Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Rock Classic

■ FEATS DON'T FAIL ME NOW - Deluxe Edition / LITTLE FEAT

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少し前に「届かない〜」とブー垂れたリトル・フィート『FEATS DON'T FAIL ME NOW(アメイジング!)』(74年)のデラックス・エディション、ようやく入手。74年リリースの4作目ということで、50周年記念のCD3枚組デラックス版なのだけれど、昨年出た『SAILIN' SHOES』『DIXIE CHICKEN』それぞれのデラックス・エディションのような国内盤は出ないみたい。何だかなぁ…。

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■ SAM'S PLACE / LITTLE FEAT

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日本で初めて紹介されたリトル・フィートのアルバム『FEATS DON'T FAIL ME NOW(アメイジング!)』(74年)のデラックス・エディション到着を待っているのだけれど、オーダーが遅かったのか、未だ入荷待ちのまま。そこで先月リリースされたニュー・アルバム『SAM'S PLACE』を。ちょっと意表を突くようなブルース・カヴァー集だったんだけれど、中身はなかなかにご機嫌で。小洒落たAORとブルースなんて相容れないと思いがちだけど、AORサウンドにコクや深みを与えるのが、こういうルーツ・サウンドであるのは珍しくない。ボズ・スキャッグスやスティーリー・ダンを見れば、それは明らかだ。

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■ US session drummer:JOHN BARBATA passed away

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タートルズ、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング、ジェファーソン・エアプレイン、ジェファーソン・スターシップなどで活躍した職人ドラマー、ジョン・バーベイタが8日に死去。J.エアプレインの公式SNSが明らかにした。現時点で死因は不明。享年79歳。

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■ THE BOY NAMED IF(ALIVE AT MEMPHIS MAGNETIC)/ ELVIS COSTELLO & THE IMPOSTERS

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執筆関係のタマ以外、あまり積極的に耳を傾けられていない昨今。でも時にはストレス発散や息抜きも必要と。こういう時は、仕事からはなるべく離れた方が良いので、シティポップとかAOR系はナシでコレ。エルヴィス・コステロ最新作『THE BOY NAMED IF』のスピン・オフ盤で、日本だけでCD化された『THE BOY NAMED IF(ALIVE AT MEMPHIS MAGNETIC)』。発売からもう1ヶ月以上が経つが、ゲットしてチョイ聴きしたら、何だかとてもエネルギッシュで、初期のコステロを思い出したりして。だから後でチャンと聴こうと思いつつ、時間ばかりが過ぎてしまっていた。

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■ DREAMBOAT ANNIE / HEART

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和モノの書きモノをしていて、何故かココに。ハートも久々にツアーに出ているらしく、最近よくSNSに登場してくるので、何となくタイムリー。一般的には80年代後半、『HEART』 『BAD ANIMALS』『BRIGADE』あたりが一番人気だと思うが、日本デビューとなった<Barracuda>入りの『LITTLE QUEEN』(77年)のファンも多そう。個人的には、そこだったらむしろ最初期のこのアルバム『DREAMBOAT ANNIE』(76年)や、移籍のゴタゴタで3作目として出た『MAGAZINE』(録音時の2作目)の方に愛着がある。

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■ DICKEY BETTS passed away

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新聞などでも既報の通り、オールマン・ブラザーズ・バンドの結成メンバーであるディッキー・ベッツが、4月18日朝、癌と慢性閉塞性肺疾患との闘病の末、フロリダ州オスプリーの自宅で家族に見守られながら息を引き取ったことが伝えられた。享年80歳。

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■ LOVER'S ROCKIN' : THE LOST ALBUM / BOBBY KEYS

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ゴールデン・ウィークが近いこともあってか、締切関係もプライヴェートもチョイとバタバタ。この週末もライナー関係などの執筆が集中し、久々に嬉しい悲鳴。なのにこの金欠状態はナンなんだ そんな時はブログに時間を費やすコトもできないので、こういう軽やかなノリでご機嫌になれるネタを。ローリング・ストーンズの影の功労者と言われるワン&オンリーのサックス奏者ボビー・キーズ、昨年末に出ていた未発表ソロ音源集。

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■ RISE / ANDREA ZONN ・ MAP OF THE WORLD / KATE MARKOWITZ

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いいか、オメエら? ジェイムス・テイラーのライヴ観戦を見送ったオレ様が、この2枚のアルバムを語るんだ。「このオンナたち、誰?」なんて言ってるヤツにゃ、ジェイムス・テイラーを語る資格なんかないぞ。スティーヴ・ガッドがどうの、ディーン・パークスがこうの、と言いたいなら、その前に彼女たちについて話してみろやぁ〜〜

