
キャロルさんといえば、数々の名曲を産み出してきた名作詞家。自分でも3枚のソロ・アルバムを出していて、特にマイケル・ジャクソンも歌っていた<It's The Falling In Love>が入っている『...TOO』や、かの田中康夫がかつて無人島レコードに選んでいた『SOMETIME LATE AT NIGHT』あたりが有名。80年代はバート・バカラックの奥方だったことも知られている。
で、このボックスは、彼女の著作を管理しているWarner Chappeel Musicの制作。本来この手のものは楽曲売り込み用に作られるケースが多いけれど、これは彼女の功績を讃えるために組まれた記念碑的ニュアンスが強く、16ページに及ぶブックレットが入っていたりする。つまり、ライノあたりが市販用に作るボックス・セット張りのゴージャスさなのだ。
組まれたのは96年。ボクも数年前にその存在を知り、何とか入手しようとネット中心にずっとリサーチしていた。ところが基本的に関係者だけに配られるうえに、これだけの豪華装丁で制作枚数自体が少ないのか、まったく出てこない。その間にキャロルとピーター・アレンと一緒のプロモ・アルバムを見つけちゃったりも。でも割りと最近になってデッドストックが出たのか、突然海外オークションに立て続けに登場。もちろん即買いした。さすがにチト高かったが、間もなく国内の某オークションにも出品されて、そこでは4倍くらいの値段がついてて苦笑した。
さて、注目の中身だが。
基本は、彼女がこれまでに作詞してきた曲を、贈ったアーティストの完成バージョンで収録。たとえばメリサ・マンチェスター<Don't Cry Out Loud>、ピーター・アレン<Fly Away>、クロストファー・クロス<Arthur's Theme>、パティ・ラベル&マイケル・マクドナルド<On My Own>というように。でもこれだけなら単なるレーベル越えのベストなので、大枚を叩く必要はない。ということは、コレにはココでしか聴けない貴重なトラックがいくつも入っているというワケなのダ。
ザッと挙げてみると、メリサの歌うデモ、マイケル・マクドナルドが歌うデモ、ジェームス・イングラムやベイビーフェイスが歌っている未発表曲などなど。こりゃー、ファンならずとも欲しくなって当然でしょ。
こうしたプロモ・レコードは結構あって、AOR系ではデヴィッド・ラズリーやアリー・ウィリスあたりが有名。最近だとダイアン・ウォーレンが何枚も出している。けれどダイアンのは、実際はすべて市販ヴァージョンだけで構成されたものが多いようだ。ボクが確認してるのは、イギリスで出された6枚組ボックスにだけ、彼女が歌う“ココでしか聴けない”マテリアルが入っている。
まぁ、たった何曲かのレア・トラックのためだけに大金を払うのはマニアだけで充分。そのためにもボクの番組では、機会ある度に必ずこうした曲をオンエアしているのだから。
で、このボックスは、彼女の著作を管理しているWarner Chappeel Musicの制作。本来この手のものは楽曲売り込み用に作られるケースが多いけれど、これは彼女の功績を讃えるために組まれた記念碑的ニュアンスが強く、16ページに及ぶブックレットが入っていたりする。つまり、ライノあたりが市販用に作るボックス・セット張りのゴージャスさなのだ。
組まれたのは96年。ボクも数年前にその存在を知り、何とか入手しようとネット中心にずっとリサーチしていた。ところが基本的に関係者だけに配られるうえに、これだけの豪華装丁で制作枚数自体が少ないのか、まったく出てこない。その間にキャロルとピーター・アレンと一緒のプロモ・アルバムを見つけちゃったりも。でも割りと最近になってデッドストックが出たのか、突然海外オークションに立て続けに登場。もちろん即買いした。さすがにチト高かったが、間もなく国内の某オークションにも出品されて、そこでは4倍くらいの値段がついてて苦笑した。
さて、注目の中身だが。
基本は、彼女がこれまでに作詞してきた曲を、贈ったアーティストの完成バージョンで収録。たとえばメリサ・マンチェスター<Don't Cry Out Loud>、ピーター・アレン<Fly Away>、クロストファー・クロス<Arthur's Theme>、パティ・ラベル&マイケル・マクドナルド<On My Own>というように。でもこれだけなら単なるレーベル越えのベストなので、大枚を叩く必要はない。ということは、コレにはココでしか聴けない貴重なトラックがいくつも入っているというワケなのダ。
ザッと挙げてみると、メリサの歌うデモ、マイケル・マクドナルドが歌うデモ、ジェームス・イングラムやベイビーフェイスが歌っている未発表曲などなど。こりゃー、ファンならずとも欲しくなって当然でしょ。
こうしたプロモ・レコードは結構あって、AOR系ではデヴィッド・ラズリーやアリー・ウィリスあたりが有名。最近だとダイアン・ウォーレンが何枚も出している。けれどダイアンのは、実際はすべて市販ヴァージョンだけで構成されたものが多いようだ。ボクが確認してるのは、イギリスで出された6枚組ボックスにだけ、彼女が歌う“ココでしか聴けない”マテリアルが入っている。
まぁ、たった何曲かのレア・トラックのためだけに大金を払うのはマニアだけで充分。そのためにもボクの番組では、機会ある度に必ずこうした曲をオンエアしているのだから。