Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Jazz Vocal

■ DAY BREAKS / NORA JONES

nora jones daybreaks
行きたいライヴ、お誘いを受けてるライヴなどが目白押しの3連休。仕事で外出する予定があってそれらを諦めたところで、スケジュールが変更になり…。でも今更いろいろ手配して出掛ける気になれず、この3日間は、引き続き仕事部屋の片付けとデスクワークになりそう。ま、天気もあまり良くないみたいだし、ちょうどイイか…。

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■ FREEDOM & SURRENDER / LIZZ WRIGHT

lizz wright
パリで発生した無差別テロで、世間も自分の心もザワついている中、リズ・ライトの日本公演東京初日@BlueNote Tokyoへ。リリースされたばかりの新作『FREEDOM & SURRENDER』を聴いて、“オオッ、これは” と変化を感じ、これもプロデューサーに招いたラリー・クライン効果か、と感心していた最中なので、実にナイスなタイミングだった。

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■ LADY IN LOVE・MOOD FOR A LADY / 中本マリ


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アナログ盤がチープなのに、CDは激レアでオークションなら万単位。そういう法外なアルバム2作が、念願かなってようやく【Light Mellow's Picks】でリイシューされる。ジャズ・‥シンガー:中本マリが81〜82年にリリースした、『LADY IN LOVE』と『MOOD FOR A LADY』の2作だ。当時は阿川泰子が “ネクタイ族のアイドル” として大ヒットしていた頃で、それを追う実力派が笠井紀美子とこの中本マリ。もうちょっと若いところでマリーンや秋本奈緒美がデビューし、ちょっとした女性ジャズ・シンガー・ブームが起きていた。



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■ WALLFLOWER / DIANA KRALL


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これは深い。往年の名曲揃いなので軽く聴き流すだけでも楽しめるが、ジックリと音に身を沈めていくほどに荘厳なストリングスに包み込まれ、ジワジワ〜ッと静かに心を動かされる。微に入り細に入り、どこまでも的確で懇切丁寧。大きな冒険こそないが、スタンダード集によくある甘美なノスタルジック・テイストも薄く、何故か胸にザワザワ感を呼び起こす。美しくも哀しい、孤独感を募らせるような作品だ。

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■ SHANTI'S LULLABY / SHANTI


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今夜は久しぶりにShantiを観に、丸の内Cotton Club 2nd Showへ。サディスティック・ミカ(エラ)・バンドのライヴでコーラスを取っていた時に初めて存在を知り、メジャー・デビュー前から音を聴いたり、ソロ・ライヴを観ていた(それも同じCotton Clubだった)うえ、メジャー契約後は偶然にもスタッフに知り合いが多いため、彼女には勝手に親近感を持っている。去年カナザワが選曲・監修した『Light Mellow Covers 〜 Siesta』『Light Mellow Covers 〜 Twinkle』にも、それぞれ2曲ずつ、彼女のアルバムからセレクトさせてもらった。

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■ MASAE A LA MODE・PANDORA / 大野方栄


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天才? 奇才? はたまた異才? 思わずそんなセリフを持ち出してしまう異能のシンガー:大野方栄(まさえ)のデビュー・アルバム『MASAE A LA MODE』(83年)が、約30年の時を経て初CD化された。オリジナル・リリースはALFAで、今回の発売元は通販専門レーベル:Bridge。同時に最新作『PANDORA』も届けられ、こちらは一般流通もある。

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■ CROSSOVER NIGHT〜Unchained Melody / 阿川泰子


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阿川泰子の恒例ビルボード公演。今年はバックがWhat Is Hip?(松木恒秀:G、岡沢章:B、野力奏一:Kyd、渡嘉敷祐一:Ds)、しかもライヴ録音すると聞いていたので、観に行くつもりだった。でも結局仕事のスケジュールが押して、観に行けず残念無念。だからその時にレコーディングされたこのライヴ盤には、ちょっと怨念があんねん…

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■ LOVE STORIES / TIM HAUSER


tim hauser
お待たせ致しました。3週間振りのブログ再開です… その間、特に大きかったのが2人の大物、マンハッタン・トランスファーのティム・ハウザー、そしてクリームのベース/ヴォーカルで名を馳せたジャック・ブルース逝去のニュースでした。いろいろとお知らせ関係、ご紹介したいネタはありますが、まずはこの2人への想いを綴ったあと…、にしたいと思います。今日は、先月16日に72歳で死去したティム・ハウザーから。


