Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Rock Classic

■ STRIKE UP THE BAND / LITTLE FEAT

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リトル・フィート、実に13年ぶりのオリジナル・ニュー・アルバム『STRIKE UP THE BAND』。“バンドやろうぜ” “演奏しようぜ” 的なタイトルが表す通り、19年にポール・バレア (g) が亡くなって以来、初の純新作。去年出た『SAM'S PLACE』は、パーカッションのサム・クレイトンが歌うブルース・カヴァー集という企画アルバムだったから、あれは言わば本作の前哨戦、肩慣らしのような作品だった、というコトになる。

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■ THE MELANCHOLY SEASON / BENMONT TENCH

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今日はチョイと渋目の、でも愛すべきモノホンのアーティスト、ベンモンド・テンチのセカンド・ソロ『THE MELANCHOLY SEASON』をピックアップ。それ誰?って人もいるだろうけど、この方は、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズで40年間キーボードを担当してきた名脇役。言い換えれば、ベンモントとマイク・キャンベルあってこそのハートブレイカーズ、なんだな。14年にブルーノートから 『YOU SHOULD BE SO LONELY』という初めてのソロ・アルバムを出していて、実に11年ぶりの第2作。トム・ペティ親分が逝ってから初めてのソロ作になる。

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■ Guitarist RICK DERRINGER passed away

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ウインター・ファミリーやセッション・ギタリストとして活躍したリック・デリンジャーが、26日、南部フロリダ州オーモンドビーチの病院で死去。2ヶ月前に3本の冠動脈にバイパス手術を行ない、経過は良好だったが、前日の就寝間際に突然の心臓発作に襲われて搬送。医療処置が施されたものの、生命維持装置が外されると、安らかに息を引き取ったという。享年77。

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■ TEST OF TIME / THE BIG JIM SULLIVAN BAND

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ゴールデン・ウィークに突入してますが、自分はだらだら仕事中。今年はカレンダーの都合で世間は分散型だそうだけど、フリーランスにはあまり関係がない。それでも連休の中休みとか、連休明けに設定された締切もアリで。そのうえ今年はこのタイミングでプランニングとか仕込みの準備案件が重なって、なんか気ぜわしい。もちろんこの難しいご時世にとてもありがたいコトではあるけれど、時々鬱憤が溜まって、無性に爆音をカマしたくなる そこで手が伸びのがコレ、英国のセッション・ギタリスト、故ビッグ・ジム・サリヴァンが83年に残した『TEST OF TIME』の紙ジャケット再発盤。2月末にマーキー/ベル・アンティークから復刻されたのを見つけ、ゲットしただけでチャンと聴けてなかったのよ。

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■ Producer ROY THOMAS BAKER passed way

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クイーン初期作を筆頭に、ザ・カーズやフォリナー、ジャーニー、アリス・クーパー、チープ・トリックなどを手掛けてきた名プロデューサー:ロイ・トーマス・ベイカーが、4月12日、アリゾナ州レイクハバスシティの自宅で亡くなっていたことが、家族によって明らかにされた。現時点で死因は不明。享年78だった。

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■ 書籍 エリック・クラプトン完全版

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抱えている案件をせっせと進行させつつも、息抜きに和久井光司さん責任編集『エリック・クラプトン完全版』をその都度拾い読みしながら、気になったアルバムを聴いたりしている昨今。ビートルズ経由でクラプトンの存在を知り、初めて聴いたアルバムが、当時発売直後だった『461 OCEAN BOULEVARD』。「何故にコレがギターの神様の作品なのか?」と疑問を抱きつつ、いつの間にかハマって、『LAYLA』を聴き、クリームへ遡り…。もちろんそこからは新作が出る度にチェック。来日公演も片手以上の回数を観に行ったものの、最近はあっさりスルーしちゃっている。

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■ LIVE IN PARIS '79 / SUPERTRAMP

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なにやら唐突感のあるスーパートランプの映像作品『LIVE IN PARIS 1979』のレストア復刻。2012年の発売時も、「ドラマー:ボブ・シーベンバーグの自宅倉庫から発見された知られざるライヴ映像の作品化」とされ、シューティングから実に33年のブランクがあった。そもそもこの79年パリ公演は、代表作である6作目『BREAKFAST IN AMERICA』が大ヒット中のツアーを捉えたもので、ライヴ・アルバム『PARIS(ライヴ・イン・パリ)』として80年にリリースされている。それ故、そのCDを持っていた自分は、映像までは要らんなぁ〜と、当時はスルーしてしまったのだが…。

