ビリー・ジョエル16年ぶりの来日公演@東京ドーム で音楽ファンは盛り上がってるが、自分的にはその前回公演を観たので満足。そもそも思い入れがあるのは『THE STRANGER』と『52ND STREET』だけで、『GLASS HOUSE』でコケてしまったクチなので…。世代的なモノもあるだろうけど、大物エンターテイナーに変貌してからのビリーは、アルバムが出れば一応チェックする、という程度で、それほど熱心に聴き込んだ記憶はない。『SONGS IN THE ATTIC』は初期作の魅力、とりわけ『TURNSTILES(ニューヨーク物語)』の素晴らしさに気づかせてくれた点で、愛着があるけれど。前回の来日も当日券だったし、1万円なら、と思って足を運んだのだった。
来月発売されるレコードコレクターズ誌10月号の特集【エアロスミス vs キッス・ランキング】に参戦。既に楽曲投票は終わっていて、割り振られた原稿を執筆中。共に近年は、新作が出れば聴く、という程度の関わりだけれど、何せ自分が中高生の頃、ロックに興味を持っていろいろ貪り聴いていた時期に日本デビューし、急速に人気バンドへとのし上がっていったグループ。どちらも初来日@武道館へ観に行ったし、そういう意味で思い入れは深いのだ。
スミマセン、たまに病気が出ます…、ということで、先月リリースされたばかりのスコーピオンズのニュー・アルバム。ウォーキングに出たり、いろいろ頭がウニウニしている時に脳内をスッキリさせる、最近のカンフル剤だ。デビュー・アルバム『LONESOME CROW(恐怖の蠍団)』から50年。カナザワが初めて聞いたスコーピオンズが、3枚目『IN TRANCE(復讐の蠍団)』だったから、ほぼ47年。80年代半ば以降はしばらく聴いてなくて、<Wind Of Change>が全米4位になった時なんぞ、「ヘェ〜、売れちゃってるのネ」なんて冷めた目で見ていた。ラスト・アルバムと宣言してリリースした『STING IN THE TAIL(蠍団とどめの一撃)』(10年)は、昔のよしみで購入したが、その後もズルズルと活動が続き、これが7年ぶりの19作目になる。
国内外から訃報が多い昨今、今日は朝一番で、ZZトップのベース、ダスティ・ヒルの訃報が入ってきた。現地時間7月28日、ヒルがテキサス州ヒューストンの自宅で睡眠中に亡くなったことを、メンバーのビリー・ギボンズ(G,Vo)とフランク・ベアード(Dr)が発表。享年72歳。
「僕らは永遠に“Blues Shuffle in C”で繋がっている。アミーゴ、ものすごく寂しくなるよ」
参加させてもらったレコードコレクターズ誌2021年8月号『70年代 ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング100』ネタを、もう一度。誌面で発表された100枚に、音を全く知らないグループはなかったし、9割方の作品は今も拙宅ライブラリーに鎮座している。そのほとんどは学生の頃に親しんだモノだけど、後付けで知ったバンドの中には、CDを持っていてもあまり馴染みの薄いのもあって。タイミングよく廉価再発も重なり、選盤時に久々に聴き直したのが、このピンク・フェアリーズの73年作『KINGS OF OBLIVION』だった。
横浜アリーナでの角松敏生 40th Anniversary Live の余韻を引きずりつつ、レコードコレクターズ誌8月号の特集『70年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング』の執筆。既にランキング選出は終えていて、編集部でトップ100を集計。そこに入ったアルバム・レビューを25人の選者が執筆する段である。もちろんそこに書いたネタは、レココレ誌の発売を待ってそちらでお読みいただくとして、ココではその企画に触発されて聴いたネタを。自前ランキング候補はすぐに50組くらい挙がったけれど、アーティストによってはどのアルバムを選ぶか、それをどうやって所定の30枚に絞り込むかに悩み、結構いろいろと聴き漁った。現段階ではまだ、本ランキングに入ったか否かも伏せておきます。
ハード・ロック史に燦然と輝くUFOの名ライヴ盤『STRANGERS IN THE NIGHT』(79年発表)のデラックス・ボックスが、ようやく手元に。昨年11月頃にリリース情報を知り、すぐさまチェックするも、どこもかしこもソールド・アウト。でもココで焦っては無用に高価なのを掴まされるだけ、と様子見していたら、最近になってようやく出回り始めた。ちょうどレコードコレクターズ誌の年明け恒例【リイシュー・アルバム・ベスト】の選考でも、堂々ハード&ヘヴィ・セクションの第1位に。こりゃあ〜一気に国内需要が高まりそうだな。