Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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棚からpick!

■ BACK IN THE HIGH LIFE / STEVE WINWOOD

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スティーヴ・ウィンウッドが英国の権威あるMBE勲章授与式に出席、その時の写真が公式ページで公開された。MBEとはModel Based Enterpriseの略。芸術、科学、慈善活動など様々な分野での功績に対して贈られるイギリス市民勲章で、100年以上の歴史を持つ。音楽ファンにはビートルズの受賞で有名だろう。この6月に発表され、先日その授与式が開催されたそうだ。

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■ MARK - ALMOND

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いよいよ週末19日(日)は、Light Mellow presents『WHAT’S AOR?』第4回。福田直木クンをトーク・ゲストに迎え、『JAZZとAORの蜜月を追う』をテーマに開催します。選曲はおおよそ決まっていますが、下記サムネイルに掲載しているアルバム10枚中5枚がトミー・リピューマのプロデュース。他にも掲載とは違っても、やはりリピューマ関連作を持つヒトがいたりして、やはりJAZZとAORの接点にリピューマは欠かせない、と思います。

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■ DAD LOVES HIS WORK / JAMES TAYLOR

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What's AOR

今月も開催が迫ってきました、ワタクシめの AORトーク・イベント『Light Mellow presents WHAT’S AOR?』。9月21日 (日) @西荻窪・3313アナログ天国。第3回となる今回のテーマは、『シンガー・ソングライターからAORへ』。アコースティック・ギターやピアノの弾き語り、小編成のフォーキーなサウンドが、如何にしてAORの意匠をまとっていくのか、その音楽的進化のプロセスや表現手法の違いをAOR的観点から追求します。前2回は予約完売でしたが、今回はまだ若干の余裕があるそうですので、奮ってご参加ください。
紹介・ご予約はココをクリック!

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■ CAMOUFLAGE / RUFUS & CHAKA KHAN

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筆者監修【Light Mellow Searches】から今週デビューする某フランス人シンガー・ソングライター/サウンド・クリエイターのメール・インタビューを解説用にまとめていて。かなり遅咲きのヒトだが、ミュージシャンだった兄の影響で、物心ついた頃からスティーヴィ・ワンダーやドナルド・フェイゲン、ジノ・ヴァネリ、ジョージ・デュークなどに親しみ、初めて自分で手に入れたLPがビル・サマーズ&サマーズ・ヒート。マイケル・ジャクソン『THRILLER』や『BAD』と一緒に、ラリー・カールトンやイエロージャケッツ、ボビー・コールドウェル、ビル・ラバウンティ、アル・ジャロウ、マイケル・フランクスを聞いていたそうだから、何とも こまっしゃくれたガキだったらしい。

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■ GADIS・マルサの女2 / 本多俊之 RADIO CLUB

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最近コンピなどの影響で、何かと日本のクロスオーヴァー/フュージョンが話題になっていて、自分も仕事絡みでいろいろ聴く機会が多く、今日は本多俊之の周辺をガサゴソと。エレクトリック・バードと契約してのデビュー・アルバムで、シーウインドとの共演盤『BURNING WAVE』(78年)が一応の代表作として知られているけど、実はサントラや劇伴も少なくないし、ジャズ・スタンダードも演れば無国籍ポップも手掛けていて、実はかなり振り幅の大きな人なのだ。サスガに清水靖晃ほどブッ飛んじゃいないけれど、その分、正統派フュージョン・ファンにも理解しやすい。

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■ SEYCHELLES / 高中正義

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クルマで出かける所用アリで、久々に高中『SEYCHELLS』。76年に発表した1stソロ。サディスティック・ミカ・バンド突然の解散によって、フロント抜きで始動したサディスティックス(高中、高橋幸宏、後藤次利、今井裕)からの初作品でもあり、サディスティックスのアルバムより1年早く発売された。自分的には、ミカ・バンドは『黒船』からオンタイムで聴いていたが、高中ソロを購入したのは『TAKANAKA II』が初めてで、この『SEYCHELLS』は、最初は友人からレコードを借りて録音したカセットテープで聴いていた記憶がある。

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■ WHO ARE YOU ? / 松原みき

miki matsubara who are you

ここんとこ、夏休みも盆も関係なく、ずっと缶詰で書きモノをこなしていたけれど、今日は外回りで結構お忙し。昼前に原稿を入れて、首都高を飛ばし都内某リハーサル・スタジオに顔出し。そのままクルマで移動し、収録スタジオで9月前半のシティポップ・コレクション出演。それもあって、今日は久々に松原みきの気分で。ちなみに、番組の内容とは関係ありません。

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■ LOOK INTO THE FUTURE / JOURNEY

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…とある書きモノの流れで、久々にジャーニー。しかもスティーヴ・ペリー加入前の3枚を順番に聴き漁る。そりゃあ客観的に代表作を選べば、当然『ESCAPE』になるし、最もAOR寄りだと『RAISED ON RADIO』 になる。けれど、ジャーニーという大型バンドがデビューした、という情報を音専誌で知り、友人の家で初めて76年の2nd『LOOK TO THE FUTURE(未来への招待状)』を耳にした身としては、初期3作には初期3作なりの愛着がある。サンタナ出身者が中心のバンドということで、当時はサンフランシスコ・ロックなんて感じで括られていたな。

