Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Soul / R&B

■ TESTIFY / BERNARD PURDIE

bernard purdie_testify

ドラムの巨匠パーディーは、ダチーチーだけでは終わらない。
6年ぶり、80歳代になって初めての新作は、
R&Bからジャズ、AOR、ボサノヴァまで、
パーディーの多彩なグルーヴのアダルト・サイドを凝縮。
ゲストにビル・チャンプリン、ロベン・フォード、
チャック・レイニー、クリスチャン・マクブライドらを迎えた、
全編ヴォーカル・トラックの意欲作。


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■ ROBERTA FLACK & CHRIS JASPER passed away

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また朝早い時間から、ソウル〜R&B方面からの訃報が相次いで。日本時間の深夜、自分的には朝起き抜けに飛び混んできたのが、ロバータ・フラックの訃報。24日、体調を崩して救急車で搬送中に心不全を起こし、車中で家族に見守られて息を引き取ったという。既に2022年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症したことを発表していて、歌うことが困難になったため、実質的には引退状態だった。享年88。

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■ Soul / R&B Singer, GWEN McCRAE & JERRY BUTLER passed away

gwen mccraegwen mccrae_on my way
jerry butler 078thelma houston_jerry butler

今日は朝からソウル/R&B方面からの訃報が立て続けに。まずはベティ・ライトに並ぶマイアミ・ソウルの歌姫グウェン・マックレイ。続いてカーティス・メイフィールドと共にインプレッションズを立ち上げ、フィリー・ソウルの重鎮チーム:ギャンブル&ハフとも縁の深かったジェリー・バトラー。70年終盤以降、ソウル/R&Bがジャズやロックと濃密にクロスオーヴァーし始めた、いわゆるブラック・コンテンポラリー期からその筋に深入りするようになった自分にとって、正直どちらも、それほど思い入れが強いワケではない。けれどやっぱり両人ともシーンの重要シンガーというコトで、アルバムはそこそこ抑えている。そういえばこの両人、どちらもデュオ作品でも良作を遺していましたね。

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■ LIVE IN JAPAN 1974 / WAR

war live in japan

先週末にBlueNote Tokyoで行われた来日公演が大好評を呼んでいるウォー。少し前に代表曲<Why Can’t We Be Friends?>がビールのCMソングに採用されたり、ちょうど初来日から50周年ということで注目度が上がったようだけれど、ソールド・アウトとは驚いた。お陰で観に行くかどうか悩んでいた自分は諦めざるを得なくなったけれど、このライヴ盤を聴いて、改めてチョッと後悔しているところだ。

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■ BABY IT'S ME / DIANA ROSS

diana ross_baby it's me (1)

書きモノの都合で久々にコレ、ダイアナ・ロスの77年作『BABY IT'S ME』。サントラ盤やマーヴィン・ゲイとの共演作、ライヴ盤を除くオリジナル・ソロ・アルバムとしては7作目に当たる。プロデュースはリチャード・ペリーがフル稼働。ダイアナ的にはマイケル・マッサーやハル・デイヴィス、ボブ・ゴーディオあたりを曲ごとに、というアルバムが続いていたから、ひと組のプロデューサーに制作を丸投げしたのは、70年の1stソロ『DIANA ROSS(エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ)』と71年の3rd『SURRENDER』を手掛けたアシュフォード&シンプソン以来。それだけリチャード・ペリーを信頼し、期待を掛けていた、というコトなのだろう。

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■ SAM MOORE of Legendary soul duo SAM & DAVE passed away

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sam & Dave_soul man

1960年代にソウル・デュオ、サム&デイヴ(Sam & Dave)の片割れとして多くのヒットを放ったレジェンド:サム・ムーアが、1月10日朝、米フロリダ州コーラルゲーブルズの自宅で死去。死因は何かの手術後に発症した合併症とのことで、詳細は不明。89歳だった。70年のサム&デイヴ解散後は不遇の期間が長く、06年のソロ作『OVERNIGHT SENATIONAL』で奇跡的な完全復活。テン年代いっぱいは来日を重ね、元気なステージを見せてくれたが、結局 作品リリースには恵まれないまま逝ってしまった。

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■ NEVER TOO MUCH : GREATEST HITS / LUTHER VANDROSS

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稀代の名R&Bシンガー:ルーサー・ヴァンドロスのドキュメンタリー映画が、昨年11月から全米公開。年が変わってからは、CNNなどで配信されているそうだ。現時点では日本公開の予定はないようだが、これに合わせて新しい2枚組ベスト盤『NEVER TOO MUCH:GREATEST HITS』がUSリリース。89年にレコーディングされたビートルズ名曲<Michelle>の未発表カヴァーがハイライトになっている。個人的にはルーサーのアルバムはすべてリアルタイムで押さえてきたし、ベスト盤も複数手元に。なのでこの1曲のためにまた編集盤を買うつもりはないなぁ…。でもルーサーが話題となれば気もそぞろ。久々にオリジナル・アルバムをいくつか引っ張り出して、聴いてしまったりして。