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■ LIGHT MELLOW COVERS 〜 Siesta・ Twinkle 〜/ Various Artists


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邦楽シティ・ポップス系を中心にしつつ、洋楽AOR系も連動している今年のLight Mellowシリーズ。キッチリ白黒つけたがるヲタク系ファンを尻目に、スムーズに聴き流してもっとも気持ち良くなれるのが、実はここに紹介する2枚、『LIGHT MELLOW COVERS 〜Siesta〜』と『LIGHT MELLOW COVERS 〜Twinkle〜』だ。

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■ WEST COAST COOL / CHERYL BENTYNE & MARK WINKLER


mark_winkler
今夜はBruce Gaitsch & Janey Clewer's AOR TOKYO SESSION Vol.2 featuring RANDY GOODRUM @丸の内Cotton Club 3daysの最終日。2ステージとも観たが、さすがに演奏は熟れてきた感じで、メンバーもリラックスしたパフォーマンス。みんなのお目当てはランディが歌う<Foolish Heart>や<I'll Be Over You>、<Who's Holdin' Donna Now>あたりだったと思うが、プレイそのものは、ジャジーな楽曲の方が魅力的だった。特にランディは質素な歌いっぷりだし、ジェイニーの今回の持ち歌もジャズよりだったから、相性が良かったと思う。

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■ I AND THE VILLAGE / BRUCE LEWIS


bruce_lewisビロ〜ンってシタールでも流れ出そうなアートワークながら、実際に聴こえてくるのは、ケニー・ランキンにも通じるジャジーなアコースティック・スウィング from ケンタッキー。

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■ CLOUD 9 / SHANTI


shanti2011年にヨーロッパ・ツアーを行なって好評を得たSHANTIが、オランダのプロデューサーに気に入られ、ヨーロッパ向けのベスト・アルバムを制作した。それが昨年暮れに発売された、この『CLOUD 9』である。

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■ THE DEVIL YOU KNOW / RICKIE LEE JONES


rickie_lee_12今朝は、米国の国民的シンガー:アンディ・ウィリアムスの訃報で幕を明けた。映画『ティファニーで朝食を』の主題歌として知られる<ムーン・リバー>を始め、<酒とバラの日々>や<ある愛の詩>など、スクリーン・ミュージックに数多くの代表曲がある。カナザワ的にはまったく縁のないシンガーだったが、あの甘い歌声が世界を魅了したのは確かだ。割と最近までステージに立ち、衰え知らずの歌声を聴かせていたそうだが、膀胱ガンを患って闘病していた。享年84歳。ご冥福をお祈りします。

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■ LOTUS FLOWER /SHANTI


shanti_lotusジャスト1年ぶりのSHANTIライヴ@マウントレーニア・ホール渋谷PLEASURE PLEASURE。去年のまったく同じ日、同じアーティストを同じ会場で観る、なんて経験は、未だかつてなかったかも…。しかも去年は震災直後ということで、ちょっと特別なムードがあったから、今年は素のSHANTI、というワケである。

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■ LOTUS FLOWER / SHANTI


shanti_lotus2010年のメジャー・デビュー以来3作目のフル・アルバムとなる、SHANTIの新作『LOTUS FLOWER』が好調らしい。2月に限定リリースされたミニ・アルバム『LOVIN' YOU』は、発売直後にiTunesのジャズ・チャートで首位を獲得したそうで、いよいよ人気も本格化してきた感がある。

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■ FROM THE DEPTHS OF MY SOUL / MARLENA SHAW


marlena_shaw_73名盤『WHO IS THIS BITCH, ANYWAY?』(75年)を筆頭に、5枚のアルバムをブルーノートに吹き込んだマリーナ・ショウ。今回リイシューされた『FROM THE DEPTHS OF MY SOUL』は、73年に発表されたブルーノートでの第2作である。ず〜っとCDがなかったようだけれど、もしかしてこの SoulMusic.com盤が初CD化??

