Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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AOR Light Mellow

■ CWF 3 / CHAMPLIN WILLIAMS FRIESTEDT

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CWFことチャンプリン・ウィリアムス・フリーステットのニュー・アルバム『CWF 3』、いよいよサンプル盤が到着。発売日は21日に迫ってきた。ジャケットは日本仕様。北欧オリジナルのドライヴァーズ・シート・ジャケは、盤面及びトレイ下にあしらわれている。ブックレットにはビルからのコメントと、11ページ及ぶ筆者の長編ライナー。前回同様、ビルとピーター・フリーステットの濃ゆいインタビューを交えつつ構成しています。

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■ CRY LIKE A RAINSTROM, HOWL LIKE THE WIND / LINDA RONSTADT feat. AARON NEVILLE

linda ronstadt_cry like a rainstorm

ワーナー・ジャパンが再始動させた洋楽名盤シリーズ【Forever Young】で、今月末にリンダ・ロンシュタットのアサイラム期主要7作が復刻される。その中には、紙ジャケ化含め、長くスルーされ続けてきた『MAD LOVE(激愛)』(80年) と『GET CLOSER』(82年) もラインナップされていて。“オォ、これは”と思っていたら、なんと少し前にこの89年名盤が、35周年記念盤としてサード・パーティーからアナログ復刻されていた。89年といえばもうCD時代に入っていて、新作アナログ盤は珍しかった時期。いち早くCDの波が押し寄せていた日本では、当然のようにCDだけの発売だったと記憶する。

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■ TIME TO FLY / DAVID POMERANZ

david pomeranz_time to fly

少し前に輸入盤国内仕様で初CD化(紙ジャケ仕様)されていた、デヴィッド・ポメランツの2nd『TIME TO FLY』をご紹介。オリジナルは米Deccaで71年リリース。日本では『明日への翔き(はばたき)』の邦題で、翌年初頭に発売された模様。手元にあるアナログは帯ナシの国内盤と輸入盤だけれど、当時は結構期待されていたのか、ゲートフォールドの見開きジャケでちょっと豪華。しかも日本盤には艶消しのマットコーティングが為されていて、珍しいA4サイズくらいの解説が、歌詞を掲載してある見開き部分にペラッと貼り付けてある。それこそAOR全盛期にはあり得ないような豪華な作りで、プリAOR感が満載だ。もっともCDはそこまで再現されているワケじゃないが…。

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■ THE ALBUMS 1983 - 93 / JOHN MILES

john miles 83-93

英国人ロック・シンガーで、アラン・パーソンズやルパート・ホームズがプロデューサーとして関わったことで知られるジョン・マイルスのキャリア終盤の3作が、クラムシェル・ボックスにパッケージされた紙ジャケット仕様で再発。エルトン・ジョンやクリス・レアのプロデュースで名高いガス・ダッジョンが手掛けたAOR寄りの83年作『PLAY ON』が、ようやく初CD化された。なのでそこを中心にご紹介。出したのは英Cherry Red傘下の再発レーベル:Lemon Recordings。

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■ CWF 3 / CHAMPLIN WILLIAMS FRIESTEDT

cwf 3

CWFことチャンプリン・ウィリアムス・フリーステットの3作目、いよいよ情報解禁になりました。『CWF3』8/21発売決定! 9月には8年ぶりの来日公演も東京・大阪で! 自分も既に解説を入稿済みです。収録されたのは、先行リリース済みの6曲入りEP『CARRIE』に入っていた新曲3曲に、その後のニュー・レコーディング7曲+過去のリテイク物が1曲。更に日本盤オンリーでボーナス・トラックも4曲追加されている。

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■ L.A. RAINBOW / DANE DONOHUE

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都会の裏通り、光と影。
時はめぐり、孤独と哀愁が重なり合う瞬間、今ふたたび感動が蘇る。
幻のAORシンガー・ソングライター、デイン・ドナヒュー、
45年ぶりの奇跡的復活。仕掛け人はペイジ99のジョン・ニクソン。
そして北欧AORの旗手オーレ・ブールドが2曲参加。
新世代が牽引する現行AOR / ヨット・ロックが、
遂にここまで辿り着いた。


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■ THE SECOND ONE REDUX / STATE COWS

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ステイト・カウズが2013年にリリースしたセカンド・アルバムで、
彼らの代表作ともなった『THE SECONDONE』再訪盤。
北欧AORシーンの牽引役となっただけでなく、
休眠していたUSシーンのAOR好きを目覚めさせる契機にもなった彼ら。
その熱きスピリットが、この一枚に詰まっている。


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■ JOE EGAN passed away

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英国版クロスビー・スティルス&ナッシュ、なんて言われた元スティーラーズ・ホイールのジョー・イーガンが、英国時間6日午後、家族や近しい人たち見守られて息を引き取ったそうだ。元相方ジェリー・ラファティ(2011年没)の公式Facebookページを通じて、イーガンの家族がメッセージを寄せた。現時点では死因は不明。享年77。