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■ TALKING THROUGH PICTURES / MARC JORDAN

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あるポップ・アーティストのライナーノーツ執筆に絡んで、久々にコレを。マーク・ジョーダンの87年作『TALKING THROUGH PICTURES』。マークにとっては通算4作目のオリジナル・アルバムで、RCA移籍第1弾となる。前作『A HOLE IN THE WALL(愛のマルガリータ)』(83年)は、日本制作によるピュアなAOR好盤だったが、当人にとってコレは、79年『BLUE DESERT』以来8年ぶりの本格的メジャー復帰。しかも81年にはアリスタとの契約をシングル1枚で反故にされているから、マークにも何か心に期するモノがあったに違いない。

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■ THE EARTH IS... / AIR SUPPLY

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ロシアはカムチャツカ沖で発生した大地震による津波で、日本はおろか、世界各地に甚大なる影響が及んだ一日。同時に国内では、41°越えの猛暑で最高気温の新記録。これはもう地球規模の危機が押し寄せているというのに、アメリカ・ファーストだの、日本人ファーストだの、ウクライナ侵攻だの、ガザ侵攻だの…と、世界の為政者って、何故かみんな人としての器が小さいようだな…。

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■ IF YOU WANT BLOOD / AC/DC

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空模様を睨みながらのウォーキング。普段は仕事がらみのアルバムをサブスクで聴きながら歩いたりしているけれど、今日はAC/DCその一択。歩いてガッツリ汗かいて、スッキリ気分展開したい、激しくそういう心持ちなのよ。

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■ VIEW FROM THE GROUND / AMERICA

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猛暑が続いていたと思ったら、関東地方はココ2日ほどやたら涼しく。おかげでこんなアルバムを引っ張り出してしまった。アメリカの82年作『VIEW FROM THE GROUND(風のマジック)』。77年にダン・ピークが脱退し、ジェリー・ベックリーとデューイ・バネルのデュオになっての3作目(通算10作目)。しかし前2作がセールス的にパッとしなかったため、ラス・バラードの曲を取り入れるなどして、ポップに展開し始めた最初のアルバムというイメージが強い。

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■ BROWNSMITH

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陽気に誘われ、少し前から再開しているウォーキング。江戸時代に作られた農業用水沿いのサイクリング・ロードから大きな自然公園、『日本むかし話』にも登場した弁天様あたりを回わって1万歩弱のコースなのだが、今日は抜けるような青空に新緑が映えて、めっぽう気持ちが良かった。なので家へ帰って休憩しながら、緑の木立ちが印象的なコレを手に取り…。久々のブラウンスミス。

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■ スペクトラム 再考

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ご存知の方が多いと思うが、いまスペクトラムが世界的にスゴイ注目を浴びている。リリースから45年を経た代表曲<F・L・Y>が、北米エリアを中心に、トンでもないストリーミング再生回数を叩き出しているのだ。それに呼応しての原稿依頼で、スペクトラムという不世出の名バンドを、改めて再考する機会となった。

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■ GRATITUDE / EARTH WIND & FIRE

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アース・ウインド&ファイアー、絶賛ジャパン・ツアー中。自分は今回はチケットを買わずにスルーしたので、仕事の合間にこの上昇期のライヴ盤『GRATITUDE(灼熱の狂宴)』を聴いている。喜んでライナーを書かせてもらうほど愛してきたグループだし、今も相変わらず大好きだけれど、前回8年前のライヴ・パフォーマンスを観た時に、グループとしての限界を強く感じてしまい…。なので今回の来日は、足を運んだところでお約束・想定以上のモノは期待できんなぁ、と考えたりして…。

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■ FEELS RIGHT / MARVA KING

marva king

昨日のポストに引き続いてリチャード・ペリー・プロデュース・ワークスであり、尚且つ、現時点でも廉価盤で購入可能な、あるうちに買っときや!の一枚。ペリーが興したプラネット・レーベル発のマーヴァ・キング、81年1stソロ・アルバム。以前、筆者選曲監修『TOUCH OF SOUL』(03年) というコンピレーションに<Who's Right Who's Wrong>をセレクトしたコトがあったが、アルバムとしては、同じく17年の筆者監修『AOR CITY 1000』シリーズに組み込んで再発したのが、確か世界初CD化ではなかったかな。あれからもう8年も経っているので、在庫が掃けてしまうのは時間の問題だろう。

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■ RINGO / RINGO STARR

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レコードコレクターズ誌最新号のリチャード・ペリー追悼特集に寄稿してから、…というより、昨年押し迫っての訃報を耳にしてから、関連作の中でも何故かちょくちょく手が伸びてしまうのが、このリンゴ・スターの73年ソロ作『RINGO』。通算3作目のアルバムだけど、最初の2枚のカントリー・アルバムはリンゴ自身が別モノ扱いしているので、立ち位置としては1stソロというべきかもしれない。しかも当時は泥仕合を繰り広げていた他のビートルたち、ジョン、ポール、ジョージに声を掛け、曲は違えど全員をアルバムに参加させちゃうあたり、誰からも愛されるマスコット的存在を目指したリンゴの持ち味全開、といったアルバムである。

