Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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World

■ JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO / JOAO GILBERTO

joao gilberto

大貫妙子、竹内まりや、EPOらの初期ブレーンで、MIDIレコード創設者、そして小野リサを発掘した音楽プロデューサー:宮田茂樹さんにお声掛けいただき、3月8日〜14日の1週間限定で限定上映される『ジョアン・ジルベルト ライヴ・イン・トーキョー/JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO』の試写会に足を運んだ。ジョアン・ジルベルトといえば、アントニオ・カルロス・ジョビンや作詞家ヴィニシウス・ヂ・モライスらと共にボサノヴァ創始者とされ、“ボサノヴァの神”、“ボサノヴァの法王”などと謳われる。 そのジョアンの奇跡の初来日公演を実現させたのが、他ならぬ宮田さんだ。03年の初公演時、ジョアンは既に72歳。そしてこのライヴ映像は、06年の3度目の来日の際、11月8・9日の東京国際フォーラムでのステージを収録したものになる。

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■ CRITERION OF THE SENSES / ED MOTTA

ed motta_018

いよいよ来週21日に待望の新作『CRITERION OF THE SENSES (クライテリオン・オブ・ザ・センシズ)』がドロップされるエヂ・モッタ。13年に出た前々作『AOR』で日本リリースが再開され、そのスティーリー・ダン/AOR愛が世に広まって、一気に知名度がアップした。前作『PERPETUAL GATEWAYS』はヒューバート・ロウズやパトリース・ラッシェン、グレッグ・フィリンゲインズらと相見えた初の米国録音盤だったが、内容は少々ジャズ寄り。対してこの新作は、『AOR』と『PERPETUAL GATEWAYS』の間に位置しつつも、相対的にはスティーリー・ダン/AOR路線を色濃く滲ませる。印象的なカマキリ・ジャケは、スティーリー・ダン『KATY LIED』やドナルド・フェイゲン『KAMAKILIAD』を髣髴させるが、これは以前からエヂのアルバムを手掛けている女性アート・ディレクターの発案によるもので、ヨーロッパの人気コミックに原案があるようだ。

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■ BURNIER & CARTIER

burnier & cartier

久々にMPBモノを。このブルニエール&カルチェールは、かのルイス・ボンファの甥で、作曲家として数多くのブラジル大物アーティストに楽曲を提供してきたオクタヴィオ・ブルニエールと、イラストレイター/デザイナーとしても活動しているクラウヂオ・カルチエールから成るデュオ・ユニット。兄弟説もあるらしいが、ブラジル音楽門外漢のカナザワに詳細は分からない。でも74年発表のこのアルバムが、2人にとっての処女作だったらしく…。いすれにせよ、隠れ名盤であるコトは確かだ。

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■ HEARTBEAT / 犬塚彩子

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今日は、いまカナザワが制作に関わっている今井優子のレコーディングに参加してくれた、ブラジリアン・ミュージックの実力派シンガー・ソングライター:犬塚彩子(さえこ)さんのライヴ@南青山ZIMAZINE。シート数40席あまりの小さなジャズ系ライヴ・バーだが、とても雰囲気が良くて、心和むスポット。昨年4月に外苑前から骨董通りに移転してきたそうだが、Bluenote Tokyoへの道すがらに、こんな所があるとは知らなんだ。

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■ MORNING SUN / ALPHONSE MOUZON

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昨夜はお声掛け戴いてた『Chasin' the 80s Classic』の発刊記念イベント@新宿カブキラウンジ に、締切ブっちぎって顔出し。さすが JAMさん、トイレにも行けぬほどの動員で、しこたまビックリ 顔見知りもいれば、超お久しぶりの方、初対面の方、いろいろな方とお話しさせていただきました。その分DJは、JAMさんを始め、誰が何を回していたのか、まるで記憶にないのだけれど、ファンク系やや多めの中、意外にも『Chasin'...』にも載ってないフュージョン系のコレが掛かったので、スゴく印象に残っている。初期ウェザー・リポートでもドラムを叩いたアルフォンス・ムゾーンの<I'm Glad That You're Here>という歌モノ・ナンバーだ。

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■ LIVE ! -Deluxe Edition- / BOB MARLEY & THE WAILERS

bob marley live 3lp
75年に発表されたポップ/ロック史に残る名盤:ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの『LIVE!』。そのデラックス盤が、昨年12月にアナログ盤3枚組でリリースされた。自分はピーター・バラカンさんのラジオ番組でその情報を知り、すぐさまゲット。ところがその後も全然話題に上がらず、CDはおろか国内発売の報もない。どうしたことか?と、ふと思いついてネットを検索したら、偶然にも今日2月6日が、ボブ72歳の誕生日だった。もちろん生きていれば、の話だけど、もしかして呼ばれちゃいましたかね…

