
英国きっての現役ブルー・アイド・ソウル・シンガー:ポール・キャラックの最新作は、彼が若い頃から敬愛してきたカントリーのカヴァー・アルバム第2弾。先日のドリー・パートン死去の報もあって、カントリー方面のニュースが増えている昨今だけれど、俄かナンチャラが多くて辟易とする。ま、そういう自分も、70年代後半の、少しポップ指向を強めた時期のドリーしかマトモに聴いちゃいないけど、キース・アーバンが最新作のAORカヴァー集『FLOW STATE』で再認識させた互いのスタイルの親和性の高さなど、やっぱり符合する点は少なくないようだ。
それに比べると、ポール・キャラックのそれは、もっとルーツィー。子供の頃からチェット・アトキンスやハンク・ウィリアムス、エヴァリー・ブラザーズあたりを聴き漁っていたそうで、とりわけレイ・チャールズが大好きだったという。それがストレートに表れた、ハヤリとは無縁の純朴でシンプルなカヴァー集。その方向性は、前作も今作もまったく変わらない。
だけど自分は、正直、かなりガッカリさせられてしまった。ポールにとってこのプロジェクトは、単なるマスターベーションだったのか!?、自分が愛するカントリーをもっと広めたいと思い立ったんじゃなかったのか?と、その制作スタンスさえ疑ってしまうことになった。それはある意味、自分の行き過ぎたポール・キャラック愛というか、その実直な活動に、淡い期待を寄せ過ぎていたのかもしれないけれど。
そう書くと大層なコトに感じちゃうカモ、だけど、理由はシンプル。この Vol.2のブックレットには、収録曲のクレジットも歌詞カードも、一切ナイのだ。かろうじて記載があるのは、ナッシュヴィル勢の参加ミュージシャンたちの名前と制作スタッフだけ。前作にはポールからのメッセージがあり、作曲クレジットで、ハンク・ウィリアムズやレイ・チャールズ、マール・ハガードらのカヴァーに、ポール自身が書いた2曲のセルフ・カヴァーが入っていることが確認できた。でも今回は、歌詞どころか、ソングライティング・クレジットさえない。聴いてすぐに気づくのは、エヴァリー・ブラザーズで知られ、今やスタンダード的存在の<Lei It Be Me>とか、エルヴィス・プレスリーやウィリー・ネルソンで有名な<Always on My Mind>あたりだけ。そもそもこのシリーズ、結構マニアックなカントリー・ヒットを多く取り上げているので、歌詞はともかく、最低限、誰の作品ぐらいかは明記する必要があると思うが、ポールにはそういう意識はないのか? あるいは周囲のスタッフに、それを指摘してあげる者はいないのか? 自主レーベルでブレーンが少ないのは理解しているけど、前回あったモノが今回は省略。これも世界情勢の趨勢なの? 自分的には、ポールはそういうのに流されないヒトだと思ってたんだけどなぁ…。
ネット・ショップの紹介によれば、前作に引き続いてのマール・ハガード、カントリー歌手:ジョン・アンダーソンの人気曲、カントリー界初のアフリカ系米国人シンガー:チャーリー・プライドに、フレディ・フェンダーの大ヒットなどが収録。自分は真っ先に輸入盤を買ってしまい、楽曲クレジット皆無に愕然としてしまったので、ご所望の日本のファンは、解説が入っている国内盤がヨロシイかも。
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そう書くと大層なコトに感じちゃうカモ、だけど、理由はシンプル。この Vol.2のブックレットには、収録曲のクレジットも歌詞カードも、一切ナイのだ。かろうじて記載があるのは、ナッシュヴィル勢の参加ミュージシャンたちの名前と制作スタッフだけ。前作にはポールからのメッセージがあり、作曲クレジットで、ハンク・ウィリアムズやレイ・チャールズ、マール・ハガードらのカヴァーに、ポール自身が書いた2曲のセルフ・カヴァーが入っていることが確認できた。でも今回は、歌詞どころか、ソングライティング・クレジットさえない。聴いてすぐに気づくのは、エヴァリー・ブラザーズで知られ、今やスタンダード的存在の<Lei It Be Me>とか、エルヴィス・プレスリーやウィリー・ネルソンで有名な<Always on My Mind>あたりだけ。そもそもこのシリーズ、結構マニアックなカントリー・ヒットを多く取り上げているので、歌詞はともかく、最低限、誰の作品ぐらいかは明記する必要があると思うが、ポールにはそういう意識はないのか? あるいは周囲のスタッフに、それを指摘してあげる者はいないのか? 自主レーベルでブレーンが少ないのは理解しているけど、前回あったモノが今回は省略。これも世界情勢の趨勢なの? 自分的には、ポールはそういうのに流されないヒトだと思ってたんだけどなぁ…。
ネット・ショップの紹介によれば、前作に引き続いてのマール・ハガード、カントリー歌手:ジョン・アンダーソンの人気曲、カントリー界初のアフリカ系米国人シンガー:チャーリー・プライドに、フレディ・フェンダーの大ヒットなどが収録。自分は真っ先に輸入盤を買ってしまい、楽曲クレジット皆無に愕然としてしまったので、ご所望の日本のファンは、解説が入っている国内盤がヨロシイかも。
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