deep purple_splatt

昨日がイエスで、今日パープル。今は一体何年なんだ でもそれぐらい元気がイイのよ、いにしえのお爺さんたちが。特に近年のパープルのアルバムは、企画倒れっぽかったカヴァー・アルバムを除いて、どれもなかなか高水準をキープしていて。今回も「もうそろそろ買わなくてイイかなぁ〜」なんて思っていたのに、サブスクで試聴して、「あ、コレは買わなアカン」と。

そりゃあ〜イアン・ギランの声のレンジは狭くなっているし、イアン・ペイスは滅法手数が少ない。でも、だからツマラナイのではなく、それを補って余りある熟練がある。特に楽曲が充実していて、どの曲も3〜4分台とコンパクトにまとめ、それを矢継ぎ早に繰り出してくる。ココしばらく続いているボブ・エズリンのプロデュースとの相性も良く、アレンジと音作りでドラマチックに聴かせるのだ。

今作の特徴としては、ドン・エイリーのフィーチャー度が高いこと。オルガンにピアノ、そしてシンセと、往年のジョン・ロードを凌ぐ活躍ぶりだ。そこに唯一の若手であるサイモン・マクブライド(といっても47歳)の堅実なギターが程よく絡んでくる。ホントはもっともっと弾けるヒトなんだろうけど、現在のパープルで自分が何をやるべきか、ちゃんとそのポジションを弁えている。

主力メンバーがみんな78〜80歳というから、客観的に残された時間はそう長くない。でも「コレが最後」とかって気負うのではなく、「できるところまでやってやるさ」という自然体。少し前に話題なったリッチー・ブラックモアとの久々の共演も、周囲の期待とは裏腹に、実にサラッとしたものだった。

現在来日中のジャーニーも、日本公演にスティーヴ・ペリーがシークレット・ゲストで参加、すわ復帰かなんて騒がれたけれど、結局ソックリさんだったというオチで。そうすると今度は「日本を舐めてる」と怒る。アホか 飛び入りじゃなく、わざわざ連れてきたんだから、それ相応の理由があるんだよ(ヴォーカルのアーネル・ピネダが本調子じゃないらしい)。こういうのって、騒ぐのは大体ライトなファンと相場が決まっているけど、所詮、儚い夢なのだ。

ま、どちらも今更観に行ったりはしないけれど、ひとまず最後まで見届けますか。ちなみに国内盤のボーナス・トラック<Highway Star>は、寄る年波を痛感させるだけなので要らんな…。

《amazon》
スプラット! - ディープ・パープル
ディープ・パープル
キングレコード
2026-07-03

《Tower Records はここから》

《amazon》
SPLAT! (輸入盤) [Analog]
DEEP PURPLE
EAR MUSIC
2026-07-03

《Tower Recordsはココから》