Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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New Release

■ FROU - FROU / TRISTAN

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3人目となる新シンガー:イルマ・ダービーを迎えたトリスタン8作目。
スピードやスケール、エナジー感をアップさせた
ファンキーなバンド・サウンドに乗って、
チャカ・カーンやドナ・サマー、ランディ・クロフォードらのような
魅力を併せ持つイルマが表現力を爆発させる。


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■ LIVE 〜 PERPETUAL CHANGE / JON ANDERSON & THE BAND GEEKS

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昨年リリースされた初アルバム『TRUE』を聴いて、「イエス以上にイエスしてる」と評したジョン・アンダーソン&ザ・バンド・ギークス。その彼らの23年のライヴ・レコーディングが、DVD / 2CD でリリースされた。結論から言っちゃうと、これがもう、こっちがご本家でイイんじゃないって言いたくなっちゃうくらいの出来で。確かに看板自体の保有権はアチラにあるんだろうけど、ジョンが結成時の中心にいたのに対し、スティーヴ・ハウはあくまで加入した黄金期メンバーの一人。ジェフ・ダウンズは『DRAMA』に参加したに過ぎず(大大大好きだけど)、やはりクリス・スクワイア逝去後はジョン側に正当性がある気がしてしまう。

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■ Reminiscence / 今井優子

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邦洋の名曲を積極的に歌ってきたシンガー・ソングライター今井優子が、
イージーなシティポップ・カヴァーが氾濫している今、
あえてカヴァー・アルバムにチャレンジした。
コラボレイトの内容は、3作連続参加となる実力派アレンジャー:安部潤が
彼女のフュージョン・サイドとラテン・サイドを構築。
角松敏生ファミリーで旧知の梶原順・友成好宏によるユニット:川成順が、
しとやかなオーガニック・サイドを彩る。
キャリアに裏打ちされたヴォーカルと、
彼女なりの解釈で名曲を表現するスタンス、そのバランス感が絶妙。
なめらかで麗しい歌声、超絶リアルなバンド・アンサンブルが、
ありきたりのカヴァーに大きな差をつけるだろう。


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■ HORIZON / ジャンクフジヤマ

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4月23日リリースのジャンクフジヤマ新作『HORIZON』のインタビューを、発売元のポニーキャニオンで。午後遅めのスタートだったので、午前中は繰り返し、完パケたニュー・アルバムの音源ファイルを聴いていた。インタビューは発売が近くなってきたタイミングで、ポニーキャニオンの公式サイトで公開予定。これで『DREAMIN'』『憧憬都市』と、3作連続でオフィシャル・インタビューを担当させてもらったコトになる。

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■ A SHOUT OUT / BACKMAN JOHANSON AND THE OTHERS

A Shout Out

活況を呈すスウェーデンのAORシーンから、
カイ・バックマンとマッツ・ヨハンソン主導のプロジェクトBJATOが
約4年ぶり第3作を発表。
前作から参加の “Mr.北欧ヴォイス” ことヨラン・エドマンに加え、
LAVAのエジル・エルドアンがヴォーカルで、
トミ・マルムが作曲で参加。
今回も北欧産らしい、シャープなAORサウンドを聴かせる。
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■ TESTIFY / BERNARD PURDIE

bernard purdie_testify

ドラムの巨匠パーディーは、ダチーチーだけでは終わらない。
6年ぶり、80歳代になって初めての新作は、
R&Bからジャズ、AOR、ボサノヴァまで、
パーディーの多彩なグルーヴのアダルト・サイドを凝縮。
ゲストにビル・チャンプリン、ロベン・フォード、
チャック・レイニー、クリスチャン・マクブライドらを迎えた、
全編ヴォーカル・トラックの意欲作。


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■ 恋のブギ・ウギ・トレイン(Boogie Woogie Love Train) / 今井優子

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4月2日にリリースされる今井優子のニュー・アルバム『Reminiscence』から、先行シングル第2弾<恋のブギ・ウギ・トレイン>がデジタル・リリース。今度のアルバムは、書き下ろしのオリジナル新曲で第1弾シングルとなった<Eternal Promise>以外はシティポップ系カヴァー曲で構成、その中でも一番グルーヴィーな仕上がりなのが、山下達郎がアン・ルイスに提供した<恋のブギ・ウギ・トレイン(Boggie Woogie Love Train)>のカヴァーになる。アレンジは優子ファンにはお馴染み、先日カシオペア加入が発表された安部潤 (kyd) 。リンクは以下から。
https://p-vine.lnk.to/A8GA8a

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■ STRAIGHT FROM THE HEART / BILL MEDLEY

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ビル・メドレー、84歳の新作は、思い入れたっぷりに歌われるカントリー・バラード集。こうして新しいアルバムが聴けるのは、ブライアン・ウィルソンやフィル・エヴァリーとの共演曲が収められ、ビル・ラバウンティが楽曲提供したり、リチャード・ペイジがコーラスを取った『DAWN NEAR RIGHTEOUS』以来、実に18年ぶり。21世紀に入って、ようやく3枚目のアルバムを出したコトになる。