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■ DUETS II / TONY BENNETT

tony_bennett_duet2巷で話題沸騰中の、大御所ジャズ・シンガー:トニー・ベネット最新作『DUETS II』。ロッド・スチュワートよろしく、アメリカン・スタンダードの名曲を取り上げたゴージャスな作品で、ジャンルを越えた超一流シンガーたちとトニー・がデュエットを繰り広げる。早い話、グラミー3部門獲得の06年作『DUETS』の第2集。

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■ ROMANCE WITH ME / SHANTI

shanti_2SHANTIのメジャー2作目『ROMANCE WITH ME』のレコ発ライヴ@渋谷PLEASURE PLEASURE へ行ってきた。彼女のライヴを観るのは、インディからデビューするかどうかの頃、ある筋からお誘いを受けてコットン・クラブへ足を運んで以来。サラブレッドの血筋にセッション・シンガーとしての実績を重ねてきただけに、歌はサスガに上手いし、個性もある。ただ、ちょっと路線が定まってないな、というのが、あの時の印象だった。でもメジャー入りしてからの彼女は、シッカリ地に足がついているみたい。

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■ YOU'VE COME A LONG WAY, BABY ★ ALL ABOUT ESTHER PHILLIPS / ESTHER PHILLIPS

esther_phillips英再発レーベル Cherry Red傘下のSoulmusic .comより、嬉しい世界初CD化が届いた。故エスター・フィリップスがMercuryに残した4タイトルが、2枚の2in1で一気に登場したのである。

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■ ROMANTIC WITH ME / SHANTI

shanti_2シャンティを初めて意識したのは、サディスティック・ミカエラ・バンドのライヴでコーラスを担当している彼女を観たとき。木村カエラのキャラが立っていたのは当然だけれど、大きなフリをつけながらマイクに向い、時にカエラを喰いそうになるほどの存在感を示していたのだ。「アレは誰だ〜ッ」 

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大好評! デイン・ドナヒュー新作『 L.A. RAIBOW』 アナログ2月発売dane donohue_new

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Light Mellow Searches
 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

marco taggiasco_missing pages
マルコ・タジアスコ
/ ザ・ミッシング・ペイジス
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Tower Records

aspen creek
アスペン・クリーク
/ トゥモロウ・テイク・ユー・ホーム
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Tower Records

gig 3
GIG(グッドラム=イニス=ガイチ)
/ ザ・ハート・リメンバーズ
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Tower Records

baker bros_024
ザ・ベイカー・ブラザーズ
/ ザ・ネクスト・ラスト・パーティー
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Tower Records

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ジョエル・サラクラ / ソフト・フォーカス
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Tower Records

mighty soulmates 2
ザ・マイティ・ソウルメイツ Vol.2
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Tower Records

vladimir cetkar 024
ヴラディミール・チェトカー / レット・アス・ビー
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Article Serch
ラジオ レギュラー出演中
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ネット局が増えました。
岩手IBC 木曜16:30-16:50
福井FBC 金曜12:10-12:40
秋田ABS 土曜16:30~16:50
熊本RKK 日曜22:30- 23:00
radiko Premiumで何処からも
カナザワ奇数月に出演中
Liner Notes
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岩崎宏美 / WISH
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hiromi iwasaki_wagamama
岩崎宏美 / わがまま
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Tower Records

louis lake 2
ルイス・レイク
/ イントゥー・ザ・レンズ
Tower Records

jeff larson_adobe home
ジェフ・ラーソン / アドビ・ホーム
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Tower Records

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GOOD BYE APRIL / HEARTDUST
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Tower Records

geyster 024
ガイスター / イット・オンリー・テイクス・ワン・マン(国内仕様盤)
Tower Records

thierry condor best
ティエリー・コンドール / エッセンシャル・コレクション・アンド・モア(国内仕様盤)
Tower Records

toshiya igarashi
五十嵐寿也 / LADY DANGER (タワー限定)
Tower Records

bread & Butter_singles
ブレッド&バター / ザ・シングルズ
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Tower Records

レギュラー執筆中
●ギターマガジンWEB にコラム連載中。
『シティ・ポップ・ギター偉人伝』第5回
松下誠の職人ギター・プレイを楽しむ10枚|連載『シティ・ポップ・ギター偉人伝2024-0621-syokunin-guitarist-makoto-matsushita-0001

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