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■ LOVE MAKES THE WORLD / CAROLE KING

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書きモノの流れでキャロル・キングの01年作『LOVE MAKES THE WORLD』。リリースからもう24年が経つワケだけど、気がつけば彼女はコレ以降、オリジナル・ソング中心の新作を出していないのだな。企画作としては11年にホリデイ・アルバムがあったし、本作を受けての『LIVING ROOM TOUR』やジェイムス・テイラーとの共演ツアー、更に往年の発掘ライヴなど、リリース自体はそれなりに多かった。キャロル自身がメディアの前に出てくることも、たまにはあった。けれどニュー・アルバムはスッカリ途絶えてしまっていたのだ。

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■ OPTICAL SUNRISE / スペクトラム

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既にSNSなどでご存知の方が多いと思うが、スペクトラムが80年に発表したシングル<F・L・Y>、いま世界的ブームになっている。昨年暮れ、ノスタルジックなゲームやアニメを紹介する動画がTikTokにアップされ、そのBGMとしてスペクトラムが使われたのがキッカケだそうだ。その動画の視聴回数は1月中旬時点で早くも1億回を数えているらしい。

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■ FOOL IN LOVE WITH YOU / JIM PHOTOGLO

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書きモノの流れで、久々にジム・フォトグロ2nd。ファースト・ネームなしのフォトグロ名義のデビュー・アルバムは、メロウな感覚が強くシティ・ソウルっぽいAORというイメージがあるが、この2作目はもっと爽やか。クオリティ的には甲乙付け難いものの、オンタイムではこの2枚目の方が夏向きで好きだったかな。でも90年代終盤からのレア・グルーヴ〜フリーソウル隆盛を経て、今は1枚目の方に愛着が湧く。ただ昨今のヨット・ロックの視点に立つと、やっぱり2枚目かしらね?

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OLE BORUD 待望のNew Album
ole borud_sleepwalking again
Sleepwalking Again
/ Ole Borud

筆者ライナーノーツ封入
来日も来年2月予定
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Tower Records

Light Mellow 芳野藤丸 好評発売中
LM 芳野藤丸
Light Mellow 芳野藤丸
50年以上のキャリアを網羅したコンピ盤。新曲収録も
収録曲・詳細はココから
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Tower Records

Light Mellow presents 好評発売中 LM crosspoints
URBAN CROSSPOINTS
これぞ音楽のメルティング・ポット。すべてを超越したリアル・クロスオーヴァー・サウンドがココにある
収録曲・詳細はココから
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Tower Records

Light Mellow Searches
 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

al sunny_summer end
アル・サニー / サマー・エンド
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Tower Records

ethel lindsey
エセル・リンジー / プリティ・クローズ
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Tower Records

papik_seabreeze go back
パピック presents シー・ブリーズ / ゴー・バック
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Tower Records

miles_yesterday usa
マイルズ / イエスタデイ USA
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Tower Records

woodbeez
ウッドビーズ / ポニー・ラヴ
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Tower Records

baun_beginnings
バウン / ビギニングズ
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tony o'malley
トニー・オマリー / ナゲンナ
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Light Mellow's Choice
カナザワ監修シリーズ
from Vivid Sound


chris montan
クリス・モンタン / エニー・ミニッツ・ナウ
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Tower Records
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Article Serch
WHAT'S AOR?
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Light Mellow presents アナログ・レコードによるAORのトーク&リスニング・イベント。
毎月第3日曜午後開催予定。

《場所》 西荻窪 アナログ天国
《第5回》 11月16日(日)13:30開場 / 14:00開演
テーマ:ブラック・ミュージック × AOR その接近と離反
《トークゲスト》 KARL南澤
こちらで好評予約受付中!

what's aor #5
ラジオ レギュラー出演中
city pop collection banner
10月から偶数月に出演
ネット局が5局に!
福井FBC 金曜12:10-12:25
宮城tbc 金曜21:30-21:55
秋田ABS 土曜16:30-16:50
長崎NBC 土曜18:30-19:00
熊本RKK 日曜22:30-23:00
radiko Premiumで何処からも
Liner Notes
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ローラ・ニーロ / スマイル
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laura nyro_nested
ローラ・ニーロ / 愛の営み
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Tower Records

barry mmanilow 2
バリー・マニロウ / 哀しみのマンディ
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Tower Records

edgar winter group
エドガー・ウインター・グループ / ゼイ・オンリー・カム・アウト・アット・ナイト
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Tower Records

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エドガー・ウインター&ホワイト・トラッシュ / ロードワーク
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ブラッド・スウェット&ティアーズ / ミラー・イメージ
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ジャーニー / 宇宙への旅立ち
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ダン・ハフ / ウェン・ワーズ・アーント・イナフ
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ラッセル・ヒッチコック
/ テイク・タイム
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john paul young
ジョン・ポール・ヤング / ワン・フット・イン・フロント
<輸入盤国内流通仕様>
Tower Records

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