Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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New Release

■ 愛した数だけ / 南 佳孝

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『摩天楼のヒロイン』から52年、自然体で颯爽とポップ・シーンを歩き続ける南佳孝、最新作。そのアルバム発売記念ライヴとなる14日のBillborad Live Tokyo 2公演が、ご本人の体調不良により当日ドタキャンされた。最初にニュースを聞いた時は一瞬ドキリとしたけれど、今日は佳孝さんに近い筋と別件打ち合わせがあって確認したところ、喉の不調で高い声が出ず、やむなく中止したとのこと。前日のTV出演は何とかこなしたものの、当日リハーサルではむしろ悪化していたため、「これではお客さんに失礼」と直前に中止を決めたそうだ。18日に迫った恒例の逗子surfers公演は延期。その後のスケジュールは回復次第らしいが、ココはあまり無理せず、しっかり養生してほしいと願う。

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■ STING 3.0 LIVE / STING

sting 3.0 live

9月に来日を控えるスティングのライヴ・アルバム。新作としては21年の『THE BRIDGE』以来になるが、個人的にはあんましお久しぶり感はない。“スティング 3.0” とあるのは、彼の新しい3人組バンドのこと。どうせ3人組ならザ・ポリスを再結成してくれた方が…、なんて声も耳にしたが、それじゃスティングのソロ楽曲ができないじゃん。つまりスティング 3.0は、その両方をバランスよく、今のスタイルで再現するバンドなのだ。

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■ EN ~ Volume One ~ / PETER GALLWAY・佐橋佳幸

peter gallwey-sahashi

『EN ~ Volume One』。つまり“縁”であり“円”。これはフィフス・アヴェニュー・バンドやオハイオ・ノックスなど、長きに渡ってシンガー・ソングライター的活動を展開してきたピーター・ゴールウェイと、ギタリスト/プロデューサー/アレンジャーとして現在進行形の日本のポップス・シーンを支えるサハリンこと佐橋佳幸の、初めての本格的共演アルバム。ライヴや各種スタジオ・セッション(TOKYO SESSIONS 1989 ほか)で交流を重ね、信頼関係を醸成してきた2人が、互いの思惑が合致したコトでワンステップ上のコラボレイトに踏み込んだのだ。

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■ Light Mellow presents JAZZY LADIES / Various Artists

LM_Jazzy Ladies

月が変わっての情報発信 第2弾。久々にチカラの入った和モノ・コンピを組むことができました。最近はシティポップに牽引されるように、国内外で J-FUSIONへの再評価が始まっていますが、そのベクトルはほぼ一緒ながら、そこに Light Mellow ブランドならではのエッセンスを加え、もう一歩メロウ&グルーヴィーに。そんなコンピレーションを、今回は2枚同時にリリースします。1枚は前ポストでご紹介の、キャッチーなギター・インストゥルメンタルを中心とした『Light Mellow presents MY GUITAR SINGS MELLOW』。そしてココではもう1枚の、女性(声)シンガーによるポップ・ジャズ系の好トラックを集めた『Light Mellow presents JAZZY LADIES』をご紹介しましょう。

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■ Light Mellow presents MY GUITAR SINGS MELLOW / Various Artists

LM_My Guitar sings Mellow

月が変わって情報発信。久々にチカラの入った和モノ・コンピを組むことができました。最近はシティポップに牽引されるように、国内外で J-FUSIONへの再評価が始まっていますが、そのベクトルはほぼ一緒ながら、そこに Light Mellow ブランドならではのエッセンスを加え、もう一歩メロウ&グルーヴィーに。そんなコンピレーションを、今回は2枚同時にリリースします。1枚はキャッチーなギター・インストゥルメンタルを中心とした『Light Mellow presents MY GUITAR SINGS MELLOW』。そしてもう1枚は、女性(声)シンガーによるポップ・ジャズ系の好トラックを集めた『Light Mellow JAZZY LADIES』。ココではまず、『MY GUITAR SINGS MELLOW』をご紹介しましょう。

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■ PLEASURE / YOUNG GUN SILVER FOX