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■ DAVID DIGGS 3 reissues

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筆者監修【Light Mellow Searches】シリーズの次回発売は、久々のリイシュー物でデヴィッド・ディッグスの代表作3枚。かつてはクインシー・ジョーンズにバンド・アレンジを任され、ブラザーズ・ジョンソンやヒート、リッチー・フューレイ、和モノでは大村憲司『KENJI SHCOK』に参加したこともあった。でも実際はキーボードだけでなく、ギターもドラムもプレイできるマルチ・プレイヤー。 CCM (Contemporary Christia Music) 系のプロデュース及びアレンジでの活躍が多く、ブライアン・ダンカンが在籍したスウィート・コンフォート・バンド、ヴォーカル・グループのウイングス・オブ・ライト、それにボブ・ベイリー、ドン・トーマスといった都会派ゴスペル・シンガーなをど手掛けている。

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■ D / DARYL HALL

daryl hall

トッド・ラングレンとのダブル・ビルでやって来た昨年11月の来日公演の記憶も新しいダリル・ホールのニュー・アルバムが到着。一昨年に『BEFORE AFTER』というデキの良い編集盤があったが、純粋な新録作としては、『LAUGHING DOWN CRYING』以来13年ぶり。唐突にリリースされたと思ったら、アートワークもタイトルも まったくもって愛想ナシ。それでも今のUSの音楽市場を考えたら、CDを出してくれるだけイイのか…と。

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■ CREATION / JAMES SAYER

james sayer

マイケル・マクドナルドがデビューに向けてサポートを惜しまなかった
という英国人シンガー・ソングライターの逸材デビュー。
ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスの英欧ツアーでは
オープニング・アクトを務め、早くも人気爆発の兆しあり。
ヤバイくらいに研ぎ澄まされたAORフィーリング、
ほのかに漂うソウル・フレイヴァー、
そして大らかな80’s風のポップ・エッセンス…。
もう心の高鳴りが止みません。


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■ KALEIDOSCOPE / RYDHOLM // SAFSUND

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メロディック・ハード系のマニアには相当に人気が高いグランド・イリュージョンのアンダース・リドホルム (b,g,kyd) と、ワーク・オブ・アートやライオンヴィルで歌っていたラーズ・サフサンド (vo) のニュー・プロジェクト、そのデビュー・アルバム『KALEIDOSCOPE』 がかなりイイ出来だ。実は彼ら、既にアート・オヴ・イリュージョン名義によるアルバムを21年にリリースしているが、そちらは王道のメロディック・ハード路線とか(聴いてない…)。でも敢えて名義を変えたのは、それなりの理由がある。早い話がこのプロジェクトはメロハー路線ではなく、ちょっとハードなAOR / ウエストコースト・サウンドを標榜。ジョセフ・ウィリアムスや故ファーギー・フレデリクセン期のTOTOとか、ジェイソン・シェフ期のシカゴとかのファンなら、絶対聴くべし、な音なのだ。

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■ WHEREVER THE WIND BLOWS / GEYSTER

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昨日のご紹介、再始動したナイトシフトの首謀者であるガエル・ベンヤミンのソロ・プロジェクト:ガイスターも、今年初めにCDリリースされた『WHEREVER THE WIND BLOWS』が6/5に発売。コチラも国内仕様盤には筆者ライナーが付いてます。…もっとも配信リリースは、1年以上も前の2023年5月。ワーカホリックでやたらと仕事が早いガエルは、既にカヴァー中心の次作『PAST WINTER』を完成され、早速サブスクにアップしちゃってますが…

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■ THE FLYBUSTER / NIGHTSHIFT

nightshift

ご存知フランスのマルチ・クリエイター:ガエル・ベンヤミンが、ガイスターとは別に組んでいたAOR系ユニットのナイトシフト。彼らが約17年ぶりの第2作『THE FLYBUSTER』をリリースした。ただし復活のキッカケは、悲しいことに、ガエルの相方だったジェローム・ブーレの逝去。ジェロームの個人プロジェクト:ルイズ・レイクに関しては、先月もコチラで紹介している。

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■ LIVE / TOMI MALM

tomi malm live

ハイ・クオリティなAORサウンドで
その手のファンを釘付けにして離さないトミ・マルムが、
とても貴重なライヴ・パフォーマンスをアルバム化。
ホーン・セクションやコーラス・チームを
従えたゴージャスなライヴ・サウンドを、是非とも体験して。
日本独自のCD化です!


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■ 99.3 FM / PAGE 99

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AORクラシックのカヴァーを武器に注目を集めてきたペイジ99が、
満を持してカヴァー・アルバムにトライ。
ネッド・ドヒニー、ジャック・ワグナー、
スターシップらのカヴァーを筆頭に、
エリック・タッグが書いたリー・リトナー楽曲、
ピーター・ベケット在籍時のリトル・リヴァー・バンド、
そしてテン年代のチャイナ・クライシスのリメイクなど、
マニア垂涎のトラックが多数。
トリオになった彼らの現在進行形AORスタイルをご堪能あれ。


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■ WILLOW CREEK / DR ROCK & THE FAMOUS MERENGO