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■ GOLDEN ☆ BEST nico / nico

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今日は和モノで、80年代前半に3枚のアルバムをリリースした嶋田衛と嶋田繁の双子兄弟ユニット:NICO。ちょうどリリースされたばかりの『ゴールデン☆ベスト nico』を紹介したい。自分的には、少し前にGuitar Magazine Webに連載していた【シティ・ポップ・ギター偉人伝】で、『椎名和夫の名演が光る名盤10選』として3枚目のアルバム『SHADOW』(未CD化)をセレクト、レビューを書いていた(2023年12月/該当記事はコチラから)。

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■ NOW IMAGINE / PAPIK & THE SOULTREND ORCHESTRA

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ジャンルを問わず様々なスタイルでモダン・ミュージックを切り取り、
抜群のセンスで同時発信しているイタリアのプロデューサー/
ソングライター/キーボード奏者ネリオ・“パピック”・ポッジの
最新ワークスは、メロウ・グルーヴ志向のジャズ・ファンク・プロジェクト、ザ・ソウルトレンド・オーケストラとのコラボレイト第3作。
レイト70’s感覚のクロスオーヴァー・サウンドが、
いま何よりフレッシュに響く。


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■ RCA YEARS Vinyl Box Collection / 竹内まりや

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3/19に発売される竹内まりや『RCA YEARS Vinyl Box Collection』の紹介記事を某誌向けに執筆。そのおかげで丸一日、竹内まりやRCA YEARS三昧。どのアルバムも ほぼオンタイムで聴いていたけど、改めてリリース順に繰り返し聴いていると、イメージ自体に大きな変化はなくても、シッカリ時代の意図や傾向に呼応しなら、彼女が成長していったのが分かる。バラエティ番組出演やグラビア撮影など芸能人的活動と、シンガーとして活動に専念したい気持ちの間で思い悩むようになったのも、シンガーとしてのアイデンティティに目覚めてきたからだ。

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■ Reminiscence / 今井優子

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ライヴでは邦洋の名曲を数多く取り上げ、シティポップ・ブームに先駆けて「真夜中のドア〜Stay with Me〜」(松原みき)をリリースしていた今井優子、キャリア初のカヴァー・アルバム。
国内外で再評価が進み、人気曲のイージー・リメイクが氾濫する昨今だからこそ、敢えてこのカヴァー作にチャレンジ。
3作連続コラボレイトとなる実力派アレンジャー:安部潤が、今井優子のフュージョン・サイドとラテン・サイドを、角松敏生ファミリーで旧知の梶原順・友成好宏によるユニット:川成順が、しとやかなオーガニック・サイドを構築する。
先行配信シングルとして、唯一の書き下ろし新曲「Eternal Promise」をフィーチャー。
なめらかで麗しい歌声、超絶リアルなバンド・アンサンブルが、ありきたりのシティポップ・カヴァーに大差をつけることだろう。


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■ THE LIFE I GOT ~ to my most beloved ~ / GINO VANNELLI

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ジノ・ヴァネリ、2019年の『WILDERNESS ROAD』以来6年ぶりとなるニュー・アルバムが手元に。21年には『(MORE OF) A GOOD THING』というアルバムが出ていたけれど、それは09年作『A GOOD THING』の拡張版で。日本盤が出たのは、元々09年リリースのセルフ・リメイク盤『THE BEST OF BEYOND』を筆者監修【Light Mellow's Choice】(from VIVID SOUND)シリーズで2年遅れで発売したのが最後。それ以来ジノのオリジナル新作は、国内発売されていないことになる、もちろん良い作品ができてきたら、日本にも紹介したい気持ちは山々だが…

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■ LIVE IN JAPAN 1974 / WAR

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先週末にBlueNote Tokyoで行われた来日公演が大好評を呼んでいるウォー。少し前に代表曲<Why Can’t We Be Friends?>がビールのCMソングに採用されたり、ちょうど初来日から50周年ということで注目度が上がったようだけれど、ソールド・アウトとは驚いた。お陰で観に行くかどうか悩んでいた自分は諦めざるを得なくなったけれど、このライヴ盤を聴いて、改めてチョッと後悔しているところだ。

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■ T-GROOVE & GEORGE KANO EXPERIENCE『MIDNIGHT LADY』Release Party @池袋 SOUL BAR ZAPP

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お呼ばれして、T-Groove & George Kano Experience『MIDNIGHT LADY』のリリース・パーティ@池袋 Soul Bar ZAPPへ。1作目同様、アートワークに呼応した、歯の浮くようなハズかしいキャッチ・コピーを書いて、帯に掲載されているのがご縁です。DJ陣もベテラン勢は顔見知りばかりだし…

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■ MIDSUMMER RAIN / ANDRE SOLOMKO & VINYL JAM

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北欧フィンランドを拠点に活動しているサックス奏者/プロデューサーのアンドレ・ソロンコから、約7年ぶりとなるニュー・アルバム『MIDSUMMER RAIN』が到着。前作『LA DELTAPLANE』に続き、ライナーを書かせていただいた。アンドレにとっては、コレが4枚目のソロ・アルバムになる。