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待望のヤング・ガン・シルヴァー・フォックスのニュー・アルバム『PLEASURE』、5作連続でライナーを書かせてもらっているため、ひと足先にCD&アナログ盤が届いている。結果から言ってしまうと、コレ、彼らの最高傑作と言ってイイかも。もちろんこれまでの4作、どれもドラスティックな路線変更などなく、常に高いクオリティをキープしている。でも初めて聴いた時のインパクトが大きかったせいか、10年前のデビュー・アルバム『WEST END COAST』が、常に彼らに対する判断基準になっているようなトコロがあって。でも今回はそれを更新できると言うか、音楽的な進化を続けながらグルリと大きくひと回りして、元のテイストに戻ってきたような感覚があるのだ。

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■ FALLING IN LOVE WITH MY GIRL / THE STYLISTICS

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フィラデルフィア・ソウルのレジェンド・グループ:スタイリスティックスの、何と17年ぶりのニュー・アルバム。なのにビックリの2枚組で、ゲストにロニー・ウッド(ローリング・ストーンズ)、ジーン・シモンズ(キッス)、ビリー・ギボンズ(ZZトップ)、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー、ビル・チャンプリン、レイ・パーカーJr.にタワー・オブ・パワーの面々、ネイザン・イースト、シャナイア・トゥエインにリアル・シングほか。こうしたリリース情報を見て、何じゃこりゃ?、と思った方、多いんじゃないだろうか? しかも2月末が配信スタートなのに、フィジカルはなかなか入荷しない。いろいろ謎が多い作品だったのだ。4月に入ってそれがようやく入手できたので、現物を手にして分かったこと、推察したことを書いておきたい。

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■ CLOSED DOORS AND OPEN SHORES / STATE COWS

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2nd再訪盤を間に挟んでの3年ぶり5作目のオリジナル新作は、
程よく円熟味を感じさせる堂々の出来栄え。
楽曲スタイルが一層バラエティに富んで、緩急の付け方が巧みに。
オーレ・ブールドと並び、
北欧AORシーンの牽引役を担うにふさわしい会心のアルバム。


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■ LET THE CANARY SING / CINDI LAUPER

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フェアウェル・ツアー日本公演を目前に控えたシンディ・ローパーの来日記念盤は、2023年の長編ドキュメンタリー映画『LET THE CANARY SING』の、事実上のサウンドトラック盤。このドキュメンタリーは、シンディのソロ・デビュー40周年を期して制作され、その同年6月のプレミア公開時に、このアルバムがアナログ盤限定でリリースされた。この世界初CD化がコレである。

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■ FROU - FROU / TRISTAN

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3人目となる新シンガー:イルマ・ダービーを迎えたトリスタン8作目。
スピードやスケール、エナジー感をアップさせた
ファンキーなバンド・サウンドに乗って、
チャカ・カーンやドナ・サマー、ランディ・クロフォードらのような
魅力を併せ持つイルマが表現力を爆発させる。


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■ LIVE 〜 PERPETUAL CHANGE / JON ANDERSON & THE BAND GEEKS

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昨年リリースされた初アルバム『TRUE』を聴いて、「イエス以上にイエスしてる」と評したジョン・アンダーソン&ザ・バンド・ギークス。その彼らの23年のライヴ・レコーディングが、DVD / 2CD でリリースされた。結論から言っちゃうと、これがもう、こっちがご本家でイイんじゃないって言いたくなっちゃうくらいの出来で。確かに看板自体の保有権はアチラにあるんだろうけど、ジョンが結成時の中心にいたのに対し、スティーヴ・ハウはあくまで加入した黄金期メンバーの一人。ジェフ・ダウンズは『DRAMA』に参加したに過ぎず(大大大好きだけど)、やはりクリス・スクワイア逝去後はジョン側に正当性がある気がしてしまう。