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■ TODD RUNDGREN @ Billboard Live Tokyo 1st Show

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3日はトッド・ラングレン@Billboard Live Tokyo 1st Showへ。トッドのライヴは、ダリル・ホールとのダブル・ビルで来日した時(23年11月)に観たばかりなので、わずかに1年3ヶ月前。ゼロ年代以降、リンゴ・スターのオールスターズ含め、かなり頻繁に来日してくれている気がするが、Billboard Liveでトッドを観るのは、アルバム『STATE』をフィーチャーした悪夢のようなEDMショウ以来。あの時はステージ・フロア前半分のテーブルを取っ払ってスタンディング・エリアを設置するという、Billboard Liveとしては前代未聞の異色公演で…。近年のツアーはヒット曲中心の、割とオーソドックスな内容になっているので、そんな突飛なコトはやらないと分かっちゃいるが、やはりあの時のショックがデカくてトラウマになっているのと、ダリルと来てからまだ間が空いてないので、きっと同じコトは演らないつもりなのだろう…と、思わず今回の来日の背景を探ってしまったよ。

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■ FIRE AID 〜 L.A. Benefit Concert

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大変な被害が広がっているL.A.の山火事。メル・ギブソンやパリス・ヒルトンなど、ハリウッド著名人の自宅や有名な建物が多数焼失。当ブログで馴染みのあるところでは、世界的エンジニアのボブ・クリアマウンテンのスタジオ、ジェフ・ローバーやマイケル・ランドウ(そのためスティーヴ・ガッド・バンドとの来日公演には代役が立てられた)の自宅兼スタジオが被害に遭っている。そんな大規模火災の被害者を支援するチャリティ・コンサート:FireAidが、現地時間1月30日(日本時間31日)、カリフォルニア州イングルウッドにあるインテュイット・ドームとキア・フォーラムの2ヶ所で同時開催。その模様は各プラットフォームでオンタイム配信され、日本からも観ることができた。長時間に及ぶライヴなので、自分は日にちが変わってから、youtubeで拾い見しているのだけど…。

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■ MEANWHILE / ERIC CLAPTON

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カリフォルニアから来ているUSリイシュー・レーベルのトップを囲んで、新宿でディナー・ミーティング。日本のメジャー・レーベルではもう、名前の通った大物アーティストなど売り上げが立ちそうなアーティスでないと再発は難しい状況。5年前10年前なら可能だった手法が、現在はもうできなくなってきている。そんな日本のシーンを踏まえて、これから何かできるのか…? それを模索するのが今回の趣旨。年内に何かカタチになれば上出来なんだけど。

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■ GARTH HUDSON of THE BAND passed away

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訃報の連鎖が今日も続く。日付が変わって変わって間もなく飛び込んで来たのは、ザ・バンド最後の生き残り、ガース・ハドソン逝く、の報だった。ウッドストックにある介護施設に入居していたらしく、現地時間1月21日朝、眠るように安らかに息を引き取ったという。享年87。

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■ 映画『ヒプノシス 〜 レコードジャケットの美学』試写会

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ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーなど、主に70年代の超大物アーティストのレコード・ジャケットを手がけたデザイン集団・ヒプノシスのドキュメンタリー映画『ヒプノシス 〜 レコードジャケットの美学』が2月に公開。その試写会@恵比寿ガーデンシネマ、に足を運んだ。

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■ JONI MITCHELL ARCHIVES VOL. 4 : THE ASYLUM YEARS (1976-1980) / JONI MITCHELL

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ジョニ・ミッチェルのキャリアを俯瞰する壮大なプロジェクト:ジョニ・ミッチェル・アーカイヴ のシリーズ第4弾は、『アサイラム・イヤーズ (1976-1980)』6CD セット。アサイラム・レコード在籍期後半、オリジナル・アルバムに照らすと『逃避行(HEJIRA)』(76年)、『ドンファンのじゃじゃ馬娘(DON JUAN'S RECKLESS DAIGHTER)』(77年)、『MINGUS』(79年)、そして名ライヴ『SHADOWS AND LIGHT』(80年)の時代、ジャズ方面に接近して強く異彩を放っていた充実期の未発表音源集。

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■ US Swamp musician, DON NIX passed away

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スワンプ・ロック・シーンの重鎮の一人、スタックスでも活躍したミュージシャンで、ソングライター/プロデューサーのドン・ニックスが、12月31日、米テネシー州ジャーマンタウンにある自宅で就寝中に死去。原因は明らかにされていないが、以前から黄斑変性症を患っており、近年は視力を失っていたそうだ。享年83。