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■ THE PRICE OF ILLUSION / DAVID GUEZ

david guez

2019年にデビューした
フランスを拠点とする英国人シンガー・ソングライターが、
クオリティを極めた第2作でついに日本デビュー。
伝染力の高いアダルト・ポップスで、ハイセンスなリスナーを直撃する。
トランペットでマイケル・レオンハート(スティーリー・ダン)、
ミックスでボブ・クリアマウンテンが参加。


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■ LIVE Eight-One / HANG RAIJI

hang raiji live

年が明けたと思ったら、もう1月末日。そのスピードにも驚くけれど、今月の当ブログのアクセス数はナンと約12万。これまで10万アクセスを越えた月はなかったので、いきなりの新記録だ。まずはいつも見にいらしてくれる皆さま方に深謝 でも人気取りに走って大物や人気アーティストの作品紹介ばかり続けていたら面白くなくなってしまうだろうし、かといってマニアを喜ばせるようなレア物ばかり続けたら人は寄ってこない。そこはまさにバランス感の賜物。…というワケで、今月最後も好き勝手にやらせていただきます

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■ MEANWHILE / ERIC CLAPTON

eric clapton_meanwhile

カリフォルニアから来ているUSリイシュー・レーベルのトップを囲んで、新宿でディナー・ミーティング。日本のメジャー・レーベルではもう、名前の通った大物アーティストなど売り上げが立ちそうなアーティスでないと再発は難しい状況。5年前10年前なら可能だった手法が、現在はもうできなくなってきている。そんな日本のシーンを踏まえて、これから何かできるのか…? それを模索するのが今回の趣旨。年内に何かカタチになれば上出来なんだけど。

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■ ECHO / Roomies

roomies

訃報が多くてなかなか用意していたネタが紹介できていないが、今回はコレ、ネオ・ソウル・バンドのRoomies。ココのブログのお客様は、自分が以前からNeighbors Complainという大阪の4人組を応援していて、カヴァー・アルバムの楽曲セレクトにも関わったりしているコトをご存知だと思うけれど、バンドの立ち位置・音楽性としては、その東京版という感覚だろうか。Roomiesのメンバーとは面識などなく、【Light Mellow Searches】でお世話になっているP-Vine繋がり、というだけだけど、近年登場した若手バンドの中では、とびきりフィット感が強くって…。

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Light Mellow presents コンピレーション2作 発売決定!

LM_My Guitar sings Mellow
『My Guitar sings Mellow』
歌うようにメロディアスなプレイが聴けるギター・フュージョン15曲をコンパイル
収録曲・詳細はココから

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LM_Jazzy Ladies
『JAZZY LADIES』
女性ジャズ・シンガーのポップ・チューンやコーラス・グループのジャジー・ナンバー17曲を集成
収録曲・詳細はココから

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Tower Records

今井優子カヴァー・アルバム、アナログ発売決定pcd18918_cd
今井優子 / Reminiscence
8/2 City Pop on Vinyl で発売
amazon (LP)
Tower Records (LP)
Light Mellow Searches
 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

monkey house_crashbox
モンキー・ハウス / クラッシュボックス
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lo van gorp_works
ロー・ヴァン・ゴープ / ザ・ワークス
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ビッグ・ホライズン / イン・ザ・ビギニングズ
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ステイト・カウズ /
クローズド・ドアーズ・アンド・オープン・ショアーズ
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トリスタン / フルー・フルー
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A Shout Out
バックマン=ヨハンソン
&ジ・アザーズ /
ア・シャウト・アウト
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バーナード・パーディ
/ テスティファイ
amazon / CD
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Tower Records / CD
Tower Records / analog

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LIVE Light Mellow vol.8
いよいよ開催決定!
LLM8
《出演》 佐藤竹善/土岐麻子
GOODBYE APRIL with はらかなこ
2025年8月30日 (土)
こくみん共済coopホール
スペース・ゼロ(新宿南口)
open 15:30 / start 16:00
《料金》7,800円 好評発売中

詳細はこちら
ラジオ レギュラー出演中
city pop collection banner
ネット局が変わりました
福井FBC 金曜12:10-12:40
秋田ABS 土曜16:30-16:50
長崎NBC 土曜18:30-19:00
熊本RKK 日曜22:30-23:00
radiko Premiumで何処からも
カナザワ奇数月に出演中
Liner Notes
geyster_trop
ガイスター / トロ・ドゥ・ソンティモン
Tower Records

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ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス / プレジャー
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Tower Records (CD)
Tower Records (LP)

shogun alive2
ショーグン / ALIVE II
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ビリー・ジョエル
コールド・スプリング・ハーバー〜ピアノの詩人
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ボズ・スキャッグス
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ボズ・スキャッグス
スロー・ダンサー
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albert hammond
アルバート・ハモンド
カリフォルニアの青い空
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アリー・ウィリス
チャイルドスター
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