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■ Reminiscence / 今井優子

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邦洋の名曲を積極的に歌ってきたシンガー・ソングライター今井優子が、
イージーなシティポップ・カヴァーが氾濫している今、
あえてカヴァー・アルバムにチャレンジした。
コラボレイトの内容は、3作連続参加となる実力派アレンジャー:安部潤が
彼女のフュージョン・サイドとラテン・サイドを構築。
角松敏生ファミリーで旧知の梶原順・友成好宏によるユニット:川成順が、
しとやかなオーガニック・サイドを彩る。
キャリアに裏打ちされたヴォーカルと、
彼女なりの解釈で名曲を表現するスタンス、そのバランス感が絶妙。
なめらかで麗しい歌声、超絶リアルなバンド・アンサンブルが、
ありきたりのカヴァーに大きな差をつけるだろう。


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■ HORIZON / ジャンクフジヤマ

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4月23日リリースのジャンクフジヤマ新作『HORIZON』のインタビューを、発売元のポニーキャニオンで。午後遅めのスタートだったので、午前中は繰り返し、完パケたニュー・アルバムの音源ファイルを聴いていた。インタビューは発売が近くなってきたタイミングで、ポニーキャニオンの公式サイトで公開予定。これで『DREAMIN'』『憧憬都市』と、3作連続でオフィシャル・インタビューを担当させてもらったコトになる。

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■ A SHOUT OUT / BACKMAN JOHANSON AND THE OTHERS

A Shout Out

活況を呈すスウェーデンのAORシーンから、
カイ・バックマンとマッツ・ヨハンソン主導のプロジェクトBJATOが
約4年ぶり第3作を発表。
前作から参加の “Mr.北欧ヴォイス” ことヨラン・エドマンに加え、
LAVAのエジル・エルドアンがヴォーカルで、
トミ・マルムが作曲で参加。
今回も北欧産らしい、シャープなAORサウンドを聴かせる。
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■ TESTIFY / BERNARD PURDIE

bernard purdie_testify

ドラムの巨匠パーディーは、ダチーチーだけでは終わらない。
6年ぶり、80歳代になって初めての新作は、
R&Bからジャズ、AOR、ボサノヴァまで、
パーディーの多彩なグルーヴのアダルト・サイドを凝縮。
ゲストにビル・チャンプリン、ロベン・フォード、
チャック・レイニー、クリスチャン・マクブライドらを迎えた、
全編ヴォーカル・トラックの意欲作。


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■ 恋のブギ・ウギ・トレイン(Boogie Woogie Love Train) / 今井優子

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4月2日にリリースされる今井優子のニュー・アルバム『Reminiscence』から、先行シングル第2弾<恋のブギ・ウギ・トレイン>がデジタル・リリース。今度のアルバムは、書き下ろしのオリジナル新曲で第1弾シングルとなった<Eternal Promise>以外はシティポップ系カヴァー曲で構成、その中でも一番グルーヴィーな仕上がりなのが、山下達郎がアン・ルイスに提供した<恋のブギ・ウギ・トレイン(Boggie Woogie Love Train)>のカヴァーになる。アレンジは優子ファンにはお馴染み、先日カシオペア加入が発表された安部潤 (kyd) 。リンクは以下から。
https://p-vine.lnk.to/A8GA8a

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■ STRAIGHT FROM THE HEART / BILL MEDLEY

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ビル・メドレー、84歳の新作は、思い入れたっぷりに歌われるカントリー・バラード集。こうして新しいアルバムが聴けるのは、ブライアン・ウィルソンやフィル・エヴァリーとの共演曲が収められ、ビル・ラバウンティが楽曲提供したり、リチャード・ペイジがコーラスを取った『DAWN NEAR RIGHTEOUS』以来、実に18年ぶり。21世紀に入って、ようやく3枚目のアルバムを出したコトになる。

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■ GOLDEN ☆ BEST nico / nico

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今日は和モノで、80年代前半に3枚のアルバムをリリースした嶋田衛と嶋田繁の双子兄弟ユニット:NICO。ちょうどリリースされたばかりの『ゴールデン☆ベスト nico』を紹介したい。自分的には、少し前にGuitar Magazine Webに連載していた【シティ・ポップ・ギター偉人伝】で、『椎名和夫の名演が光る名盤10選』として3枚目のアルバム『SHADOW』(未CD化)をセレクト、レビューを書いていた(2023年12月/該当記事はコチラから)。