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■ FENIX / AZYMUTH

azymuth_fenix
ブラジルの人気ジャズ・フュージョン・グループ:アジムスの新作が届いた。グループとしてのデビューは75年だが、メンバーはそれぞれセッション・ミュージシャンとして働いていて、70年初めから一緒にプレイ。73年からアジムスと名乗るようになった。日本では77年の2作目『涼風』収録の<Voo Sobre O Horizonte>が、名物ラジオ番組『クロスオーヴァー・イレヴン』のエンディング・テーマに使われ、広く知られるようになっている。

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■ VINTAGE '74 / SERGIO MENDES & BRASIL '77

sergio mendes vintage74
脱線ついでに。リオ五輪が開幕し、いきなりのメダル・ラッシュに世間が盛り上がっている。カナザワ的にはTV観戦している時間などないし、そもそも大して関心もないが、この機に乗じてのブラジルもの廉価再発にはチョッとだけ加担しているので、ご紹介しておこう。

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■ SOLAR / LUCAS ARRUDA

lucas arruda 2
カナザワが解説を寄稿しているブラジリアン・レア・グルーヴ・マスター:エヂ・モッタのニュー・アルバム『PERPETUAL GATEWAYS』も無事発売されたようで、こんなインタビュー記事も紹介されているけれど…。その新作ジャケから連想したのが、同じブラジリアンなレア・グルーヴ系ニュー・カマー、ルーカス・アルーダ。ちょうど某コンピレーションの選曲仕事もあって、この辺の新し目なメロウ・グルーヴを聴き漁っていたのよ。

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■ PERPETUAL GATEWAYS / ED MOTTA

ed motta_perpetual
新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。ここ2年ほどは和モノ中心に動いていたカナザワですが、今年は引き続きそちらをフォローしつつ、軸足は再び洋楽AOR系に戻していきたいな、と思っていますが、さぁ、どーなるコトやら…。

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■ LIVE AT THE IRIDIUM / JOSE FELICIANO with THE LES PAUL TRIO


jose feliciano_live
スケジュールの都合で去年の来日公演を見逃し、激しく後悔していたホセ・フェリシアーノが再来日。今度は必ず!という決心の下、 東京 3daysの最終公演@Blue Note Tokyo へ足を運んだ。ご存知の通りのブラインド・マンで、今年で齢70。なのにプエルトリカンらしい情熱的ライヴ・パフォーマンスは衰え知らずで、熱い歌い口も卓越したギター・プレイも、すべてイメージ通り。そのパフォーマンスはホントに若々しく、ハキハキしたMCも含め、とても70歳のジジイには見えない。

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■ I RASTA / PECKER


pecker
ずーっとジメジメの梅雨空続きだし、迫り来る締切にもアタマがモヤモヤして文章が浮かばない。スポーツ・ジムへでも行ってスカッと気分転換したいが、夕方は打ち合わせで出ないとイケないから、それも叶わず。こーゆー時は大抵ハード・ロックやプログレを爆音でカマしてストレス発散するが、どうもクリス・スクワイアの訃報があったばかりで、反って気が滅入りそう。そこで目についたのが、先月リイシューされたキレッキレのこのアルバム、ペッカーの『I RASTA』だ。


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■ ACQUARELLO / TOQUINHO


toquihno今年のゴールデン・ウィーク総括。前半も後半も、ずーっと家で仕事。未唯mieさんライヴ以外は、買い物とかメシ喰いとか、それくらいしか外出してません… 昨日なんて、1日で2本もライナー書いたのにねぇ。それでも全然締切に追いついてなかったりして… 関係各位、どうもスミマセン m(_ _)m

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■ NIGHTINGALE / GILBERTO GIL


gilberto_gilカエターノ・ベローゾと共にブラジル音楽界で最も重要なアーティストの一人に数えられるジルベルト・ジル。そのキャリアの中でも、特に貪欲に世界を見据えた活動を展開した70〜80年代初頭の作品群7枚が、日本初CD化で3回に分けてリイシューされている。

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■ GRACIAS MADRECITA / JORGE SANTANA


jorge_santana_12カルロス・サンタナの弟にしてマロのリーダー、そしてAORきってのエロ・ジャケ作の主であるホルヘ・サンタナの2011年最新作が登場。全世界で1000枚プレスということは、1/2以上日本向けってコトかしらね?

