音時期が異なるのか、1曲だけディーン・パークスや往年のシーウインド・ホーンズが参加するトラックもあったりして。
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