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■ SPECIAL THINGS / POINTER SISTERS

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夫婦交代で寝込んだ年の瀬につき、大掃除案件軒並みストップ。明日必要最低限のコトだけやって、あとはとにかく自分のデスク回りのCDの山を何とかしないと、年明けからの仕事がやりづらくて敵わんな。…といワケで、先日のリチャード・ペリー訃報を受けてのポインター・シスターズ。その時も書いたように、ペリーが自分のレーベル:プラネットを立ち上げて真っ先に迎えたのが、トリオになった彼女たちで。その移籍第1弾『ENERGY』(78年・オリジナル通算5作目)からして、スティーリー・ダンやドゥービー・ブラザーズ、フリートウッド・マック、ロギンズ&メッシーナといったポップ・ロックのカヴァー集で、クロスオーヴァー・ヒットを狙ったのが明白だった。そしてそこからブルース・スプリングスティーン提供の<Fire>が全米2位になる。

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■ TINA TURNER United Artists Years

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昨年5月に亡くなったティナ・ターナーのソロ・デビュー50周年を記念したソロ初期4作が、まとめてCD / Vinyl 復刻。当時はすべてUnited Artistsからのリリースだったが、現在は回りまわって Parlophone / Rhino からの発売となった。手に入れたのは独プレス盤で、すべて箱モノにありがちな簡易的ペーパー・スリーヴ。でも内袋もシッカリ再現されていて、まぁそれなりの出来である。

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■ TUXEDO IV

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とりあえず年末進行の一番大きなヤマをクリア。細かい締切はちょこちょこあるものの、廉価企画シリーズ物のライナー執筆は久しぶりだったので、結構気持ちが入ったな。書いたのはメジャー・アクト中心に4組5タイトル分。来年発売で、ラインナップの公開もまだのようだから、具体的なことは差し控えるけれど、短い割には情報量満載の解説になっているはず。ライナー執筆はプロの書き手としての実力や矜持の見せ所だからね。ま、発売が近くなったらご案内しますが…。

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■ THE CONCERT FOR A NEW SOUTH AFRICA (Durban) / WHITNEY HOUSTON

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唐突に現れたホイットニー・ヒューストンのライヴ・アルバム。よくある出所が怪しいハーフ・オフィシャル盤ではなく、れっきとしたアリスタ発の公式作品。94年に南アフリカで行なった歴史的コンサートのライヴで、『THE CONCERT FOR A NEW SOUTH AFRICA (Durban)』というライヴ映像作の音源ヴァージョンとのことだ。この時のホイットニーは、ネルソン・マンデラが大統領になったアパルトヘイト後の南アフリカで、初めてコンサートを行なった西側のメジャー・アーティストという特別な存在。故にその30周年を記念し、前述ライヴ映像を4Kリマスター化。10月末に海外でシアター公開されたのに合わせ、音盤でもリリースされたのである。

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■ BACK ON THE BLOCK / QUINCY JONES

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某音専誌のクインシー・ジョーンズ追悼特集に寄稿。クインシー自身及びプロデュース作品について、数本のレビュー原稿を書いた。訃報を知った直後にもこんなポストを上げたが、意外にも、しばらくぶりに聴いたコレに再発見ありで。それが89年のアルバム『BACK ON THE BLOCK』。当然ながらリリース当時にかなり聴き倒していたつもりだったので、今になって聴き直してもあまり印象は変わらないと思っていたが、然にあらず。新発見というほどじゃないものの、「アレッ、こんなに良かったっけ」ぐらいのズレがあった。ヒップホップに乗れずブラック・ミュージックから離れていった自分だから、本作に於けるラッパー勢の大量重用などを目の当たりにして、当時は無意識のうちにバイアスを掛けていたのかもしれない。

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■ THE DUDE / QUINCY JONES

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各種SNSがクインシー・ジョーンズへのお悔やみポストで溢れかえっている。それだけ音楽シーンに絶大な影響を及ぼしてきたワケで、今更自分が書くまでもないか、と思っていたが、速報だけでは自身の中でどうも踏ん切りがつかない。だからと言ってマイコーとかの関連作を持ち出すと収拾がつかなくなりそうなので、敢えてこのド定番。自分が意識してクインシーを聴いた初めてのアルバムで、タイミングとしては81年の来日の少し前。「ヘェ〜、クインシー来るんだ…」と羨みつつ、プロデューサーってライヴで何を演るんだろう…、と訝しく思ったのを覚えている。TVの中継で見て、まさかオーケストラの前で踊っているだけ、とは思わなかったが…(←だけじゃなく、一応コンダクターだったんだが…(苦笑)