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■ LIVE FOREVER / BOB MARLEY & THE WAILERS

bob_marley_live80今日はボブ・マーリー、30年目の命日。それに併せてか、『ライヴ・フォーエヴァー 〜ピッツバーグの奇跡』と題された発掘ライヴ音源2枚組がリリースされた。収録は逝去8ヶ月前。当然、身体はとっくに癌に蝕まれ、本調子でなかったはずだが、それを気迫で補いながらポジティヴに歌うボブが、とにかく素晴らしい。

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■ LUI

luiまるでビーチ・リゾートのパンフレットのようなジャケットに包まれているのは、ハワイアン・コンテンポラリーの激レア盤、ルイの78年作。それがこの度メデタく、アプレミディ・レコーズから1000枚限定で初CD化された。

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■ TONINHO HORTA

toninho_horta_12016年のオリンピック開催地が、リオ・デジャネイロに決定。まぁ個人的には、そーなって当然、出るべくして出た結果だと思う。何と言っても南米初の五輪だもの。東京招致を進めていた関係者や応援していた方々には申し訳ないが、いくら一生懸命にプレゼンしたって、この事実は覆せない。ちょっと冷静に考えれば分かりそうなモノだけれど、石原都知事以下の落胆ぶりは相当なもの。アーティストが自分の作品を客観視できないのと同じですね。

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■ BUTTERFLY /AZYMUTH

ce94b86c.jpg今日は友人宅に十数人が集まってのニュー・イヤー・パーティー。かつての同人サークル・メンバーを中心にしつつ、そこに業界人が混じる一見不思議な顔ぶれながら、ほとんどが年に1〜2度集まるお馴染み同士でもあり。人気の的は、誰かれ構わず顔を舐めまくって愛嬌を振りまく人懐っこいポメラニアン。我が家でもワンちゃん、飼おうかしらん

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■ 1ST IMPRESSIONS / KOOL ELEVATION

bde877a3.jpg一晩で気分だけはクリスマスから常夏のハワイへ。96年に密かに現地レーベル殻発売されていたというクール・エレヴェイションの幻のファースト、奇跡の日本リリースである。出たのは9月だったが、我がLight Mellow's Choiceと同じ発売元だったのでサンプルを頼んだところ、なかなか好評で品薄に陥ってたらしく、しばらく待たされたのだ。

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大好評! デイン・ドナヒュー新作『 L.A. RAIBOW』 アナログ2月発売dane donohue_new

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 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

marco taggiasco_missing pages
マルコ・タジアスコ
/ ザ・ミッシング・ペイジス
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aspen creek
アスペン・クリーク
/ トゥモロウ・テイク・ユー・ホーム
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gig 3
GIG(グッドラム=イニス=ガイチ)
/ ザ・ハート・リメンバーズ
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baker bros_024
ザ・ベイカー・ブラザーズ
/ ザ・ネクスト・ラスト・パーティー
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ジョエル・サラクラ / ソフト・フォーカス
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mighty soulmates 2
ザ・マイティ・ソウルメイツ Vol.2
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vladimir cetkar 024
ヴラディミール・チェトカー / レット・アス・ビー
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ラジオ レギュラー出演中
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ネット局が増えました。
岩手IBC 木曜16:30-16:50
福井FBC 金曜12:10-12:40
秋田ABS 土曜16:30~16:50
熊本RKK 日曜22:30- 23:00
radiko Premiumで何処からも
カナザワ奇数月に出演中
Liner Notes
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岩崎宏美 / WISH
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hiromi iwasaki_wagamama
岩崎宏美 / わがまま
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louis lake 2
ルイス・レイク
/ イントゥー・ザ・レンズ
Tower Records

jeff larson_adobe home
ジェフ・ラーソン / アドビ・ホーム
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Tower Records

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GOOD BYE APRIL / HEARTDUST
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amazon(特典なし)
Tower Records

geyster 024
ガイスター / イット・オンリー・テイクス・ワン・マン(国内仕様盤)
Tower Records

thierry condor best
ティエリー・コンドール / エッセンシャル・コレクション・アンド・モア(国内仕様盤)
Tower Records

toshiya igarashi
五十嵐寿也 / LADY DANGER (タワー限定)
Tower Records

bread & Butter_singles
ブレッド&バター / ザ・シングルズ
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Tower Records

レギュラー執筆中
●ギターマガジンWEB にコラム連載中。
『シティ・ポップ・ギター偉人伝』第5回
松下誠の職人ギター・プレイを楽しむ10枚|連載『シティ・ポップ・ギター偉人伝2024-0621-syokunin-guitarist-makoto-matsushita-0001

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