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いまロック寄りAORファンの間で熱い注目を集めるイタリアのマイク・デラ・ベラ。そのマイクさんの本業は法律事務所の経営で、こういう人がデビューできるところがネット時代の大きなメリットといえる。そして今度は、フランスの救急医率いる趣味のバンドが登場した。Dr.Rock こと Nicolas Gorodetzky は、かつて “フランス屈指のAORバンド” と言われたWEEK END MILLIONNAIRE の中心メンバーとして、70年代終盤から活動していたらしい。

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■ Mikiki Interview 『Light Mellow 金澤寿和に聞くAOR新潮流』

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コンピレーション『Light Mellow Searches -Brand New Sprout』のリリースとカタログ・キャンペーンにちなんで、タワーレコードが発行している Mikiki でインタビューを受けました。インタビューアーは柴崎祐二氏。奇しくも、レコードコレクターズ誌6月号特集【FUSION BEST 100 邦楽編】で総論的解説を書いた2人が顔を合わせています。是非ぜひご覧下さいませ〜。
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/37709

■ TALES FROM THE MAGIC SUN / LOUIS LAKE

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行きたいライヴやご招待にもロクに対応できず、絶賛締切消化中。フランスのAORユニット:ナイトシフトの16年ぶりのニュー・アルバムが出るので、そのライナー執筆準備で久々にコレ、ルイス・レイクが16年にリリースしたワン&オンリー作を聴き直している。ルイス・レイクはナイトシフトの片割れ、ジェローム・ブーレの実質的ソロ・プロジェクト。ナイトシフトの相方は、言わずと知れた(?)ガイスターことガエル・ベンヤミン。今回のナイトシフト新作は、23年6月にジェローム・ブーレが逝ってしまったため、ガエルがトリビュートの意を込めて、手元に残っていたデモ音源からジェロームのヴォーカルやギターを抜き出し、それをアルバムに仕上げたモノなのである。

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■ VOICES / DARYL HALL & JOHN OATES

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ホール&オーツのコンビ解消がネットで話題になっている。最後に揃ってのスタジオ・レコーディングが06年のクリスマス・アルバム、ホール&オーツとして世に出した最後の共作曲が04年のカヴァー・アルバムに新曲として収められた<Let Love Take Control>だったと思うので、もう20年も一緒に捜索してなかったコトになるが、ライヴ・ツアーだけは続けていて、2015年にCD / 映像でリリースされた『LIVE IN DUBLIN』が最後になる。ダリルの発言では「25年間、クリエイティヴな関係ではなかった」としているので、デュオとしてはとうの昔の終わっていたワケだが、自分がロックを聴きだした頃から馴染みのあったコンビだけに、一抹の寂しさは拭い切れない。ジョンには取材やライヴ時のバックステージでも会っているし。

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大好評! デイン・ドナヒュー新作『 L.A. RAIBOW』 アナログ2月発売dane donohue_new

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 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

marco taggiasco_missing pages
マルコ・タジアスコ
/ ザ・ミッシング・ペイジス
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Tower Records

aspen creek
アスペン・クリーク
/ トゥモロウ・テイク・ユー・ホーム
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Tower Records

gig 3
GIG(グッドラム=イニス=ガイチ)
/ ザ・ハート・リメンバーズ
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Tower Records

baker bros_024
ザ・ベイカー・ブラザーズ
/ ザ・ネクスト・ラスト・パーティー
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Tower Records

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ジョエル・サラクラ / ソフト・フォーカス
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Tower Records

mighty soulmates 2
ザ・マイティ・ソウルメイツ Vol.2
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Tower Records

vladimir cetkar 024
ヴラディミール・チェトカー / レット・アス・ビー
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Tower Records

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Article Serch
ラジオ レギュラー出演中
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ネット局が増えました。
岩手IBC 木曜16:30-16:50
福井FBC 金曜12:10-12:40
秋田ABS 土曜16:30~16:50
熊本RKK 日曜22:30- 23:00
radiko Premiumで何処からも
カナザワ奇数月に出演中
Liner Notes
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岩崎宏美 / WISH
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Tower Records

hiromi iwasaki_wagamama
岩崎宏美 / わがまま
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Tower Records

louis lake 2
ルイス・レイク
/ イントゥー・ザ・レンズ
Tower Records

jeff larson_adobe home
ジェフ・ラーソン / アドビ・ホーム
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Tower Records

goodbye april_heartdust
GOOD BYE APRIL / HEARTDUST
amazon(メガジャケ付き)
amazon(特典なし)
Tower Records

geyster 024
ガイスター / イット・オンリー・テイクス・ワン・マン(国内仕様盤)
Tower Records

thierry condor best
ティエリー・コンドール / エッセンシャル・コレクション・アンド・モア(国内仕様盤)
Tower Records

toshiya igarashi
五十嵐寿也 / LADY DANGER (タワー限定)
Tower Records

bread & Butter_singles
ブレッド&バター / ザ・シングルズ
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Tower Records

レギュラー執筆中
●ギターマガジンWEB にコラム連載中。
『シティ・ポップ・ギター偉人伝』第5回
松下誠の職人ギター・プレイを楽しむ10枚|連載『シティ・ポップ・ギター偉人伝2024-0621-syokunin-guitarist-makoto-matsushita-0001

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