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■ NOW IMAGINE / PAPIK & THE SOULTREND ORCHESTRA

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ジャンルを問わず様々なスタイルでモダン・ミュージックを切り取り、
抜群のセンスで同時発信しているイタリアのプロデューサー/
ソングライター/キーボード奏者ネリオ・“パピック”・ポッジの
最新ワークスは、メロウ・グルーヴ志向のジャズ・ファンク・プロジェクト、ザ・ソウルトレンド・オーケストラとのコラボレイト第3作。
レイト70’s感覚のクロスオーヴァー・サウンドが、
いま何よりフレッシュに響く。


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■ RCA YEARS Vinyl Box Collection / 竹内まりや

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3/19に発売される竹内まりや『RCA YEARS Vinyl Box Collection』の紹介記事を某誌向けに執筆。そのおかげで丸一日、竹内まりやRCA YEARS三昧。どのアルバムも ほぼオンタイムで聴いていたけど、改めてリリース順に繰り返し聴いていると、イメージ自体に大きな変化はなくても、シッカリ時代の意図や傾向に呼応しなら、彼女が成長していったのが分かる。バラエティ番組出演やグラビア撮影など芸能人的活動と、シンガーとして活動に専念したい気持ちの間で思い悩むようになったのも、シンガーとしてのアイデンティティに目覚めてきたからだ。

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Light Mellow presents コンピレーション2作 発売決定!

LM_My Guitar sings Mellow
『My Guitar sings Mellow』
歌うようにメロディアスなプレイが聴けるギター・フュージョン15曲をコンパイル
収録曲・詳細はココから

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Tower Records

LM_Jazzy Ladies
『JAZZY LADIES』
女性ジャズ・シンガーのポップ・チューンやコーラス・グループのジャジー・ナンバー17曲を集成
収録曲・詳細はココから

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Tower Records

今井優子カヴァー・アルバム、アナログ発売決定pcd18918_cd
今井優子 / Reminiscence
8/2 City Pop on Vinyl で発売
amazon (LP)
Tower Records (LP)
Light Mellow Searches
 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

monkey house_crashbox
モンキー・ハウス / クラッシュボックス
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lo van gorp_works
ロー・ヴァン・ゴープ / ザ・ワークス
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Tower Records

big horizon
ビッグ・ホライズン / イン・ザ・ビギニングズ
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Tower Records

state cows_closed doors
ステイト・カウズ /
クローズド・ドアーズ・アンド・オープン・ショアーズ
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tristan_frou
トリスタン / フルー・フルー
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A Shout Out
バックマン=ヨハンソン
&ジ・アザーズ /
ア・シャウト・アウト
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バーナード・パーディ
/ テスティファイ
amazon / CD
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Tower Records / CD
Tower Records / analog

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LIVE Light Mellow vol.8
いよいよ開催決定!
LLM8
《出演》 佐藤竹善/土岐麻子
GOODBYE APRIL with はらかなこ
2025年8月30日 (土)
こくみん共済coopホール
スペース・ゼロ(新宿南口)
open 15:30 / start 16:00
《料金》7,800円 好評発売中

詳細はこちら
ラジオ レギュラー出演中
city pop collection banner
ネット局が変わりました
福井FBC 金曜12:10-12:40
秋田ABS 土曜16:30-16:50
長崎NBC 土曜18:30-19:00
熊本RKK 日曜22:30-23:00
radiko Premiumで何処からも
カナザワ奇数月に出演中
Liner Notes
geyster_trop
ガイスター / トロ・ドゥ・ソンティモン
Tower Records

ygsf_pleasure
ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス / プレジャー
amazon (CD)
amazon (LP)
Tower Records (CD)
Tower Records (LP)

shogun alive2
ショーグン / ALIVE II
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billy joel 1
ビリー・ジョエル
コールド・スプリング・ハーバー〜ピアノの詩人
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Tower Records

boz scaggs_my time
ボズ・スキャッグス
マイ・タイム
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boz scaggs_slow dancer
ボズ・スキャッグス
スロー・ダンサー
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albert hammond
アルバート・ハモンド
カリフォルニアの青い空
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アリー・ウィリス
チャイルドスター
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