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■ SKIN IN THE GAME / THE IMMEDIATE FAMILY

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目前に迫ったジェイムス・テイラー来日に、ちょっと浮き足立っているウエストコースト・ファンが多いようだけれど…。でもちょっと、この人たちを忘れてはいませんか? 前回のジェイムス来日は、キャロル・キングとザ・セクション(−1)が一緒だったからこそ、大きく盛り上がったはずなのに…。だから日本の音楽ファンの多くは、メディアに踊らされ過ぎなんだって 50〜70歳代のロートル・ファンが多そうなウエストコースト方面でさえそうなんだから、これでは洋楽シーンの将来なんて、ホントお先真っ暗だわ…。

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■ SWING FEVER / ROD STEWART with JOOLS HOLLAND

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先週、1回こっきりの日本公演を終えたロッド・スチュワート。評判は悪かぁないようだけど、スルーしたところで特に後悔もなく…。それでも新作アルバムは一応聴いておこうと。音楽ファンには、アルバムもロクに持ってなくてもライヴには行くというタイプの人もいるが、自分は作品に惚れ込んだからライヴも観てみよう、というのが基本スタンス。だから、いつも同じようなベスト・ヒット的パッケージ・ショウで、定期的にツアーに出ているアーティストたちからは、自ずと足が遠のいてしまう。

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■ STEVE HARLEY passed away

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夜も深くなってきた頃、ロンドン発の訃報が入ってきた。ポスト・グラム〜モダン・ポップ系ロック・バンド、コックニー・レベルを率いて活躍したスティーヴ・ハーリーが、17日までに死去。娘グレタの発表によると、自宅で安らかに息を引き取ったらしい。彼は最近までアコースティック・トリオによるライヴを続けていたが、昨年10月にガン治療中であることを明かし、年明けに開催予定だったショウをキャンセル。しかしクリスマスには復活を期す旨のコメントを出していた。享年73歳。

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■ ONCE IN A BLUE MOON / ROD STEWART

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ロッド・スチュワートが間もなく来日。自分は観に行く予定はないけれど、新作が出たり、いろいろ再発があったりするので、ちょっとコレを引っ張り出した。1992年夏に完成、同年末にリリースが予定されていたのに、突如お蔵入りしてしまったロスト・アルバム『ONCE IN A BLUE MOON』。09年になってRhino Handmadeから通販オンリーで陽の目を見て、その後少量限定で市販にも載ったらしい。でもコレがすごく良かったのよ。

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■ UK Singer, Guitarist BOBBY TENCH passed away

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訃報。第2期ジェフ・ベック・グループやその残党で組んだハミングバード、ファミリーの後継グループ:ストリートウォーカーズなどで活躍したシンガー/ギタリストのボビー・テンチが、英国時間20日に亡くなった。現時点では死因不明。享年79歳だった。

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■ AT THE BEEB / QUEEN

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クイーン+アダム・ランバート、絶賛最後(?)の来日中。自分は行く予定はなく、今や積極的な興味も湧かないけれど。それにしても年明けからの外タレ来日ラッシュはスゴイね。ドーム公演だけでも、ブルーノ・マーズ7回公演に始まり、ビリー・ジョエル、エド・シーラン、テイラー・スウィフト4公演、そしてクイーン2days。ブルーノやビリーあたりは観たい気持ちはあったけど、以前観ているし、自分の鑑賞欲求とコスト・パフォーマンスのバランスが取れずにスルーした。クイーンはアダムと組んでからは観てないが、2020年に出た『LIVE AROUND THE WORLD』の映像で個人的には充分かな。ポール・ロジャースと来た時は、これはクイーンとは名ばかりの別モノと、喜び勇んで観に行って堪能したけど。しかもクルマで15分もかからぬ、地元さいたまスーパー・アリーナだったし。

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■ SOME PEOPLE CAN DO WHAT THEY LIKE / ROBERT PALMER

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せっかく仕事をしていたのに、SNSのAORグループで面白いネタが振られて、思わず反応。それが “ロバート・パーマーの3作目って、ジェフ・ポーカロがキレてるよネ” って話で。確かにこのアルバム、ジェフがクレジットされていて、キレのあるドラムの曲がある。でも実はメンバー・クレジットが曖昧で、どの曲がジェフなのかハッキリしていない。なので、まずはサブスクでサクッと聴き直してみたら、逆にハマッてしまって、CDを出してきて、本気で聴き入ってしまった。

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■ MAMOUNA -3CD BOX / BRYAN FERRY