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■ QUINCY JONES passed away

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とうとうこの日が来てしまった。米音楽界の巨匠クインシー・ジョーンズの訃報。広報によればクインシーは、3日(日)の夜、L.A.のベルエアにある自宅で家族に見守られながら逝ったらしい。享年91だから、大往生といってイイのか…。

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■ IT'S CHRISMAS / TOWER OF POWER

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この8月に5年ぶりのジャパン・ツアーを行なったタワー・オブ・パワーから、早くもニュー・アルバムが届いている。内容はズバリのホリデー・アルバム。真夏日が続いている間にクリスマス・アルバムの紹介するとは思わなかったが、そもそも南半球はいつも真夏のクリスマスなのだから、マァいいか プロデュースはお馴染みのリーダー:エミリオ・カスティーロと、ジノ・ヴァネリの兄にして長年そのサウンドメイクを担ってきたジョー・ヴァネリ。ジョーはテン年代終わりからTOPとチームアップするようになり、これでライヴ盤含め4作連続の共同作業となる。

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■ NEVER TOO MUCH / LUTHER VANDROSS

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ようやく実現!と狂喜乱舞したルーサー・ヴァンドロスの初期グループ:ルーサー2作の奇跡の復刻は、期待とは裏腹に黒人音楽好きの間だけの話題に止まってしまったけれど、その時に久々に聴き返し、先日またシシー・ヒューストンの訃報で手に取ったのが、彼の81年のソロ・デビュー作『NEVER TOO MUCH』。自分にとっては、AORに於けるエアプレイのような存在で、ソウル/R&B系で最もハマったアルバムだ。もちろんそれ以前からアース・ウインド&ファイヤーやらスティービー・ワンダーやら、いろいろ聴いてはいたけれど、そうしたソウル/R&Bの深みにドップリ浸かるキッカケになったのがルーサーだったのだ。
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■ CISSY HOUSTON passed away

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ホイットニー・ヒューストンの母親として知られるR&B/ゴスペル・シンガーのシシー・ヒューストンが、10月7日、ニューアークの自宅で亡くなった。アルツハイマー認知症を患い、ホスピス・ケアを受けていたという。享年91。
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■ VOL.2 / THE MIGHTY SOULMATES

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プリンス・ファミリーのアンドレ・シモーンとセント・ポールことポール・ピーターソン、ザ・システムのミック・マーフィーら4人の敏腕が手を組んだ幻のプロジェクト、その第2弾。
時代がひと回りした90年代ファンクの真髄が、いま改めて世に問われる。


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■ TITO JACKSON of Jackson 5 / Jacksons Passed Away

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ジャクソン・ファミリーの次男ティト・ジャクソンが急死した。現地時間15日、ティトの息子たちで “3T”として活動しているTJ、タジ、タリルが、インスタグラムで明らかにした。公式な死因は発表がないが、元マネージャーからの情報として、ニューメキシコからオクラホマの自宅へ向かう途中、突然心臓麻痺の発作を起こしたと伝えられている。本人が運転していたのかどうかは不明。享年70。

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■ FRANKIE BEVERLY of MAZE passed away

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衝撃 ソウル・シーンのレジェンド・シンガー、メイズ feat.フランキー・ビヴァリーのフランキーその人が、9月10日に死去。家族がインスタで発表したが、現時点で詳細は明かされていない。昨年、事実上の引退を表明していた。享年77。

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今井優子 キャリア初のカヴァー・アルバムを4月リリースpcd18918_cd
今井優子 / Reminiscence
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オリジナル新曲「Eternal Promise」配信中(ココをclick)
Supervisorで関わっています。

大好評! デイン・ドナヒュー新作『 L.A. RAIBOW』 アナログ4月発売dane donohue_new

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 カナザワ監修シリーズ
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バックマン=ヨハンソン
&ジ・アザーズ /
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bernard purdie_testify
バーナード・パーディ
/ テスティファイ
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パピック&ザ・ソウルトレンド・オーケストラ /
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デヴィッド・ゲス /ザ・プライズ・オブ・イリュージョン
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マルコ・タジアスコ
/ ザ・ミッシング・ペイジス
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radiko Premiumで何処からも
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ショーグン / ALIVE II
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