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■ ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION -SACD Multi Hybrid Edition- / LAURA NYRO

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久々に風邪を引いてしまいました。50歳代後半になってから年に1〜2度罹患するようになったが、今回は「アレ、風邪引いたか?」と思ったら、翌日にはすぐ発熱。幸いにも物心ついてからインフルエンザに罹ったことがないので、今度もただの風邪だと思われるが、渋谷で予定していたミーティングはリモートに変更。まぁ、便利な世の中になったモンです。

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■ BORBOLETTA - Quadraphonic - / SANTANA

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順調に続いてきているサンタナの、クアドラフォニック〜SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション・シリーズ。世の中の音楽ファンの間では 5.1chマルチさえあまり普及していないのに、オーディオ業界やCD再発市場では、ちょっとしたリスニング・ルームの改装工事が必要なドルビー・アトモスへの流れが加速していて…。こりゃあどうにも一般音楽リスナーは置いてけぼりだな…、と悲しい気持ちになっている昨今だ。システム自体はPCやスマホで使えたり、サブスクで音源が供給されていても、空間オーディオと呼ばれるくらいで、相応のリスニング環境が整わないとあまり意味がないんじゃないの、知らんけど…(苦笑

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■ QUEEN I - Deluxe Edition -

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早朝からの予定が意外に早く引けたので、本日発売の『QUEEN I -Deluxe Edition-』を爆音で。クイーンは自分のロック初期体験のひとつで、初めて聴いたのは中学2年の時にクラスメイトから借りた『QUEEN II』。その後リリースされた<Killer Queen>のシングルを初めて買って、それからアルバム『SHEER HEART ATTACK』を手にしたのだった。そこから遡ってこのデビュー盤を聴いたのだけど、『オペラ座の夜』が出る頃には既発3枚は全部揃えていたな。当時はブリティッシュ系のハード・ロックやプログレの ベテラン・バンドばかり聴いていたが、クイーンは世代が少し近い分、ちょっと身近な感じがあった。

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■ LIVE AT FILLMORE EAST,1969 / CROSBY STILLS NASH & YOUNG

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元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、元ホリーズのグレアム・ナッシュが結成したクロスビー、スティルス&ナッシュが、69年6月に初アルバム『CROSBY STILLS & NASH』をリリース。フォーキーなサウンドと美しいハーモニーが大きな話題を呼ぶ中、スティルスはライヴ・ツアーに向けて構想を練っていた。デビュー作はスティルスが多くの楽器を自身で演奏していたため、バンド・アンサンブルを構築する必要があったのだ。そこで所属するアトランティック・レコード社長アーメット・アーティガンの提案から、ニール・ヤングに声を掛けることになる。

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■ SAPO

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いつの間にか紙ジャケ再発されていました。サンタナを筆頭とするサンフランシスコのラテン・ロック界隈で、70年代に活動していた幻のグループ、SAPOの唯一のアルバム。その周辺では、サンタナの兄弟バンドであるマロ、エスコヴェート兄弟が主導したアステカ、そしてお隣L.A.からはエル・チカーノ、ティエラといった同類バンドが登場し、ウエストコーストのラテン・ロック・シーンは大きく盛りがっていったのだ。

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■ フリートウッド・マック完全版 〜 和久井光司・責任編集

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まもなく発売される和久井光司さん責任編集のアーティスト・ガイド本『フリートウッド・マック完全本』(河出書房新社・刊)を献本いただいた。ご存じのように、英国ブルース・ロック・バンドとしてスタートし、紆余曲折を経て世界的ビッグ・ネームへ躍進。その後はその重い看板を背負いつつ、時に不複雑な人間関係を露呈させながら、断続的に活動を続けて彼らのこと。バンドの詳細を知るだけでなく、その誕生や音楽的・編成的変遷の背景など、多角的な視点が面白く、また自分の音楽知識の拡充にも繋がる。

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トニー・オマリー / ナゲンナ
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Article Serch
WHAT'S AOR?
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Light Mellow presents アナログ・レコードによるAORのトーク&リスニング・イベント。
毎月第3日曜午後開催予定。
《場所》 西荻窪 アナログ天国
《第1回開催》 7月21日(月・祝)13:30開場 / 14:00開演
 詳細はこちらから
LIVE Light Mellow vol.8
いよいよ開催決定!
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《出演》 佐藤竹善/土岐麻子
GOODBYE APRIL with はらかなこ
2025年8月30日 (土)
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スペース・ゼロ(新宿南口)
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福井FBC 金曜12:10-12:40
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