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ブライアン・フェリーが94年にリリースした、ソロ・アルバムとして9枚目に当たる『MAMOUNA』のスペシャル・ボックス・セットが年末にリリース。この『MAMOUNA』には、フィル・マンザネラ、マンディ・マッケイ、そして何よりブライアン・イーノがゲスト参加していて、当時は「ロキシー・ミュージック再結成への布石か!?」なんて騒がれたのを思い出す(リアル再結成は2001年)。でもそれ以上に、いろいろと複雑な裏事情を秘めたアルバムだったのだ。

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■ FOREIGNER

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知り合いが仕掛けた産業ロック・イベントの影響か、一部で産業ロック熱が盛り上がっているようで。なので自分もちょっぴり感化されてコレ。産業ロックにはいろいろなバンド、アーティストがいるけれど、自分が真っ先に思い出すのは、先駆者たるボストン、路線シフト組のシンボルとしてジャーニー、そして当時の兆候に先駆けて結成されたフォリナーなのよね。

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■ WELCOME / SANTANA

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サンタナ、50周年アニヴァーサリーのSA-CDマルチハイブリッド・エディション第7弾『WELCOME』(73年)が登場。73年夏の日本公演でお披露目された新生サンタナ・バンド初のスタジオ・アルバムで、日本公演でレコーディングされた歴史的ライヴ盤『LOTUS(ロータスの伝説)』(74年発表)より先のリリース。日本公演で聴けた新曲4曲も、『LOTUS』発表に先駆けてスタジオ版として登場した。バンド:サンタナとしては『CARAVANSERAI』に次ぐ作品だが、本作との間にはジョン・マクラフリンとの共演作『LOVE DEVOTION SURRENDER(魂の兄弟たち)』があり、『LOTUS』後にはアリス・コルトレーンとの『ILLUMINATIONS(啓示)』が控える。カルロス・サンタナ的には最もジャズ色・宗教色が強かった時期の作品だ。

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■ JAPANESE SINGLES COLLECTION - GREATEST HITS - / BRUCE SPRINGSTEEN

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デビュー50周年記念。日本でリリースされた全シングルとMVをパッケージした、圧倒的ヴォリュームの日本独自企画盤4枚組が出た。同時に、2014年までに発表されたオリジナル・アルバム全25作のBlu-spec 2 / 紙ジャケ仕様盤のリイシューも始まって、まずは73年デビュー作『GREETINGS FROM ASBURY PARK, N.J. (アズベリー・パークからの挨拶 )』から86年『LIVE 1975-1985』までの8作が登場。やっぱり自分にとってのボスは、75年の3作目『BORN TO RUN(明日なき暴走)』からこの辺りまでがピークだったな。

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■ Session Keyboard Player:PAUL HARRIS passed away

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スティーヴン・スティルスのマナサス、ピーター・ゴールウェイ率いるオハイオ・ノックス、それにサウザー・ヒルマン・ヒューレイ・バンドなど、伝説的なバンドで名脇役として活躍したセッション・キーボード奏者、ポール・ハリスが、10月24日に亡くなった。享年78歳。死因は現時点では公表されていない。

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 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

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マルコ・タジアスコ
/ ザ・ミッシング・ペイジス
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アスペン・クリーク
/ トゥモロウ・テイク・ユー・ホーム
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GIG(グッドラム=イニス=ガイチ)
/ ザ・ハート・リメンバーズ
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ザ・ベイカー・ブラザーズ
/ ザ・ネクスト・ラスト・パーティー
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ジョエル・サラクラ / ソフト・フォーカス
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ザ・マイティ・ソウルメイツ Vol.2
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ヴラディミール・チェトカー / レット・アス・ビー
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岩手IBC 木曜16:30-16:50
福井FBC 金曜12:10-12:40
秋田ABS 土曜16:30~16:50
熊本RKK 日曜22:30- 23:00
radiko Premiumで何処からも
カナザワ奇数月に出演中
Liner Notes
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岩崎宏美 / WISH
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岩崎宏美 / わがまま
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ルイス・レイク
/ イントゥー・ザ・レンズ
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ジェフ・ラーソン / アドビ・ホーム
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GOOD BYE APRIL / HEARTDUST
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ガイスター / イット・オンリー・テイクス・ワン・マン(国内仕様盤)
Tower Records

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ティエリー・コンドール / エッセンシャル・コレクション・アンド・モア(国内仕様盤)
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toshiya igarashi
五十嵐寿也 / LADY DANGER (タワー限定)
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ブレッド&バター / ザ・シングルズ
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レギュラー執筆中
●ギターマガジンWEB にコラム連載中。
『シティ・ポップ・ギター偉人伝』第5回
松下誠の職人ギター・プレイを楽しむ10枚|連載『シティ・ポップ・ギター偉人伝2024-0621-syokunin-guitarist-makoto-matsushita-0001

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