
巷ではEarth, Wind & Fireの『I AM』リマスター盤にボーナス収録された<Diana>って曲が話題だったけれど、カナザワ的にはコッチの方が数倍衝撃が大きかった。というのは、アースのように当時書き下ろされた未発表の新曲ではなく、かなりの有名曲だったから。“エッ、これってAWBも演ってたの!?”って。
このベスト盤は英国ソニーの2枚組編集盤。AWBっていくつもベスト出してるので「またか」と見過ごしがちだけれど、このネタ曲は、今のところココにしか入っていない。かくいう自分も、友人に教えられるまでは素通りしていた。また、前期はアトランティックのイメージが強く、何故ソニー?という方もいるだろうから説明しておくと、現在AWBの音源はほとんどバンド自身が管理しており、日本ではビクターと契約している。それが英国では最近ソニーとディールを結んだようで、俗にいう“ホワイト・アルバム”(原題はS/T)の2枚組デラックス・ヴァージョンも昨年の同時期にリリースされていた。全35曲中、未発表は2曲。問題の曲じゃない方は、結構初期の曲だ。そしてこちらはフォスター絡みだから、当然『SHINE』のアウトテイク、もしくはその前後の録音ということになる。一応クレジットは80年......などと書きつつ、まだ曲名は明かさなかったりして(苦笑)
その曲は、この80年にあるAOR系の大物シンガーがヒットさせている。けれど元々はもっと古い曲で、この大物シンガーのバック・バンドの持ち曲だったが、レコーディングしたものの発表されずにいたのだ。そのオリジナルは数年前にアルバム化され、結構な話題になった。それだけに、AWBがこの曲を取り上げていたことに驚いたのだ。時期的にはおそらく、大物シンガーより少しだけ早いのではないか?
さぁ、お分かりになりましたか? まぁ、あんましジラすのもナンなので、そろそろタネ明かしを。
その曲とは、ズバリ、ボズ・スキャッグスで有名な<Miss Sun>なんである。これはもともとTOTOのDavid Paichが書いたもので、TOTOがColumbiaとのディールを獲得するキッカケになったという曰く付きの名曲。それをDavid Fosterが取り上げたというのが面白い。もっともこの2人のDavid、シェリル・リンのデビューなどでは共同戦線を張っているわけで、フォスターは以前からこの曲に目をつけていたのだろう。ボズのヴァージョンはペイチのアレンジだが、この曲をボズのベスト盤に新曲として採用することを進言したのも、もしかしたらフォスターだったのではないだろうか。アレンジはボズやTOTOよりゆるいけど、アラン・ゴーリーとヘイミッシュ・スチュアートのツイン・ヴォーカルの絡みは、やはり当時のAWBならではの魅力でありんす。
ところで日本のソニーは、アースの来日に合わせて、アースの旧譜を一斉に出し直すらしい。でも『FACES』以降のボーナス曲入りリマスター盤は、まだ米国でも出ていない。果たして新しい国内盤はどうなるのだろう? もし日本独自のリマスターでボーナス曲ナシなら、当然買うのは先送りだな。
その曲は、この80年にあるAOR系の大物シンガーがヒットさせている。けれど元々はもっと古い曲で、この大物シンガーのバック・バンドの持ち曲だったが、レコーディングしたものの発表されずにいたのだ。そのオリジナルは数年前にアルバム化され、結構な話題になった。それだけに、AWBがこの曲を取り上げていたことに驚いたのだ。時期的にはおそらく、大物シンガーより少しだけ早いのではないか?
さぁ、お分かりになりましたか? まぁ、あんましジラすのもナンなので、そろそろタネ明かしを。
その曲とは、ズバリ、ボズ・スキャッグスで有名な<Miss Sun>なんである。これはもともとTOTOのDavid Paichが書いたもので、TOTOがColumbiaとのディールを獲得するキッカケになったという曰く付きの名曲。それをDavid Fosterが取り上げたというのが面白い。もっともこの2人のDavid、シェリル・リンのデビューなどでは共同戦線を張っているわけで、フォスターは以前からこの曲に目をつけていたのだろう。ボズのヴァージョンはペイチのアレンジだが、この曲をボズのベスト盤に新曲として採用することを進言したのも、もしかしたらフォスターだったのではないだろうか。アレンジはボズやTOTOよりゆるいけど、アラン・ゴーリーとヘイミッシュ・スチュアートのツイン・ヴォーカルの絡みは、やはり当時のAWBならではの魅力でありんす。
ところで日本のソニーは、アースの来日に合わせて、アースの旧譜を一斉に出し直すらしい。でも『FACES』以降のボーナス曲入りリマスター盤は、まだ米国でも出ていない。果たして新しい国内盤はどうなるのだろう? もし日本独自のリマスターでボーナス曲ナシなら、当然買うのは先送りだな。